魔動少女ラジカルかがり SHOOTING -第八話Aパート- |
「お名前は?」
「あう……」
「出身は?」
「ぁ……」
「ご趣味は?」
「ぇぅー」
「好きなビットは?」
「あぃ……」
反応はない。
海中に落とされ回収されたフェイト・テスタロッサは、デバイスを取り上げられさらに魔法抑制拘束具をつけられて医務室の私の隣に収容された。
非殺傷設定と言えどやりすぎたら死ぬときは死ぬ。主な死因は魔力的なショック死だ。
危険性が全く無い大規模魔法なんて高度な技術はなのはさんにはまだ無理だろうし……。
検査の結果では、プレシア・テスタロッサとの魔力リンクの痕跡があり、ここから狂うに至った魔力を流され続けていたとのことだ。
今はリンクが切り離されていて治療を行うとのこと。
せっかくのお隣さんなのでコミュニケーションをとろうとしたのだが、心神喪失状態とのことで反応が無い。
「何も、伝わらなかった……」
ぎゅっと胸元をつかむ。
「何も、聞いてもらえなかった。フェイトちゃんに……」
なのはさんの真似をしてみるが、ツッコミを入れてくれる人は居ない。
傀儡兵との戦闘で負傷した武装局員の人たちも軽傷だったため、手当てを受けて事務処理に戻っていってしまった。
「ああー、もう暇ですー」
「テンションおかしいよカガリちゃん。動けるようになったんだから、歩いて少し頭冷やそっか」
あ、なのはさんが居ました。
――――――
テスト投稿二次創作SS 魔動少女ラジカルかがり SHOOTING
テスト内容:特になし
原作:魔法少女リリカルなのはアニメシリーズ
原作設定:日本製シューティングゲーム各種
ジャンル:原作無視
――――――
一面の海を照らす春の陽射しの中、((機動小型戦闘機|シップ))で飛翔を続ける。
海面すれすれで斑鳩・銀鶏のフィールドを展開する。
今回のミッションは、ユーノくんとペアでの海中任務だ。ユーノくんはネズミ形態で胸の専用ポーチに収められ、シップ単独で海中へと挑む。
このような少数での任務となったのも、発動したジュエルシードが海の底から発見されたためだ。
陽のあたらない水中ということで、陰の出力を担当する銀鶏が属性吸収フィールドを構築する。
今回は環境保護フィールド付き。
生身で空を翔る魔道師と違い、戦闘機乗りの私は魔力炉の永続魔力の恩恵で水中だろうがマグマの中だろうが宇宙空間だろうが飛ぶことができる。バクテリアンと宇宙戦争を行った世界の未来の戦闘機なのだ。この程度朝飯前というものだ。
フィールドを展開し終えると同時に、海の中へと潜っていく。
視界が別世界に切り替わる。青く染まった海の中は、空を翔るのとはまた違う趣がある。
鳥ではなく魚の影が見えるのも大きな違いだ。
海の中を照らす照明は銀鶏の赤黒い魔力光だが、バイザーを通して見ているので視界は明るく赤くも無い。
カメラアイを通した視界も全方位青だ。
このカメラアイの視界は全てアースラに中継されている。
『うわあ、すごいねカガリちゃん。あ、あれ、鮫! 鮫! 鮫!』
エイミィ執務官補佐が煩いです。
あと、こんなところに鮫なんてそうそういないのでは。
それよりも、問題は暴走したジュエルシードだ。
さほど深い海ではないので、すぐに海底へ着くだろう。
砂と岩で埋め尽くされた海底が見える。偵察魔法球の映像によると、暴走体は周囲の生物を見境無く攻撃し捕食しているらしい。
狩猟者相手ならば、不意打ちと強襲に気をつけなければ。
『ジュエルシードの反応近いね。方向そっちに転写するね』
バイザーに映る光点には動きが見られない。
あらかた狩りつくして獲物が新しく来るのを待っているのか。
良いだろう。海の生物に空の戦い方と言うのを見せてやろうか。
『EMERGENCY』
シップから未登録魔力警告が鳴り響く。
「こちらカガリ、暴走体との戦闘領域に到達。交戦開始します」
