GROW4 プロローグ 豪傑たちが集う場所?
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 ついに本選の日となった。

 本選の会場は、国際連盟が運営している巨大アリーナである。

 このアリーナは最新式のヴィジュアル・コンバータ機能が搭載されており、試合ごとに

百種類以上のフィールドを瞬時に造り出すことができるのだ。

 今大会の勝利のカギを握る要因の一つといえよう。

 会場の広さはなんと150m四方の大きさで、頭上は吹き抜けになっている。

 派手な陸空戦も繰り広げられるわけだ。

 

 そんな巨大な会場に並ぶ選手たち。みんな個性あふれる格好wwをしている。

 そんな中、会場横の受付にて手続きを済ませている俺に話しかけてきた奴がいた。

 

 「やあ彰文くん、待っていたよ・・・」

 シグマーさんだ。手を出してきて握手を求めるその手を握り返す。

 「おはようございますシグマーさん。シグマーさんも受け付けですか?」

 「敬語はよしてくれよ、恥ずかしい。それよりエイミーを見なかったか?久しぶりに挨拶を

したいのだけど・・・」

 「ああ、それならあそこにいます・・・いるよ」

 「ふふっ、ありがと。彰文くん、僕に当たるまで負けないでくれよ。楽しみがなくなるから・・・」

 そんなことを言ってエイミーさんのところへと向かうシグマーさん。

 「負けないよ・・・」

 

 受付が終わると会場に立つ俺。試合はこのでかいバトルフィールドで一試合ずつ行うらしい。

本選はみんな強いからとのことらしいが本当にすごいなここ・・・

 キョロキョロしていると、妙なバニーガールの女に話しかけられた。

 「ぼうやがあのシグマー=フェルティマに一目置かれている子じゃな。ふふふ、なかなか

メンクイじゃな。わらわは輝夜月姫(カグヤノウサギ)、月の姫巫女じゃ。よろしくの」

 「あ、はい・・・」

 朝っぱらから爆乳バニーと握手を交わす俺。この人の手、すっごく冷たいな・・・

 「ふふんっ(*^_^*)ぼうやに会うためにあのフェルティマがわざわざ出向いたと皆が噂して

おったぞ」

 「そうなんですか?」

 「そうじゃ。わらわも興味を持ったうちの一人じゃ。そのうち各校の豪傑連中が見にくるじゃろう。まあそこで話をするのも悪くはないじゃろ・・・

楽しかったぞぼうや。実に有意義な時間じゃった。試合、期待しておるぞ・・・」

 

 「豪傑たちが集う場所?」

 (あんなのがうちの学校を除いてもまだ40人もいるのか・・・)

 わずか数分で二人の“豪傑”と会話をした俺も、いわゆる豪傑に見られてんのかな?

 

 俺はこの後立て続けに“豪傑”と呼ばれる連中に話しかけられた。

 この中でも特に印象がでかかった一人、聖☆(セイント)宜保交響団体三年の緒貴田驚殿下。

こいつはやばかった。武装した暗黒〇士ガイアみたいな馬に乗り、本人は、髪が地面に着くほどの

長いブロンド、服装は西洋中期あたりの革命軍みたいな漆黒の軍服を纏い、なおかつテンションが

ウルトラハイなのだ。

 あれはうざかった、うざかったぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 極めつけは隣にいた人妻マリアなる女。子供抱えてたぞおおおおおおおおおおおおおおおおおお

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

 マジもんの人妻さんやないかい。

 なんてゆう怖ろしい団体なんだ。残りの面子が恐ろしくて想像できない。まさに“豪傑”ww

 

 プロローグにしては長過ぎだろうか。

 しかしこれから始まる本選に比べれば、ほんの些細(ささい)な障(さわ)りに過ぎなかった

だろう、と・・・

 

 本選がいよいよ始まる。

 開会式が終わり、一気にざわめき始める会場。

 違う意味で意識が保っていられない空気にさせられる俺だった・・・

 

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 次回予告

 

 次回GROW4 第一章 反則なしの殺戮ショー(ノットクレルマグルタ・ベリックジェノザイド) 

 本選の格の違う戦いが今、始まる!!

 

 ではでは

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 本選メンバー怖ろしいです
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