恋姫外史アナザー・とりあえず一刀第十五話 |
一週間後・・・
「退け退け〜〜!!」
ドーン!!と警邏兵を吹き飛ばし、大通りを駆ける筋肉ムキムキの大男。
まあ、デビルリバースの縮小版というべきか・・・
とにかく、そんなやつが逃亡している中、彼らは現れた。
「待てい!!」
「な、何だあ!?」
大男は辺りを見回す。
そして民家の屋根の上に四つの人影が・・・
「闇ある所光あり!悪ある所正義あり!正義の味方シャドーブレード!推参!!」
いわゆる黒のライダースーツのようなニューコスチュームにて登場したシャドーブレード。
そして
「同じくシャドーフェザー!華麗に推参ですわ!!」
白いヘルメットに白いライダースーツの麗羽・・・もといシャドーフェザー。
背中には白い羽が生えていて、その手には何故かテニスラケットが握られていた。
その後ろには、当然猪々子と斗詩が控えていた。
猪々子が水色、斗詩が桃色のコスチュームで、同じくヘルメットとライダースーツである。
「いくぞ!」
「シャドーバスターさん!シャドークラッシャーさん!懲らしめて差し上げなさい!!」
「「了解!!」」
民家の屋根から登場して、飛び降りる四人(シャドーフェザーはシャドーバスターの背中におぶさって降りたのだが・・・)
ちなみにバスターが猪々子で、クラッシャーが斗詩である。
「天空宙心拳!旋風蹴り!!」
バキッ!
「ぐはっ!」
シャドーブレードが蹴りをお見舞いし、それに続いて
「これをお受けなさい!!」
シャドーフェザーは腰に着けていたいくつかの球のうち、一つを選んでサーブした。
それは大男の顔面に命中し、
パアッ!
眩いばかりの光を放った。
「目、目がああああ!!」
大男が目を押さえてのた打ち回る。
「今だ!バスター!クラッシャー!」
シャドーブレードがそう言うと、シャドーバスターとシャドークラッシャーは武器を構えて、大男に突っ込んでいった。
そして
「「必殺!!双影撃!!」」
二人はそう叫んで、同時に振り下ろしの一撃を見舞った。
「ぎゃあああああああ・・・」
哀れ、男はまるでギャグマンガで高い所から落ちたように、地面深く埋め込まれてしまったのだった。
周りから拍手が巻き起こる。
「この俺たちがいる限り!」
「「「この世に悪は栄えない!!」」」
そう言って、彼らは去っていった。
ちなみに華蝶仮面たちはというと・・・
「このこそ泥め!正義の槍を受けるがいい!!」
同じ頃現れた窃盗犯を追いかけていたのだった・・・
そんな訳で、新たに増えた仲間。
シャドーブレードは、四人合わせて影の武士団と名乗った。
ポストの投書も更に増えたが、人手も増えたのでシャドーブレードの負担は減った。
仕事の内訳は、
シャドーバスター・主に力仕事
シャドークラッシャー・家事の他、細かい仕事
シャドーブレード・オールマイティー
シャドーフェザー・シャドーブレードの補佐
と言った具合である。
シャドーフェザーが手伝うと一人でやるより時間がかかったのだが、それでもシャドーブレードはやらせた。
そのかいあってか、出来ないなりに頑張っている姿にシャドーフェザーの人気も上がっていった。
そして悪人と戦った際、華蝶仮面とかちあうと必ず対決になった。
基本は華蝶仮面対シャドーブレード、そして二号対残り三人といった具合で。
後者は二号に遊ばれている感があったが・・・
で、途中で愛紗たちがやってきて、いつも勝負はお預け。
いつしかこれが定番となっていた・・・
で、定番どおり悪人を片付けて対決していたのだが、遂に終わりの時は来た。
「「・・・・・・」」
華蝶仮面とシャドーブレードは向かい合ってジリジリと間合いを詰める。
そして
「喰らえ!ゴッドハンドスマッシュ!!」
「せえい!!」
二人は渾身の一撃を繰り出し・・・
交差した後、二人は動かなかった。
だが、
「・・・ぐっ」
膝をつくシャドーブレード。
ヘルメットの一部が欠けて、左目の部分が顔を覗かす。
「シャドーブレード!」
少し離れた所で二号と戦っていた三人が、シャドーブレードに駆け寄る。
「・・・終わったな」
シャドーブレードはシャドーバスターに肩を借りながら立ち上がり、左目の部分を隠しながら華蝶仮面に言った。