姿を見せたのは、赤と黒のまだら模様に彩られた一軒屋ほどの大きな魚。赤いブーメランを縦にしたような形で、体の至る所に管や肉芽が浮き出て蠢いている。
「うわあ、さすが海中。暴走体もグログロですねぇ」
エイとかいう魚がこんな姿だったろうか。いや、ここまでごつごつして色々浮き出た体ではないか。これではまるでバイドだ。
海とは別世界。ここはまだ浅い海だが、深海まで行くともはや人知を超えた世界が広がっている。
見ているだけでちょっとした嫌悪感が走る。
『病み上がりなんだから無理せずに守ることを優先して。危なくなったらすぐに増援を転送するわ』
ハラオウン提督がソフトな指示を送ってくる。
「水中転送って割と無茶ですよね……そうならないよう頑張ります」
さてユーノくん。行きましょうか。
機銃から魔力弾を発射すると同時に、赤い魚が緑のえらのような器官を開いて輪の形をした弾をこちらに向けて噴射してくる。
遅い。
音速で飛び交う空とは速度が違う。
難なく回避し、吸収フィールドに通過させることで魔力を蓄積する。
バイザーの計測では炸裂弾でもないようだし、攻撃に利用させてもらおう。
と、こちらを狙った高速弾が飛んできた。
機体を捻って避ける。
ユーノくんが叫び声を上げるが後で謝っておこう。しっかり防壁魔法を発動してくれたことも含めて。
少し調子に乗りすぎたか。
逃げ道を失わないように輪弾を((最小の動きで回避|ちょんざけ))し力を溜め、高速弾を大きくかわしていく。
当然、避けている最中も機銃はフル稼働だ。
一発一発はなのはさんたちの魔法ほどの威力はないが、撃ち落されない限り私は魔力弾を放ち続けることができる。
分厚い表皮を魔力弾で削っていく。
例えAAランク以上の魔力反応があろうが、魔力障壁がないのなら傷を負わせるなど容易い。
『((ENERGY MAX|エナジーマッ))』
銀鶏が蓄積最大量まで魔力を吸収したことを知らせてくる。
はい、いきますよー力の開放てりゃー。
黒い魔法の光線の束が弧を描いて敵影へ突き刺さる。
海を染めているのは弾けた肉片か命中した魔力光か。
体を大きく削り取ったが、まだ沈まない。
だが攻撃の手が緩んだ。
敵上方に位置を取り、魔力弾を一息にに撃ちこむ。
撃つ。
撃つ撃つ撃つ。
反撃の魔法射撃もフィールドに吸収させ、吸収した魔力を開放して表皮を削り傷口を抉る。
吹き飛んだ頭部の中に小さな輝きが見えた。ジュエルシードだ。
「ユーノくん、今です」
「うん、ジュエルシード、封印!」
ユーノくんの首にかかった腕輪型デバイスから封印魔法が一直線に伸びていく。
封印魔法は私のシップにも搭載されているが、封印魔法発動時の隙をつかれないためにもここはユーノくんに任せる。
ちなみにシップに封印魔法がついているのは、ロストロギアで滅びた世界事情が反映された私の世代の新機能である。
魔力反応がおさまり、ジュエルシードが真っ直ぐにこちらに飛んでくる。
胸の前で煌いた青い石が、腕輪の中に吸収された。
任務完了だ。
ジュエルシードから開放された巨大な魚は、腕輪への封印と同時に弾け飛んで大量の泡へと変わった。
避けきれないほどの泡に、機体が上へと押し流されていく。
まあ、魔力反応がなかったから無理に回避しなかったのだが。
しかし、この程度で押し流されるとはまだ水流制御が甘かったか。
ミッドへ帰還したときの課題がまた一つだ。
「そういえばこの世界にはセイレーンとかいう伝説がありましたね。どういうのなんでしょうなのはさん」
泡の流れに海面まで誘導されながら、通信に語りかける。
『え、え、し、知らない』
「余裕だなぁ……」
ユーノくんが呆れたように言ってくる。
「余裕ですよ。暴走体なんて初心者のなのはさんでも封印できていたんですから。今までの完全体制だって周囲に被害を出さないためですよ」
余裕を見せすぎてまた強襲されて怪我とかなら笑えるが、そのあたりの警戒はアースラが万全に行ってくれているようだ。
