真っ白な紙
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真っ白な紙を見つめる。

太陽までのびてる、大きな。大きなキャンパスを。

 

どんな色で。

塗り上げようか。

どんな模様で。

飾りあげようか。

 

大きすぎる紙を眺める。

考えてみたら、もろくて。すぐ折れることに気づいた。

 

どうやったら。

きれいに塗れるか。

どうすれば。

うまく飾れるのか。

 

天高いほどのもろくも大きな。

一枚の紙切れ。

その薄さと強さが。

その白さをきわだてた。

 

大好きな色で。

染め上げたい。

ペンキで、思いっきり。

体が汚れてもいい。

その白を染め上げられたなら。

白をほかの色に。

塗り上げられたら。

 

本当はデザインなんてどうでもいい。

 

繊細な風一つで揺れる。

今にも倒れそうな、弱くて。でも可愛くて。

 

どんな色が良いだろう。

強く見せるのには。

どんな柄をまとわせよう。

可愛く見えるように。

 

宇宙までも届きそうな、月まで行きそうな。

そんな紙を留めたい。

自由そうで不自由な。

その白さは、君と僕の鏡。

 

大嫌いな色で。

本当は塗りたくりたい。

マジックで、思いっきり。

心の中見えるように。

その白をどんな色で染め上げたとしても。

どこかが必ず黒で。

塗られてるから・・・

 

些細な風で折れる。

強くいたいのに。

どんな模様で飾っても。

みにくく見えてしまう。

 

宇宙へと旅立ちたい、せめて月まで。

そんな紙は沢山ある。

自由そうで不自由な。

その黒さは、すれ違った他人にもある。

 

大嫌いな色で。

 

大好きな色で。

 

本当は塗りたくりたい。

好きな道具で、思いっきり。

すべてを見せられるように。

その白をどんな模様で完成させても。

いつかは必ず変わるの。

ほかの紙と重なるから。

 

今たってる場所が幸せなんだと。

いろんな紙がいつか。

気づくの。

説明
成長する心を紙に例えて。つづってます
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