魔動少女ラジカルかがり A.C.E. -第三話-
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「かつてこういう時代と俺達が存在した」

SINCE××××

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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テスト投稿二次創作SS 魔動少女ラジカルかがり A.C.E.

第三話『Rのシュウケツ』

 

原作:アインハンダー

原作世界:魔法少女リリカルなのはアニメシリーズ

原作設定:日本製シューティングゲーム各種

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 リハビリセンターに行ったらはやてさんが居た。

 

「は?」

 

 ダライアスの幼児歩行訓練器ケッタマシィーンに乗りながら歩行コースをゆっくりと歩いていた。

 歩行器は例の技術交流で提供されたリハビリ器具だろう。

 確かにあの何もしなくても勝手に脚を動かしてくれる歩行訓練器なら、何年も脚を動かしてこなかったはやてさんでも歩く練習が出来るだろう。

 

 呆、とその様子を眺めていた私に、一周を終えたはやてさんがこちらに気づいた。

 

「あ、カガリちゃん。久しぶりやなぁ。後でお見舞い行こ思うてたんやけど」

 

「…………」

 

「どないしたん? あれ、まさかあたしのこと覚えてへんの?」

 

「……八神はやて」

 

「そうや」

 

「第97管理外世界出身。現地年齢九歳。管理世界共通暦での年齢も同様。古代ベルカ式魔導師。使用デバイスは夜天の魔導書」

 

「そや。……というかそこまで確認しなきゃあたしと確信できへんの?」

 

「……通信機持ってますか」

 

「あ、うん。管理局の人に渡されたんが」

 

「お借りします」

 

 はやてさんから手のひらサイズの携帯用通信機を受け取る。

 自分の端末ではないので番号短縮は使えない。

 ここ数日になってようやく調子の戻ってきた魔力炉から魔力を搾り出し、記憶野のチップを起動させて番号を検索する。

 

 まだ新しく汚れもない通信機のパネルを押し、通信を開始する。

 空間投射ウィンドウが開き、画面にコール中の文字。三コールで繋がった。

 

『ゲイズです。何か問題でもありましたか?』

 

「姉さん姉さん、私です。カガリです」

 

 ウィンドウに映像が映る前に会話を切り出してきた相手に対し、正しを入れる。

 通信相手はオーリス姉さん。地上本部の士官用の青い制服を着ている。この時間なら本部でお仕事の途中だろう。

 

『ああ、カガリか。医療センターで八神に会ったのか』

 

「そうそうそれです。なんでこんな場所ではやてさんと会うのか聞きたかったんですよ」

 

『麻痺が治っているので最新の医療が受けられる医療センターでリハビリ。何も問題はない』

 

 仕事中とあってか、切り捨てるような口調で話を打ち切ろうとする。

 だが、私が聞きたいのはこれではない。

 

「そうではなくてですね、何故はやてさんがクラナガンに居るかということをですね」

 

『カガリが自分で言ったんだろう。ミッドに住まないかって』

 

「ギル・グレアムに押し付けられた分の罪くらいは軽くなると良いなー、程度の偽善の言葉でしたよあれ。はやてさん達ハラオウン派に絶対マークされているのに陸が取れるはずが……」

 

 いや、だってだ。バグを取り除かれた古代ベルカの爵位級ロストロギアデバイス使い。そしてそのロストロギアから生み出される古代ベルカの騎士兵器達。

 即保護観察を受けアースラに乗り込んだフェイトさんのように、あの何気に計算高いハラオウン提督は獲得に乗り出すはずなのだ。

 実際、ジュエルシード回収事件でのアリシア・クローンは、保護に地上と本局両方が手を上げたというのに本局のほうがずっと獲得数が多い。

 

 第97管理外世界から帰ってから知ったのだが、ハラオウン提督の派閥は本局でもそこそこの影響力を持つ一派だったらしい。

 元々は十年前の闇の書事件で亡くなったハラオウン提督の夫がその派閥を率いていて、ハラオウン提督がその支持母体を引き継いだ。

 十一歳で執務官の資格を得た才児のクロノくんも跡継ぎとしていて、今後も続いていくであろう派閥だ。

 何より、ジュエルシード回収に今回の闇の書事件と立て続けに第一級ロストロギア事件を解決した実績がある。

 

 そんなハラオウン派が今回の闇の書事件を終えてどう動くかと言えば、かつての代表を殺した闇の書の新しい主に対しより重い罪を被せるか、強力な魔導師人材として取り込むかだ。

 ギル・グレアムなどは前者に走ったようだが、あの子供に甘いハラオウン提督ならば絶対に後者を選ぶはずなのだ。

 なのはさんこそ管理外世界ということでスカウトには成功しなかったが、法廷という名のまな板の上にのった魚のはやてさんならば、海が横から泥棒猫のように人材をさらっていくのは不可能ではない。

 

『ああ、それだけれど……お父さんが本気になった』

 

「うわあボス猫登場」

 

