白式
説明
MSN00 1 00− 1(読み方はえむえすえぬまるまるひとまるまるまいなすいち)  百式のプロトタイプと噂されるMS

宇宙世紀におけるMSの開発において必ず考慮しなければならないモノ、それがビーム兵器に対する防御をどうするか?という問題である。戦艦級のメガ粒子砲を MSが携行可能となった事で戦場の様相は一変する。ビーム兵器の攻撃はほぼ一撃必殺であり直撃を受けた MSは事実上行動不能に追込まれることとなるためビーム兵器への対処こそが MSの兵器としての生存性を左右することとなる。対ビーム兵器対処における考え方は大別して二つあり一つはシールドなり装甲なりを厚くしてビーム兵器を受けとめるという考え方、もう一つは MSの機動性をあげる事でビーム兵器を避ける、という考え方である。 Zプロジェクトの一貫として開発された MSN- 0 0100百式は後者の思想を極限まで推し進めて開発された MSといえ、装甲を可能な限り切り詰め更に高強度のムーバブルフレームを組み合わせる事で超高機動性能を獲得、シールドを持たない完全な攻撃型 MSとして完成する。ビーム兵器の直撃を受けない機動性能の獲得と引換えに極端に乗り手を選ぶピーキーな MSとなった事で量産は見送られ実験機として少数の生産が認められるに留まった百式には更に実験的装備が盛込まれる事となる。それが後世百式を語るにあたって外せないものとなった金色の装甲である。これは耐ビーム特性を持つ金色のエマルジョンを封入した強化プラスチックでガンダリウムの装甲をコーティングしたものであったが、これとは別にエネルギー変換機能を持つ特殊な硅化キチンの耐ビーム材をコーティングされた百式も確認されておりビーム兵器への耐性では金色のエマルジョンを遥かに上回っていたとされるが常時薄ぼんやりと自発光するという厄介な性質があり、「宇宙空間で発光するなんて的にしてくれと言ってるようなものだ、これなら金色の方がまだマシだ」とのテストパイロットの言によって不採用となった。尚この白い百式には機体色以外にもメインカメラと両肩にリック・ディアスと同系のモノアイが増設され高速機動時の視界確保が図られていたが、耐ビーム材同様百式での採用は見送られ後の TYPE 100で漸く採用される事となるがそれはまた項を改めて語りたい。
ちなみに、この白い耐ビーム材は開発者によってアクシズへと持ち出されハマーン・カーンの L- MES I Iキュベレイに採用されキュベレイがグリプス戦役から第1次ネオジオン抗争間での MSの恐竜的進化が加速度的に進んだ時代において最強の地位に君臨し続けられ得た一因となっている。(自発光するのもアクシズの旗機としての性格を持つ機体なので目立つのは問題なくむしろ好都合といえる)
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MS ガンダム 

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