海中にはまだジュエルシードの反応があるので、少しは余裕を持たないと疲れてしまう。
毎回毎回必死と言うのも潰れてしまう危険がある。人手不足の地上本部では良く見た光景だ。
さて、アースラでは魔導師さんたちの海中出動準備が進められているのだろうか。
「なのはさん、アルフさん、ただいま戻りました。フェイトさんも」
「うん、おつかれさまー」
シップを預けパイロットスーツのまま向かった食堂で、お菓子を食べている三人に手をあげて挨拶をする。
フェイトさんは最近になってようやく軽い会話を交わせるようになった。
どのような精神魔法治療が行われたのかは知らないが、調子は良いようで何よりだ。
正気を取り戻したフェイトさんにまず行われたのは、事件の説明と人造魔導師計画の確認だ。
フェイトさん自身はプレシア・テスタロッサを実の母だと思っていたようだが、聴取の過程でそれはアリシア・テスタロッサの記憶を転写させられたものだと判明した。
死者の記憶を植え付けられた人造魔導師。
プレシア・テスタロッサのプロジェクトF.A.T.E.への参加は、娘の復活を望んでのことだったのだろうか。
作り物の命であることを知らされることでの心理的な影響が懸念されたが、「なっとくできた」とフェイトさん本人は落ち着いたものであった。
こちらがここまでの事情を話すに至ったのは、彼女から敵対心を削ぐためという理由が一つある。
プレシア・テスタロッサは何かがおかしいというのを自覚させるためだ。
フェイトさんはこの事件に関わったのを「かあさんに笑ってほしかった」と言った。
だから、その母が何らかの原因で狂っていることを知らせるために情報を与え、見返りにこちらも情報を得たのだ。
まあ、彼女が記憶を植え付けられた存在だとは思わなかったが。
では優しい母は記憶の中の存在で、興味を向けない母は人工物に向ける感情であり、プレシア・テスタロッサは前のフェイトさんのように狂ってはいなかったというと、どうもそれも違うようだ。
フェイトさんがフェイト・テスタロッサとしての自我を持っている時に、プレシア・テスタロッサは少しずつ変わっていったというのだ。
鍵は時の庭園。次元空間を漂うプレシア・テスタロッサの居城だ。
始めは辺境の世界にあったその居城が次元空間を飛び始めたのを契機に何かが狂い始めていった。
時の庭園の転送座標を聞き出したアースラクルー一同はは突入準備に入ったが、今回の海中のジュエルシードの活性化が起こった。
海中からは先ほど封印した一個を含めて計六つの反応があり、急遽封印を優先させるに至った。
完全発動で次元世界を吹き飛ばすロストロギアの暴走と、そのロストロギアを持つ狂った魔導師では、緊急性として前者が優先された。
プレシア・テスタロッサは何かの目的があってジュエルシードを集めており、闇に流れる可能性は低いと見てのことだ。
なお、海中の残りのジュエルシードは五、こちらの確保分が十二、温泉で奪われた一個と発見したもののフェイトさんに先行された三個の計四はプレシアの手に渡った。
合計は丁度二十一。どちらにしろこれが正念場だ。
フェイトさんはこのまま魔法拘束を受け監視人をつけて艦内で保護される。
反抗の意思は見られない。「かあさんを助けて」とまで言われたハラオウン提督はそれで一気に火がついた。
やっぱり子供好き。
今フェイトさんは魔力経路を戻し人型に変身したアルフさんに手を握られたまま、ぼうっとこちらを見ている。
口数が少ないのは、回復が完全でないせいか元々無口なのか。
私はアルフさんの握る手に自分の手のひらを乗せて語りかける。
「お仕事してきました。見ていてくれましたか?」
こくりと無言での応答が返ってくる。
今のフェイトさんは手を握って話すと、こちらの問いかけに話を返してくれやすくなる。
認識領域が云々と医務の人が言っていたのだが、アルフさんはそれを聞いてからというもの四六時中手を握りっぱなしだ。