『猫?』

 

 つい脳内映像が口に出てしまった。

 気にしないでと話を次へと促した。

 

『グレアム派の後ろ盾がないハラオウンなど敵ではないわーってすごい良い笑顔で。逃げたグレアム元提督への追及で、八神達の獲得だけではなくグレアム派の事実上の解体までいった』

 

「うわー……」

 

 派閥間抗争は嘱託である私の専門外だが、何と言うかすごいことになっている。

 ここまで海に大勝利なレジアスおじさんは初めて見たかもしれない。

 

『去年の公開意見陳述会は企業テロのおかげで本局を突っつかなくても兵力増強がすんなり通ってね。溜め込んでいた黒い武器を存分に振るわせて貰った』

 

「その口ぶりですと、追及にオーリス姉さんも一枚咬んでいるようにしか聞こえませんが」

 

『……ほら、カガリに頼まれたから姉さんとして頑張らないと』

 

 嘘だ。絶対に親子一緒に楽しんでやってる。

 というかこんなことを互いに繰り返しているから、いつまで経っても海と陸の溝は埋まらないのではないか。

 

「はあ、まあそんな貴重な武器をこのタイミングで使ったということは、そんなに八神さん達の獲得に乗り気だったんですかねレジアスおじさん。中解同戦に投入と見ても素人の子供と古臭い騎士はしばらく教育が必要だと思いますけど」

 

『いや、それもあるがあまり重要ではないな』

 

 何だろう。そんなにこのタイミングでグレアム派を潰すのが重要だったのだろうか。

 ギル・グレアムの行動は海でも覚えが悪いだろうし、放っておいても派閥は縮小していったと思うのだけれど。

 

 だが。

 

『古代ベルカの夜天の王のデバイス、それが一番欲しかったみたいだ』

 

 姉さんの言葉は海には関係しそうもないものだった。

 

「ロストロギアが? 高位魔導師五人よりも価値ありますかね。確かに魔法蒐集は特異な機能ですが」

 

『いや、機能はどうでもよくて、剣十字を携えた古代ベルカのデバイスという歴史的価値にお父さんは注目していたよ。聖王教会との政治材料に使えると』

 

「……レジアスおじさん、教会嫌いではなかったんですか?

 

 ときどき「狂信者どもめ」などと毒づいているのを見ることがある。近代ベルカ式の魔導師さんは聖王教徒であることが多いので、大っぴらには言っていないが。

 ただでさえレジアスおじさんは文官、技術官を魔導師と同等に扱うせいで、魔導師さん達に「魔導師嫌い」などと揶揄されているのに。

 

 時空管理局は魔導師主義の巣窟なのだ。特に本局は魔導師を優遇しないと、士官として大成できない程だと聞く。

 世間では魔導師など才能がないとなれない物騒な専門職程度の認識だというのに。

 

『嫌いなのはミッドに自治領を持ちながら陸を見ずに本局とべったりなあり方。こちらを見ないなら餌で釣ればいい』

 

「それはなんとも……遺失魔法を使ったグレートな大作戦で」

 

 現実主義なこの親子っぽい言い様だ。私も似たようなものだが。

 

『嫌いな相手でも、古参の管理世界での教会の影響力は無視できないものだ。味方につけるに越したことはない』

 

「たかが三、四百年程度前の古本一冊がそんなに使えますかね」

 

『使える。その数百年程度昔が古代と言わてしまうほど、ベルカは何もかも失っているんだ、カガリ達みたいに』

 

 なるほど。確かに聖王教会の立場を私の一族に当てはめると解りやすい。

 出身世界が滅び、当時の高度文明は喪失。本星に行けば文明の残骸を発掘できる私たちと違って、古代ベルカの遺失物は次元世界中に散逸してしまっているため、一つ一つのロストロギアが貴重なのだろう。

 

『だから最近は教会との応対もいくつか……そうだ仕事中だった。もう切って良いか?』

 

 しまった、とオーリス姉さんは眉を寄せた。

 ちょっと確認だけしようと思ったらつい長話になってしまったようだ。

 

「あ、はい。すいませんお仕事中に」

 

『まあ八神の端末からだから他には言い訳はできるか。では失礼するよ』

 

 ウィンドウが閉じる。端末のパネルに保護カバーを掛けながら後ろに振り向く。

 少し離れたところではやてさんが待っていた。

 

 他人の通信を勝手に覗かないとはしつけの行き届いた娘さんだ。

 むしろこんな場所でオープンウィンドウ通信する私のほうがなってない。

 

「はい、ありがとうございました」

 

「誰かと電話? あ、知られとうないなら履歴消しとくよ」

 

「大丈夫です。オーリス姉さんとちょっと。てっきりはやてさんがアースラ所属になるものと思っていたので驚いて」

 

「管理局に入る言うたら学校通わせてくれる言うてくれてなぁ。午前は幼年訓練校? そこで勉強して午後は局でお仕事や。ほら、学校通っていたら船乗れないやん」

 

