ローリングハピネス 第二話 学内には必ず不審人物が生息しているんだよ |
1
わたしこと相川桜は非常に混乱していた。
先日会った不審人物が学内にうろついていたのだ・・・
(前作学校にいく道のりは危険が多すぎるよを参照)
「なんであのオヤジがここに?と、とにかく二人を逃がさないとっ」
一緒にいたわたしの友達二人を急いで逃がす。彼女たちには長生きしてもらわないと・・・
「やぁ、奇遇だねお譲ちゃん。こんなところで・・・」
「くっ、オヤジっ・・・」
わたしの背後から話しかけてきたオヤジ。いつの間に・・・
「惚れるねぇお譲ちゃん。二人を逃がしたのは僕から守るためかい?ははん、それとも二人っきりでお話がしたかったとか・・・」
「気持ち悪いですオヤジ。太ももを撫でるな」
「ほう、今日のパンツは純白レースか、いいねぇ、実にいい」
「ひゃわわっ。めくるな変態、通報しますよ!!」
「通報ね。警察が来て信用するのはどっちのはなしだろうねぇ・・・」
「わたしだよぉ!!あんたはすでにパンツを一枚う、う、奪っているんだっ!」
「生きがいいねぇお譲ちゃん。無音パンツ強奪術(カミカゼ・パンツ)っ!!」
シャッ
バババッ
「おおおっ。僕の攻撃を初見で止めるなんて驚いた・・・」
「甘いですねオヤジ。まさか下校時に短パンまで奪われ傷心し、修行を積んだたわたしに、更なる
追撃が通じるとでも・・・」
「じゃーーーん、なんだこれ?」
ひらひらっ
「わたしのは、ハンカチ!!」
「くんかくんか。いいにおいだ。桜ちゃんのにおいが染みわたっているよ・・・」
「嗅ぐなァァァ!!!」
ハンカチを取り返そうとするわたし。しかしオヤジは両手を伸ばしたわたしに対し突っ込む。
「なっ?」
「胸がガラ空きだよ」
むにむに
「ギャァァァァァァ」
「チェックメイト?」
ぐぐぐっ
オヤジはわたしの進む勢いを利用し、引き寄せる。そのままわたしは360度回転させられ
パンツを引き抜かれた・・・
この間わずか0・8秒。
「いただきます」
「待てーーーー」
オヤジはあっという間に去って行った。
畜生!!
かなりお気に入りだったパンツが・・・
2
わたしは仕方なく、保健室にパンツを借りに行く。今日は体育ないから短パンないんだよ・・・
トントン
「すいませーん、入っていいですかーー?」
「いいよ」
(この声どっかで・・・)
ガラガラ
「んなっ!!」
「やぁ、お譲ちゃん。僕に会いに来てくれたのかい?うれしいな。」
「何でオヤジがここに」
「侵入するのに理由がいるのかい?」
「し、侵入?なんで保健室なんかに?」
「理由は簡単さ。桜ちゃんはパンツを取りに来るんじゃないかと思ってね。今日は体育が無い日だもんね・・・」
「どうしてそれを・・・」
スタタッ
「ひっ」
わたしの前に立ち肩を置くオヤジ。ニヤリとこちらを見てくる。
「またね・・・」
「なっ!?」
そういって保健室を出るオヤジ。
振り返るとその姿はどこにもなかった・・・
「何がしたかったんだろう・・・」
オヤジが出て行った保健室は、妙に静かだった。この時間なら保険の先生がいるはずなのに・・・
3
あの後、何事もなく先生からパンツを借りたわたしは、オヤジに会うこともなく家路に就くことが
できた。
あの後、保健室でわたしが見た惨劇は語るまでもなかろう。オヤジ、まさか先生まで・・・
わたしはこの時油断をしていたのかもしれないな。オヤジに会わずに家にたどり着いたということが、いったい何を意味するかも分からずに・・・
ガチャッ
「ん?」
「やぁ、お帰り桜ちゃん。まってたよ^^」
「オヤジィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「今日は何をして遊ぼうか、さ・く・ら・ちゃ・ん・・・・」
今日(こんにち)、オヤジにわたしの居場所がどんどん侵略されています・・・
みなさんも、パンツは取られても、個人情報は取られないようにしましょう・・・
なぜならオヤジはそうやって攻めてくるのだから・・・
to be continude?
4
あとがき
みなさんは最近のストーカー対策は万全ですか?
奴らは情報一つで攻めてきます。
幼女は特に気を付けましょう・・・
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危険は学校の中でもおなじなんです | ||
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