百合百合しい。
「あと五つ回収し終えたら、お母さんを助けに行きます。安心して待っていてください」
「……庭園はくぐつへいがいっぱい」
「大丈夫、なのはさんは強いんですよ」
「ええっ、カガリちゃんじゃなくて私!?」
にこにことこちらを眺めていたなのはさんが、急に話を振られて慌てふためいた。
ユーノくんに餌を与えている場合ではありませんよ。
私も椅子を引いて座り、スーツに覆われた手をふきんで拭いて餌もといお菓子を口にする。
パイロットスーツを着たままなのは、急な出動にも対応できるようにするためだ。
デバイスは収納サイズのを大きくして終わり、服は魔法でバリアジャケットを作って終わりなミッド式の人たちがちょっと羨ましい。いや、このスーツにもシップにも十分な誇りは持っているのだけれど。
お菓子を食べてのんびりとした時間を過ごす。
昔はユーノくんと私だけだったこのお菓子タイムも、ずいぶんと人が増えたものだ。
アルフさんからあーんと促されてお菓子をほうばるフェイトさんが可愛いと思ったり。
なのはさんは素でも可愛いと思ったり。
ネズミのままお菓子を食べるユーノくんは可愛い以前におなか一杯食べられてうらやましいなぁと思ったり。
私たちを呼びに来たヤマトさんにこのハーレムを奪わせまいと威嚇したり。
「何用ですかヤマトさん。働いてください」
「日を追うごとに厳しくなってない!? いや、ジュエルシードの反応が移動しているから念のためにブリッジに来てくれ」
「通信で良いじゃないですか……」
「緊急じゃないんだからたまには歩いて運動するのもいいさ。エイミィさん解析に大忙しだし」
エイミィ執務官補佐は通信士じゃなくて情報担当の執務官補佐なのだが、まあ良いか。
なのはさんとユーノくんを連れて席を立つ。
「フェイトさん、アルフさん、とりあえずブリッジの共通映像開いて待っていてください」
さすがに捕縛した裁判前の魔導師を戦場に出すことは無いが、プレシア・テスタロッサへの情報転送は魔法拘束で出来ないので一般局員の閲覧できる現場映像程度なら見せることができる。
残りの回収が終わったらプレシア・テスタロッサへの強制捜査だ。
こちらの力を見せて信用してもらうのも良いだろう。
今の彼女達は、犯罪者であると共に情報提供者なのだ。
なのはさんがフェイトさんたちに手を振って別れ、食堂を後にする。
相も変わらずライトアップで煌びやかな廊下を連れ立って進んでいく。
「ちなみにジュエルシードの移動とはどのような?」
「ああ、寄生先が無いまま一箇所に集まるように移動している。今探索魔法を飛ばしているはずだ」
実はすごいまずい状況になりつつあるのでは。
一箇所にまとまって完全発動などしようものなら……。
『なのはちゃんたちー! ブリッジにだーっしゅ!』
エイミィ執務官補佐から緊急通信が入った。
あああ、やっぱりまずいことが起きている。
なのはさんを小脇に抱えて、足首の重力制御魔動機を発動して廊下を駆ける。
悲鳴があがるが無視だ。シップは先ほどブリッジに預けたばかりなので、まだ武装保管室に収容はされていないはずだ。
「ダライアス嘱託魔導師、高町協力員、スクライア協力員、ただいま到着致しました」
なのはさんを抱えたままブリッジ一同に敬礼をする。
急げと言われたので礼儀は二の次にしたが、幼さで笑って済まされるだろう。この辺りは何となく距離感が掴めたので計算ずくだ。
「ご苦労様。早速だけどモニターを確認して頂戴」
提督に促されるままにモニターを見る。
探索魔法の中継映像。海中になにやら巨大な魚影が見える。
「ジュエルシード五つが全部一匹の海中生物に取り付いたみたい。沈没船みたいなの? それとも融合しちゃって」
とエイミィ執務官補佐の解説。
ああ、何やら砲身らしきシルエットが見える。
沈没船と融合して砲身なんて、海上で戦争でもしていたのか。
「対象急浮上! このままでは二十秒後に海面へ出ます!」