「あー、いや、まあ時空航行部隊のアースラと地上部隊の違いという意味で言ったんですけれど、そこまではまだ知らないですか……」

 

 陸とか海とか空とか、そのあたりの力関係を理解するのには私も少し時間がかかった。

 皆一丸となって復興を目指すダライアス出身の私には難しくもあったが、複数世界をまたぐほどの巨大な組織なら分化してしまうのも仕方がないのだろう。

 

「船で行ったり来たりする所とあたしの働く所は違うっちゅうことかな?」

 

「全然別の場所、と思っていただければ」

 

「そうかー。アースラの人たちにも恩返ししときたかったんやけどな」

 

 やっぱり良い娘さんだ。

 派閥だの教会だの話していた先ほどまでの自分が恥ずかしくなりそうなくらい。

 

「アースラですか。懐かしいですね。ヤマトさんやクロノさんは元気でしたか?」

 

「元気すぎてあたしが治る前にシグナム達と一戦やらかしてしまったみたいやな。カガリちゃんのお見舞い行く言うたら怪我心配しておったよ」

 

「心配だけでお見舞いに来てくれないのは、お仕事忙しいのか薄情になったのかどちらなんでしょうね。ヤマトさんはあれでも学生時代からの戦友なんですが」

 

 はやてさんがお見舞いに来てくれて、もしかしたらアースラの人も誰か来てくれるのでは無いかと密かに期待していた。ちょっと寂しい。

 

「ヤマトさんかぁ。あの人かっこええよなぁ」

 

「はあ!?」

 

 今なんて言いましたかこの子は。

 

「イケメンさんやし、優しいし、ああ、また頭なでなでして貰いたいなあ」

 

 九歳の小児に何をしているんだろうかあの人は。

 誰彼かまわず魅了するハーレム体質に関してはもうどうでも良いが、もう十も中頃だというのにこんな小さな子までフェロモンをばら撒くなんて。

 当の本人は鈍感というよりは意図的に楽しんでいるのでは、というくらいに誰に手を出さずに踏み込まないし。

 こんな良い娘が何でこんなことに……。

 

「なのはちゃんたちは、良い人だけどそんなにかっこいいかなーとか言って同意してくれへんのやけど」

 

 彼は容姿の特異さを除くと性格は優柔不断な優男だから、外見を格好良いというはやてさんの意見も、良い人だけどちょっとというなのはさんたちの意見も理解できる。

 容姿につられてなのか誘蛾灯に集まる虫のようにふらふらと集まってくる女性達はちょっと理解の外だが。

 やっぱりフェロモンなのか。そうだとしたら人間じゃない私がちっともときめかないのが納得できる。

 

「でも顔合わせるとつい殴りつけたくなるんや。これ流行のツンデレっちゅうやつかな?」

 

「……ツンデレというか様式美ですね」

 

 そういえばヤマトさんは、不意の事故やうっかり発言や嫉妬でよくよく集まっている女性陣に殴り倒されていた。何故か。

 男性陣はそれを見てスカッとするなどと言っていたが、実のところあの人は性別関係なしに人に好かれるので、心の底から憎いと思っていた人は居ないだろう。

 カリスマか。だとしたら、手をかざし笑みを振りまくだけで人が付いてくるのは指導者としての資質なのだろうか。

 あの目立つ見た目での演説は、さぞや映像映えするだろう。

 

「まあはやてさんは地上部隊所属になったようなので、しばらくは彼らに会えないのではないでしょうか」

 

「そうかー、残念やなあ」

 

 と、ちょっと本気で落ち込み始めた。話題を変えよう。

 

「シグナムさん達はどうなりました? さすがに同じ幼年訓練校というわけにはいかないでしょうが」

 

「あー、四人は各地にばらばらになってそこで訓練受けるらしいで。同じ世界なので会うのは楽らしいけどな。リインは本部言うところで何が出来るかずっと検査受けとる」

 

「そうですか。まあ流石に田舎に配属は無いと思うので、都市部なら転送で簡単に合流できますね」

 

 一人二人程度の転送ならば、本局より劣る地上の設備でも十分利用が可能だ。

 局員なら予約すれば私的に利用するのも許される。

 

 リインフォースさんは、例の聖王教会の件での調査だろうか。

 はやてさんも夜天の魔導書を持っていないようなので、デバイス実験も行われているのかもしれない。

 スクライアの人達が無限書庫から発掘したという夜天の魔導書の情報は、陸まで伝わっているのだろうか。

 

「なあ、地上部隊ってどんな組織なん?」

 

「ええとミッドチルダの地上部隊というピンポイントに絞るとですね、ミッドチルダ、今いるこの世界ですね。そこ全体の警察権と防衛を任された巨大な組織です。時空管理局地上部隊、と言ったら各世界にある地上部隊の総称になりますけどね」

 

「世界かー、いまいちどんくらいなんか実感わかへんな。小説とかで良く異世界とか出てきたけど」

 

