【アンバー】

「あー！　やっぱり、クォーツか！

　こんな所で、何してるの？」

【クォーツ】

「アゲートに、お前らを手伝えって言われたんだよ」

【アンバー】

「え……。クォーツまで来るなんて、そんなに強い相手なの？」

【オニキス】

「いや、それよりも……何で、手伝いに来て山菜を集めてんだよ」

【クォーツ】

「お前ら、本当に何も聞いてねぇのか」

【アンバー】

「うん」

【クォーツ】

「……はぁ。

　奴らは、これが好物なんだよ」

【アンバー】

「奴らって……今回の相手だよね。

　あ、何これ。よく見ると、グロい形してる」

【オニキス】

「ああ、だからこの山を通ってから行けって言ってたのか」

【クォーツ】

「おい」

【アンバー】

「うわっ」

【クォーツ】

「集めてやったんだ。

　あとは、お前が持って行け」

【アンバー】

「う、うん。ありがとう……。

　でもこれ、どうやって使うの？」

【クォーツ】

「目的地に着くまでに、オニキスの体にでも貼り付けときゃいい」

【アンバー】

「そっか！」

【オニキス】

「囮かよ！」