秘密結社・きのこ研究所 #1 報告会だよ! きのこ研究所(前編)
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秘密結社・きのこ研究所

第1話「報告会だよ! きのこ研究所(前編)」の巻

 

(きのこ研究所 所長室内)

リン:は〜〜〜ぁ(ふぅ)

ミク:どうしたんですか ミクミク

リン:え?、ああ、今日ね、本部への定例報告会なのよ・・・

レン:報告することなら ちゃんとあるんだよーん!

リン:WRYYYYN!!

ミク:所長、あっちの方になってますよ ミクミク

リン:WR・・・・・あ、ごめん。って!、こんな報告、できるわけないでしょ!

レン:でも、ケンキューならまじめにやったよーん

リン:・・・・ミクさん、これ読み上げてみて

ミク:ミクミク。実験名「毒キノコの安全な食用への転用」

レン:素晴らしい目的だよーん、お金の無駄遣いしているどっかも見習って欲しいんだよーん

ミク:続き読みます。サンプルとしてベニテングダケを使用。水酸化ナトリウム水溶液に溶解後、ベンゼンを加えて抽出。ベンゼン溶液に成分のみ移動させ、エヴァポレーターにかけてベンゼンを除去し、成分のみ分離。精製後、アルコール溶液中でグルコサミンと反応させ、分離成分のα位にアミノ基を付与し、低温で結晶化させ、濾過により分離。解毒及び食用化が期待される成分Xをベニテングダケに注射器で注入。色が虹色に変化。新種を作る事に成功。これを所内では”サイキョーベニテングダケ”と命名。

レン:なんかホントの実験みたいでかっこいいんだよーん! 立派な研究だよーん!

リン:・・・問題はその後よ

ミク:結果です。被験者として隊員数名に食して貰う。”旨い! イー!”と5回連呼していたが、突然顔が虹色に変化し、次にネオンサインのように色が変わっていき、1分後に全員倒れたので、医務室に運搬する。保健医”プリマ医師”の見解では、旨味は100倍に引き出されたが、元のベニテングダケの毒威力も100倍になったため、あと1分遅かったら・・・・・

 

リン:・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レン:・・・・・・にょれーん・・・・・・・

 

ミク:・・・・・続き・・・読みます?

リン:・・・もう、いいわ。こんなの報告できると思う?。あの隊員全員、本部の病院行きになったのよ・・・

レン:で、でも、その部分は黙っていればいいとおもうんだよーん いんぺいは どこでもやっているんだよーん

リン:残念ながら、プリマ医師から本部へ既に症状が報告済みなのよ、入院手続きで書類が必要だから。

ミク:でも、上層部には伝わっていないのでは ミクミク

リン:残念でした。最悪な事に、マフラー総帥・・・じゃなかったKAITO社長の耳にも既に入っちゃったのよ。なんか病院で行う隊員の改造手術・・・・じゃなかったオペにも立ち会ったとかって話・・・・

レン:でも あの、秘密結社・マシュルムン・・・・じゃなかった、きのこ研究所内最強の、あの方の耳には入っていないと思うんだよーん 誰も怖くて報告できないと思うんだよーん

 

リン:アルコル大帝・・・・・じゃなかった、MEIKO会長でしょ・・・・・あの方が”知らなかった”って事、これまでにあった?。噂だけになるけど、密偵のコードネーム「エッグ・プラント」ってのがいて、既にそこを通じて情報がリークされていたんだって。隠蔽防止対策とはいえ、会長ながら、恐ろしい方だわ・・・・・

 

(ガチャ)ドアが開く

 

がくぽチーフ:リン所長、お時間です。ロードローラーの方へ

リン:ありがとう、今日の報告会宜しくね!

がくぽチーフ:こちらこそ宜しくお願いします

リン:はぁ、じゃぁお二人、本部へ行って来るから。無事に帰れたら、みかんジュースで乾杯しましょうね

レン:ぼく バナナジュースがいいよーん

ミク:あたし、ネギジュース ミクミク

リン:あー、なんでもおごるわよ、じゃ。

 

リン、がくぽチーフと一緒に本部へ向かう

 

(所内廊下)

レン:・・・報告会とは名ばかりで、これじゃあ、「ダメ出し会」だと思うんだよーん

ミク:・・・レン君、リン所長いたら「無駄無駄無駄攻撃」喰らうわよ ミクミク・・・・・

 

(低いミクの声) リン所長の運命やいかに! 次回「報告会だよ! きのこ研究所(後編)」へ続く!!

 

***

 

CAST

 

リン所長:鏡音リン

レン副所長:鏡音レン

ミク副所長(兼ナレーター(低いミクの声)):初音ミク

がくぽチーフ(兼お付き):神威がくぽ

プリマ医師:PRIMA

 

社用車:ロードローラー

 

KAITO社長(マフラー総帥):KAITO

MEIKO会長(アルコル大帝):MEIKO

 

密偵・コードネーム「エッグ・プラント」:???

隊員:エキストラの皆さん

説明
ボーカロイド小説シリーズ第1作目の”秘密結社・きのこ研究所シリーズ”の第1話です。ボカロ達がスタッフのおかしな研究所を中心に、おかしな日常が展開します。
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Vocaloid ボカロ小説 鏡音リン 初音ミク 鏡音レン KAITO MEIKO 神威がくぽ PRIMA 

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