「そうですね……ミッドチルダは地球と同規模程度って言えば解りやすいでしょうか。

 

「広っ!? めっちゃでかい組織やん!」

 

 管理外世界の小さな島国出身としての反応はなるほど、こういう風になるか。

 

「はやてさん達の所属することになったミッドチルダだけに絞ると、広大な多次元世界の観点ではごく小さな範囲のお話なんですよ」

 だからこそ、世界の一つや二つ滅んだところで、ミッドに住む人々はさほど関心を示さない。

 ダライアスの文明復興にはミッド圏の文明の後押しが必要不可欠なので、知名度向上は割りと重要なファクターだ。

 

「ミッドチルダは中心世界ということで、ここの地上本部が全ての世界の地上部隊の統括本部になっていますね」

 

 中心世界と言うだけあって、いろんな人が集まりいろんな犯罪も起きるわけで、多世界捜査が可能な時空管理局が統括本部などという形で地上本部を置いているわけだ。

 だけどそれは時空管理局全体から見た視点でのお話。ミッド住人から見ると、地上本部は身近な正義の味方だ。

 

「地に足が付いている分お仕事の仕方はアースラの人達と違います。そうですね、日本風に言うと、アースラなどの次元航行部隊は道路を巡回するパトカー、私たちは地域に密着した派出所に常駐するお巡りさんといったところでしょうか」

 

「なるほどなー」

 

 言いながら、歩行コースを歩く。

 魔力炉から少しずつ魔力が下半身へと流れていくのをイメージして足を前へと動かす。

 まだシップに乗れるほどの回復はしていないが、日常生活を送る分には問題はないだろう。

 そろそろ魔動機械の開発を再開したいものだが、病室に開発キットを持ち込むわけにも行かないので、今出来るのはリハビリを頑張って早く退院することだ。

 骨折は元々の再生能力のおかげで魔力無しでもすぐに治り、担当医の人が驚いていたが魔力炉はそうもいかない。

 

 はやてさんは歩行訓練器にしがみつきながら一歩一歩確かめながら歩いている。

 ずっと脚が麻痺していたというから、歩行訓練器があっても歩けるというのは嬉しいのだろう。満面の笑みを浮かべている。

 実はこの歩行訓練器、元を辿ると自転車が起源だったりする。はやてさんの脚が回復したら、二人でサイクリングに行くというのも良いな。

 

 と、そのような話をはやてさんとしていると、コースの外でお婆さんがこちらを見ていた。

 目があうと会釈をしてきた。こちらも礼を返す。

 歩行のリハビリに来たお年寄りだろうか。

 

「カガリ・ダライアスさんかしら?」

 

「はい、そうですけど……ええと、あれ?」

 

 場所を譲ろうかと近づくと、名前を訊ねられた。

 すごい見覚えのある顔だ。どこかで会ったことあるだろうか。

 ぱっと出てこないのでチップ検索してみよう。

 

「……もしかして、ミゼット・クローベル統幕議長でありますか?」

 

「ええ、ええそうよ。貴女とははじめましてになるね、魔動少女さん」

 

「カガリちゃん、お知り合い?」

 

 私の後ろからはやてさんが訊ねてきた。

 はやてさんは当然知らないだろうが、この人はお知り合いどころではない。

 

「時空管理局の伝説の三提督のお一人です。簡単に言うとすごい立派で偉いお方です」

 

「あらあらいやだね。カガリさんは局員じゃないんだからそんなにかしこまらなくてもいいんだよ」

 

「いえ、私はダライアスでありますので」

 

「気軽にお婆ちゃんとでも呼んでくれると私は嬉しいね」

 

 とんでもない人に出会ってしまった。

 本来なら私のような一族の下っ端が気軽に会話を交わしていいような御方ではないのだ。

 

「ですが……いえ、そうですね。そうします」

 

「ふふふ」

 

 優しい笑みだ。歴戦の魔導師であり凄腕の提督とは思えない柔らかい物腰だ。

 

「闇の書事件が解決したって言うから目を通したら、ダライアスの子が大怪我したって言うから、ミッドに来る用事でっちあげて様子を見に来たんだよ」

 

 闇の書事件と聞いて、後ろのはやてさんがびくりと震えたのが解った。

 でも大丈夫。この人の目はずっと優しいままだ。

 

「ご存知のとおり、私たち一族は頑丈なもので。後遺症も無く退院できそうです」

 

「そうなのよねぇ。もう六十三年も前になるのかしら。怪我人に回せる医療魔導師も少なくて、機械治療に頼ったのだけれど、皆少ししたら傷も治っていてびっくりしたものだよ」

 

 ミゼット・クロベール提督は、時空管理局草創期の新暦二年、当時管理外世界であったダライアス星へ初の大規模災害事件として駆けつけた艦隊の指揮官だった。

 彼女が人類が滅亡した惑星圏の中、人工移民衛星グラディウスを見つけ出し住民を救出していなければ、今のダライアス一族は存在し得なかった。そんな偉人だ。

 