「見事だ!華蝶仮面!俺はお前に敗れた!この街の平和は一時お前に預けるが、しかし!俺は必ず更に強くなって戻ってくる!首を洗って待っていろ!!」
そう言い残して、影の武士団は去っていった。
野次馬から、彼らを惜しまれる声が聞こえる。
「・・・待っているさ、いつまでもな・・・」
彼らの後姿を見ながら、華蝶仮面はそう呟いたのだった・・・
次の日、影の武士団へ頼みごとをするポストは消えていた
新たな立て札を残して
(自分の未熟さを思い知りました。これより修行の旅に出ます。それではみなさん、また会う日まで・・・)
そしてあの対決を最後に
影の武士団はその姿を消したのだった・・・
「俺ら、そろそろ魁に帰るわ」
麗羽たちを連れて、一刀は部屋に居た桃香にそう言った。
「ええ!?そんな急に・・・」
桃香は驚いた。
「ちょっと長く居すぎちまった。そろそろ帰って、あいつらに顔を見せてやらねえと」
「でも・・・」
渋る桃香。
「また来るさ。じゃ、準備があるから・・・」
「あ・・・」
桃香は何か言いかけたが、それを聞く前に一刀たちはさっさと出て行ってしまった。
そして次の日、準備を終えて城を出ようとする一刀たち。
城門の前に来た時、門に星が寄りかかっていた。
「世話になったな」
そう言って星の横を通り過ぎようとする一刀。
その時、星はこう口にした。
「また会おう、斜憧よ・・・」
一刀は一瞬立ち止まったが、
「・・・首洗って待ってろ」
そう言い残して、一刀たちは魁へと帰っていったのだった・・・
どうも、アキナスです。
更新遅れてすみません。
暑さのせいか頭がボーっとして、全然ネタが考え付かなかったんです・・・
そんな訳で、何か打ち切りっぽい形で終わらせてしまったシャドー編。
復活の予定は未定です。
次はどうしようかと考えつつ、それでは次回に・・・
「タイガーアッパーカット!!」
説明 | ||
ついに三人の出番。しかし・・・ | ||
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コメント | ||
これだけ正義の味方がいるのにそれでも出てくる悪人達…蜀の治安は大丈夫なのか?(kuon) なんだろう・・・一刀がかっこよく見えた(海平?) きのさん:ザンギでやると9割以上の確率で負ける自分・・・難しいです。(アキナス) IFZさん:ラ〇ュタは金曜ロードショーでつい見てしまう・・・(アキナス) P天使さん:スパロボではドリルだけお蔵入り・・・(アキナス) ルーデルさん:うん、くだらないんですけどね(笑)(アキナス) sugaさん:ケン使ってましたがタイガーさんにはいっつも負けて、ベガの所に着いた頃には満身創痍・・・(アキナス) readmanさん:また戦わせたいとは思うんですが・・・(アキナス) 2828さん:ストU時代のタイガーの発音が妙に頭に残っている自分・・・(アキナス) patishinさん:あの歳で夫人・・・本人はどう思うか?(アキナス) jonmanjirouhyouryukiさん:それやったら収集がつかなくなりそうな気が・・・(アキナス) 転生はりまえ$さん:突っ込んだら負け・・・って訳でも無いか(笑)(アキナス) ザンギ使いの俺に隙はなかった(きの) バルス!!(IFZ) お疲れ様です。ゴッドハンドスマッシュ・・・アッパーつながりですね。スパロボじゃ連携技の締めですけど(P天使) なんだろう・・・・・くだらねーのにかっこいいww(ルーデル) 「シャドーカンバック」※どっかの映画風に・・・ タイガーさんストU’以降からの持キャラですグランドタイガーがよくあたる・・・(suga) カッコいい。(readman ) 打ち切り風味www アッパーカット・・・・・関係あるのは・・・・いくぞオラ オラオラ どうしたどうした なめんじゃねーぞ 本気出せ イヤッホゥ 超ヨユーッス(2828) お嬢夫人ですね・・・わかります(patishin) あれ?なんだこの宿命のあれナ関係は、もう少し突込みがほしいような(黄昏☆ハリマエ) |
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