通信士さんの叫びがブリッジへ響き渡る。
あの人は新人さんだったか。叫ぶと焦りが周りへ伝播するのであまりよろしくない。
つられてハラオウン提督の声量も上がる。
「艦の魔力を結界にまわして! 広域封時結界、浮上前に急いで!」
モニターの数値では、この魚影は相当な大きさだ。例えるなら、なのはさんの通っている学校の校舎ほどだろうか。
アースラにも匹敵する巨大さだ。
封時結界が構築されると同時、海面からでかぶつが姿を現した。
水中の映像でおぼろげだったその姿がはっきりと映し出される。
それは、鋼に身を固めたただただ巨大なクジラ。
魚などではなかった。海に鎮座する高度な知性を持つ動物だ。
紫色の金属に身を固めた直線と曲線の織り交ざった輪郭。
頭部には、無数の砲台。
尾やヒレにも砲身と見られる機械が見て取れる。
その巨大で畏怖を撒き散らす姿を見て、ある存在に思い当たった。
「偉大なる者……」
「え、なに、あれに何か心当たりあるのカガリちゃん」
「いえ、私の世界の神話に登場する神獣に似ていただけです。鋼に守られた巨大な空飛ぶクジラ、GREAT THINGというものなんですが」
この世界にもクジラが居ることは知っていた。だが、まさかジュエルシードによって神話の再現が見られるだなんて。
銀の名を持つ始まりの戦闘機が、神々を打ち倒し空から星へ降り立ったという((ダライアスの創生神話|Genesis of DARIUS))。もちろんジュエルシードとは関わりはないのだろうけど……。
「なるほど。……では、暴走体呼称をG.T.と命名します」
エイミィ執務官との私語を拾った提督がこちらに向き直る。
「武装隊はCチームとDチーム出動、主力隊からはクロノ執務官、なのはさん、カガリちゃん」
執務官、なのはさん、そして私と視線を巡らせた提督は、最後にじっと私の顔を見てきた。
「……連戦になるけど行けるわね?」
「問題ありませんが、ヤマトさんではなく執務官の出動ですか?」
「私を除いた艦内最大火力はクロノじゃなくてヤマト執務官補佐なのよね。テスタロッサ側に傀儡兵が居ると解っている以上、技術力より火力を温存しておきたいの」
「そうでしたね。あのトリガーハッピーは無人機相手が相応しいでしょう」
一人二人の人員のやりくりで頭を悩ませないといけないなんて、高ランク魔導師の運用は面倒そうだ。
ただの兵器ならばメンテナンスでどうにかなるが、相手は人間だ。疲労もするし使いすぎると過労で倒れる。
「まあ、どうにかしてみせますよ。神話でだって、偉大なる者は人の祖先の乗る戦闘機に撃墜されたんですから」
シップを受け取り、転送室へ駆けていく。
何も問題はない。なのはさんたちという仲間と、銀の文字を受け継いだ銀鶏がこちらにはあるのだから。
――――――
あとがき:水中面のボス候補がサンダーフォースIIIとレイクライシスとR-TYPEIIとドラえもんしか思い浮かばなかったです……。
用語解説
■マグマの中だろうが
バリアジャケットは400度で溶けるとかそんなぶっ飛んだ話を耳にしました。溶岩の温度は800〜1300度だそうです。
ちなみに蝋燭の火の温度は1400度。質量兵器を必死で規制したのも頷けます。
SHOOTING TIPS
■セイレーンとかいう伝説
サンダーフォースIIIよりSTAGE SEIREN。水中ステージは横シューティングの独壇場。
海の底から沸く気泡で機体が上へ流されます。
■G.T.
ダライアスシリーズを象徴するラスボスの一体、GREAT THING。訳は作品ごとに違い、「でかぶつ」や「偉大なる者」など。
Gダライアスのそれはその大きさに驚愕します。ラスボス曲ADAMと相まって偉大なる者としての姿を見せてくれます。
説明 | ||
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