「あのときの方達の子供が、管理局のお手伝いをしてくれているなんて、感慨深いものだねぇ」

 

「当時の方達はまだ半分近くぴんぴんしてますよ。何せ、寿命が長いものでして」

 

「私はすっかりお婆ちゃんだよ。昔は美人だったんだよこれでも」

 

 今でも美人さんな歳のとり方をしているミゼットお婆さんが言った。

 もう八十歳を超えているだろうに二十は若く見えるのは、種族的なものではなく魔導師としての力量からくるものだろう。

 

 背筋もすっと伸びていて、リハビリセンターにはまだまだお世話になりそうにないように見えた。

 

「カガリさんは戦闘機の復元もやっているんだったね。思い出すねぇ、石のような物体を倒すんだと飛んでいったシルバーガン。どうしてあのとき止められなかったんだと今でも悔やむよ」

 

「……いえ、それでいいんですよ。私たちは自分たちの手で石のような物体との因果を打ち砕けたんです。例え相打ちでも、彼らは私たちの最後の英雄機です」

 

 人類最後の戦闘機、シルバーガン。

 斑鳩、銀鶏に打ち砕かれたはずの石のような物体に決着を付けた最後の英雄機。

 私が時の庭園で戦ったようなちっぽけな一欠けらとは違う、本物を相手に打ち勝った英雄だ。

 

「それに、シルバーガンを再現することが私の夢ですから」

 

「ふふ、素敵ね。ダライアスの人達は過去を見ているようでしっかり自分達の未来を見ている」

 

 にっこりと微笑むと、ふわりと私の頭を撫でてくれた。

 不快さは全く無い。

 この手でいったいどれだけの人々を救ってきたのだろう。

 

「そちらの子は、八神はやてさんかしら」

 

「は、はい!」

 

 急に名前を呼ばれてはやてさんがあわてて返事をする。

 そっと肩を押して前へ押し出してあげるが、微妙な緊張が伝わってきた。

 お偉いさんと聞いて緊張してしまっているのだろう。

 

「あらあらこちらもかわいいねえ」

 

「あやや、いやそれほどでもないですよ」

 

 そんな緊張も、ミゼットお婆さんが肩を数回優しく叩くとへにゃりと砕けた。

 何だろう。すごい居て安心する人だ。私たちのような子供に相対するのもすごい慣れている感じがする。

 子供好きのハラオウン提督の究極進化系とでも言うのだろうか。

 

「足のリハビリかい。ごめんねえ、私も昔闇の書事件に当たったことがあるけれど……そのとき解決してあげれば辛い目に合わせなくても済んだのにねえ」

 

 節目がちにミゼットお婆さんが言った。

 なるほど、闇の書の暴走、転生は大昔から繰り返されてきた事件だ。

 次元の海を渡り幾多の人々を救ってきたこの人なら、関わったことがあっても不思議ではない。

 

「ああ、えっと、私はこれでええんですよ」

 

 突然の謝罪に、はやてさんは慌てて言葉を返した。

 

「えと、その、こんなこと言うたら被害者の人達にすごい失礼やと思うんですけど、あたし、ずっと一人ぼっちだったのに夜天の書の主になれたおかげで家族が増えて、良かったと思うてます」

 

「そうかい……ふふ、守護騎士の子達とも戦ったことがあるけど、貴女なら幸せにしてくれそうだね」

 

 私にしたように、そっとはやてさんの頭を撫でた。

 と、そこで横から管理局の制服に身を包んだ男性が現れた。

 

「議長、お時間です」

 

 護衛か秘書の人か。

 周りに溶け込んでいて気が付かなかった。護衛者として一流の人なんだろう。

 

「あら、もう時間かい。やだねえ年寄りをこき使って。そうだカガリさん、例の展覧会はもうやってるの?」

 

「あ、はい。この時期は南東区画レールウェイを降りてすぐの百貨店のはずです」

 

「そう。こちらでの仕事が終わったら寄らせてもらうね」

 

 そう言って男性を連れてミゼットお婆さんは去っていった。

 横でははやてさんがずっと手を振っている。

 たった数分のことだが、すごい人と会話をしてしまった。

 

 ミゼットお婆さんの姿が見えなくなると、はやてさんは手を下ろしてゆっくりとこちらに振り返った。

 

「ええおばあちゃんやったなあ」

 

「そうですね」

 

 ヤマトさんのときとは違い、全面的に賛成する。

 英雄と聞いて勝手に厳格そうな人を想像していたのだが、何と言うか、すごい良いお婆さんだった。

 

「何かよう解らんけど、カガリちゃん六十年前がどうとかすごい話しておったね」

 

「そうですね。はやてさんは古代ベルカを知っていますよね」

 

「ああ、夜天の書生まれた古代文明やろ。滅びてて今のミッドチルダの文明とは違ういうくらいしか知らへんけど」

 

 まだ幼年校に通い始めたばかりなら、歴史はまだ詳しくないか。

 シグナムさん達はバグのせいで過去の記憶が曖昧というから、当時のことも聞いていないのかもしれない。

 

「古代ベルカは次元震で世界ごと崩壊した文明でして。私の一族も、古代ベルカのように六十年前に滅んだ世界の出身なんですよ」

 

「ああ、なるほどなあ。……世界って地球一個分の大きさなんやったか。スケール大きいなあ」

 

 この一年でその地球は二度崩壊の危機があったのだが……その一度は闇の書によるものなので言わないでおく。

 

 時空管理局に居たら感覚が薄れてしまうが、本来一つの世界というのは広大なものだということをはやてさんと話をしていたら実感させられてしまう。

 今は一万にも満たないダライアスの人たちだが、かつては億を越える数の人々があの星に生きていた。

 

「……世界一つ一つに、それぞれの歴史がありますからね」

 

「すごいなあ。小説の世界やわ」

 

 のほほんと柔らかな表情ではやてさんが言った

 発展期の科学文明から一転、魔法文明の最先端の地へ。見るもの何もが新鮮だろう。

 ああ、そうだ。

 

「はやてさん、明後日の休日、お暇ですか?」

 

「明後日? ああ、まだヴィータ達もこっちこれんやろうし、暇やで」

 

「それなら……ちょうど私の世界の歴史を展示している展覧会をやっているんです。行ってみませんか?」

 

「あ、良いなあそれ。脚がこんなんやったからそういうの行ったことないんよ」

 

 怪我をする直前まで私も準備を手伝っていた展示会が、私が入院している間に始まっていた。

 まだ入院中だが、今の調子だと外出許可も貰えるだろう。

 

 こうして久しぶりに友達との外出をすることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 展覧会に行ったらユーノくんが居た。

 

「お見舞いに来てくれない薄情者一名発見!」

 

「ええええええいきなりなに!?」

 

 首都クラナガンの南東地区中心駅を降りて目の前の百貨店。

 その中のワンフロアを借りて開催されている展覧会の入り口に、ユーノくんが居た。

 この展覧会はダライアスとスクライアの共同出展だ。スクライアは考古学の分野で有名なので、よくこのような展覧会を開いて活動資金を得ているらしい。

 子供用スーツを着たユーノくんの胸には、案内員と書かれたネームプレートが付けられている。なんとも可愛らしい案内員さんだ。

 

「すぐ近くの医療センターに入院しているというのに、お見舞いにも来てくれないんですか。闇の書事件に関わったなら私が大怪我したのも知っているでしょうに……」

 

「え、あ、なるほど。そういうことね」

 

「そういうことね、じゃないですよ。ちょっとショックじゃないですか」

 

「いや、だって、第6で襲われたから、自治区で治療していると思って。お見舞いなんて名目じゃあ入区許可下りないよあそこは」

 

 む、確かにその通りだ。

 

「そもそも、お見舞いって来てもらうものであって、相手に来ることを強要するものじゃないよね。ちょっと図々しいよカガリ」

 

「すいません全面的に私が悪かったです」

 

 全面降伏で手を上げて頭を下げる。

 正直入院してから可愛がられてばっかりなので調子に乗っていました。

 

 と、そんな漫才を続ける私たちの後ろから、受付を済ませたはやてさんがケッタマシィーンのホバリングモードでやってきた。

 

「なんやあ、カガリちゃんの彼氏か?」

 

「いえ、なのはさんの彼氏さんです」

 

「いや、まだ違うよ!?」

 

 なんだ。あんなにラブラブオーラを発していたのに闇の書事件でも仲が進展していなかったのか。

 何と言うかまあ、奥手というか子供らしいというか。

 

「彼は、私となのはさんとの三人で、私の世界の神様を一緒にぶち殺した仲なんです」

 

「……そらまたえらいぶっとんだスケールの話やなあ」

 

 神と言っても一欠けらの劣化品なので、スケールが大きいのではなく相手のスケールが小さかっただけなのだが。

 

 

「君は……八神はやてさんだね。僕はユーノ・スクライア。よろしくね」

 

「あ、はい、よろしく」

 

 お互いに丁寧な会釈を交わした。

 

「あれ、闇の書事件で顔合わせていなかったんですか、二人とも」

 

「僕はヤマトさんに頼まれてスクライアの人たちに渡りを付けていたから、ほとんど現地には行っていなかったんだ」

 

 なるほど、例の無限書庫発掘か。石のような物体のときのように戦闘員になるよりは確かに適任だ。

 Aランク魔導師のユーノくんが戦っていたら、AA以上とされる守護騎士さん達にリンカーコアを抜かれてしまっていただろう。

 

「さすがにカガリはスタッフとして来たわけじゃないよね。案内する?」

 

「むしろ私がユーノくんに教える側ですよ。まあ折角なので一緒に見ましょうか」

 

 そうして三人で一緒に並んで展覧会場、R's MUSEUMへ入っていった。

 

 会場の中は狭すぎない程度に適度な人の入りがあった。

 ユーノくん曰く宣伝がそこそこされていたとのことだが、私たちの過去をこれだけの人が見てくれているというのは中々に感慨深いものがある。

 

 この展覧会はダライアスの歴史の中でも大事件である、バイド戦役を扱ったものだ。

 時代の流れに沿って展示がされているようなので、順路に沿って進むことにした。

 

 

 はるか昔、高度に発展した科学力を持って宇宙へ進出し、人と人との争いが続けられていたそんな時代、亜空間の彼方から人とは違う生命体がダライアス星へと進行してきた。

 亜時空星団バクテリアン。

 自分たちの技術力を超える兵器と、意思の疎通が可能とは到底思えないその異形から、争いを続けていた人類は一丸となって抵抗を始める。

 

 ミニチュアと当時の記録映像、記録写真が飾られるこの展覧会で初めに飾られていたのは、バグテリアンとの戦いで人工衛星グラディウスから飛び立ち初めて大きな戦果を残した英雄機、初代ビックバイパーだった。

 二又に分かれたこの特徴的なフォルムは、当時の技術の全てが投入された人類の想いの結晶であった。

 

 ビックバイパーの後続機も次々と作られ、度重なる戦いの末にバクテリアンの“巣”を確保するに至った。

 その内部調査で、人類は大きな衝撃を受ける。

 

 “巣”の内部から見つかった物。それは、四百年もの未来の年号を記されたファイルと、当時の科学を源流に持つ技術の数々だった。

 亜時空星団バクテリアン、その正体は四百年未来のバイオ兵器、星系内生態系破壊用兵器バイド生命体だった。

 

 人類はバイドを滅びつくすため、戦いの中で採取したバイドの研究を始めた。

 その過程で、バイドの侵食性を抑え機械でその高エネルギーを制御する兵装、フォースが生まれた。

 現代のダライアス一族が持つ魔力炉、クリーンフォースの起源だ。

 

 やがて、フォースを標準兵装として扱う戦闘機が誕生する。

 それまで繰り広げていた宇宙での戦いからバイドの生まれ出てくる異層次元へと舞台を移した初戦闘、第一次バイドミッション。そこに投入された機体。

 

「R-9A "ARROW-HEAD"。今回の展示の主題でもあるRシリーズ戦闘機の出発点です」

 

 超束積高エネルギー体フォース、支援型人工フォース・ビット、そして純科学によるエネルギー兵器波動砲。

 それらの新武装を携えたR-9は、大きな戦果を残して帰還する。

 R戦闘機とバイドとの戦いの始まりだった。

 

 展示は続いていく。

 

 人工天体の暴走。

 バイドに侵食され人に牙を向く人類の兵器。

 次々とロールアウトしていく新しいRシリーズ。

 

 そして。

 

「うっわあ、グロいなあこのオブジェ」

 

 サタニック・ラプソディー事件。バイドによって操作を奪われた電子制御兵器が暴走し、巨大な宇宙要塞までがバイドの手に落ちた。

 それの鎮圧に当たったR-13A "CERBERUS"は、亜空間でバイドのコアを破壊した後、次元跳躍による脱出に失敗し逆にバイドに囚われてしまう。

 目の前に飾られた巨大なオブジェは、後に発見されたバイドに取り込まれたケルベロスの姿を再現したものである。

 

 機械に、生物に、時には人の思念にまで侵食をする生態兵器。

 R戦闘機を駆るパイロットは皆侵食を覚悟して戦っていたのだろうか。

 

 順路にずらりと並ぶR戦闘機のミニチュアたち。

 その一つ一つに、解説文が載せられている。

 まだミッドの文字を覚え始めたはやてさんに、私とユーノくんが交互に読み上げて説明していく。

 中にはバイドを培養して機体の装甲に使っている戦闘機などもあるため、ツッコミを続けるはやてさんの反応が面白い。

 

「B-1D2 "BYDO SYSTEMβ"。バイド素子強化実験機。装甲にB-1Dのものを流用して開発された機体である。内部にはパイロットが乗り込めるようにR-9Kのコックピットユニットが使用されている。多くのバイド系機体が成形素子の人体への影響とともに、パイロットへの心理に配慮して外観を成形されているが、本機はそれらの配慮が全くなされておらず、邪悪な姿のまま開発を進められた」

 

「いや、今までも十分邪悪だったやん!?」

 

「あはは、私もBシリーズのバイドバイドした戦闘機はどれも絶対に乗りたくないですね」

 

「ミニチュア作った人も大変だっただろうね……」

 

 三人で談笑を交えつつ、進んでいく。

 歩みとともに時代も進む。

 やがて、最後の戦い、作戦名“Last Dance”の解説となり、人類は未来からの脅威に打ち勝つことが出来た。

 

「ここで戦いの歴史は終わりですね。この先はバイド襲来の真相などについてのコーナーですね」

 

 ラストダンスの最後の締めくくり。最後のR戦闘機のミニチュアが飾られた展示の前で立ち止まる。

 ミニチュアの横には、ミニチュアよりも大きな機体が置かれていた

 

「R-101 "GRAND FINALE"。究極互換機 Ver.3。Rプロジェクトを締めくくる最後の機体。この先、新たにR戦闘機が開発されることはもはやない」

 

「あれ、こっちのおっきいのカガリちゃんの名前書いてある」

 

 私の説明を聞きながら、はやてさんがミニチュアの横の機体のパネルを指差した。

 

「……文字、読めたんですね」

 

「簡単にだけな。それより、こっちのは何や? 今までのとは全然形ちゃうみたいやけど」

 

 今までのオブジェやミニチュアとは趣の違う展示を見上げながら、はやてさんが言った。

 パイロットスーツを着たマネキンの全身にばらばらの装甲が装着されている。

 

「これは、私が現代のダライアスの技術で再現した、グランド・フィナーレです」

 

「カガリちゃんが作ったんかー」

 

「他の人にも手伝ってもらいましたけどね。私、魔動機械開発者でもあるんですよ。お仕事は、こういった過去の戦闘機を現代の技術で復元することです。展示品ですが私が使えばちゃんと動きますよ」

 

「なるほどなー」

 

 はやてさんは感心したように頷くと、何かを考え込むように今度は口に手を当て眉を寄せた。

 そして数秒の沈黙の後、ぼそりと呟いた。

 

「なあ、カガリちゃん」

 

「はい、なんでしょう」

 

「古代ベルカも、カガリちゃん達みたいに滅んでしまった文明なんよね?」

 

 頷きを返す。

 リハビリセンターで話していたことだ。

 

「そして私は古代ベルカの魔導書の主や。なあ、私もカガリちゃんみたいに古代ベルカの魔導書を蘇らせてみたい、て言うたら無理かなあ?」

 

「無理ではありませんね。地上本部と聖王教会はその手助けをしてくれるでしょうし、このユーノくんもそういうのに詳しいので……。でも、何故急にそんなことを? 地球生まれのはやてさんには古代ベルカは自分の持つデバイスというだけの関わりでしょう」

 

「あんな、ヴィータ達を見てるとな、こんな素敵な家族作れる古代ベルカって、素敵な文明だったんやなあって」

 

 ユーノくんの方を見ると、可愛いウインクを返してきた。

 古代文明に興味を持つ人一人ゲット、とでも言いたいのだろうか。

 

「この展示見てな、私の知らない世界にも色んな歴史があるのが解って……それなら、あたしの家族の生まれた文明についてももっと知りたくなったんや」

 

 可愛い笑みで、はやてさんがそう言った。

 今まで魔法なんて知らなかったはやてさんが、家族を持つことで出来た新しい目標。

 戦闘機乗りとして生まれ自らの希望で戦闘機乗りを続ける私のように、考古学者として生まれ自らの希望で発掘者となったユーノくんのように。

 生まれながらに闇の書に選ばれたはやてさんは、自らの希望でベルカに関わることを選んだ。

 

 

 ここが、はやてさんの魔導師としてのスタート地点だった。

 

 

 

――――――

あとがき:全部二話にまとめるつもりが思いのほか肥大化したので設定語りの実験作に使ったそんな二話三話。結果的にこの三話はSHOOTINGの三話と対応するような構図となりました。

このエピソード書かなかったら蒼天の書が生まれずにヤマトはある意味原作キャラ殺しとかになっていたのでしょうか。

※神戸か大阪かもわからない関西弁は超適当に書いています

 

 

用語解説

■でも顔合わせるとつい殴りつけたくなるんや。これ流行のツンデレっちゅうやつかな?

ハーレム作品の主人公は何故か登場人物一同から理不尽な扱いを受けて、もてるのも辛いよという演出が行われることがあります。

別に女性キャラから嫌われているわけでもないので、全然主人公の理不尽なもてっぷりを中和できていないのですが。

 

 

SHOOTING TIPS

■人類最後の戦闘機

クリアしたと思ったらBADENDで人類滅亡とか地球真っ二つとかのSTGが多いので、STG史ではこの言葉に当てはまる機体はたくさん存在します。

 

■R's MUSEUM

アイレムのSTG、R-TYPE FINALより。ゲームを進めるごとに新しい機体が追加され、ミニチュアがミュージアムに並んでいくというオマケ要素。

100に届くその機体を全て出すのは長時間のプレイを求められます。放置とか放置とか放置とか。

一部の機体説明はツッコミ所満載といいますか、「機体開発者狂ってる」と言いたくなるものになっています。

 

説明
■3/13
第一部:http://www.tinami.com/view/239480
1:http://www.tinami.com/view/240058
2a:http://www.tinami.com/view/240188
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