真・恋姫?無双〜御使いの転生〜張任伝 第四章 天下飛翔
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張任伝 第四章/天下飛翔

 

    第一話 敗北(後編)

 

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張任軍本陣

 

先陣の敗北の傷が癒えぬまま翌朝となった。 そんな時に劉表軍の服装の伝令兵と片目を包帯で巻いて隠している一人の男が訪れた。

 

 

鮒醜「 へっへっへ… 朝っぱらからすまねぇな!! 黄祖死四将の一人鮒醜だ。 荊州の人間なら知ってるだろ? 諸葛亮、鳳統? 」

 

朱里・雛里「「 !? 」」

 

藤「なるほど… 狂犬の次は大蛇ですか。」

 

鮒醜「そうさ! 狙った頸は取るまで諦めない``黄祖の大蛇``とは俺様よ!」

 

一刀「その、大蛇殿が如何様な御用で?」

 

鮒醜「なぁに 俺はこいつの道案内をしたまでだ。 しっかし凄いねぇ…家の隠密部隊がいとも簡単に撃退されたのは驚いたよ。 まぁ、その位置を逆算して求められたけどね。」

 

劉表軍伝令「大将黄祖様からの書状をお届けにまいりました。そしてこの場でその返答をお願いいたします。」

 

一刀「…ペラッ 「敵大将張任よ、御主の目的である荊南獲得は我が阻止しよう。 じゃがそれは劉表様の意志ではなく我の独断だ。荊南の地を欲すれば我が最も信頼を寄せている将達をを見事撃退して見せよ。 さすれば我は御主が荊南の地を求め我らの領域を進行しても、民に危害を加えぬのならば咎めぬ。 劉表軍安国将軍黄祖」 …返事は一言こう伝えてください。 将だけではなく貴方も倒します。っと。」

 

鮒醜「!? へっへっへ。 黄祖の旦那は当りを引いたな。 じゃあ俺は帰るぜ」

 

 

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一刀「朱里・雛里・藤… 知ってる限りで良いから黄祖の配下の武将について教えてくれないか?」

 

朱里「先の戦いで単騎だけで2000人を葬った黄祖の狂犬の左塵、今し方帰った黄祖の大蛇鮒醜、そして姿を見た者がいない事から黄祖の影と呼ばれる於温、そして……於温の兄で空から戦場の全体を見渡すが如くの用兵術を持つ黄祖の鷹と呼ばれている於轟の四名です。」

 

雛里「前者の二名は戦場で華々しい戦果を上げておりますが、後者の二名は名は広まっておりますが実力は未知数です。」

 

藤「しかし共通している事は、皆賊の出身である事だ。この事から黄祖は実力があれば性格などに難があっても用いる人物である事も解る……これは最近の噂ですが。 奥の手として黄祖の下で活躍の機会を伺ってる人物がいるそうです。」

 

一刀「 (まだ隠している将がいるのか)……今の話を聞いて最も警戒すべき人物は誰だと思う?」

 

智民「…於温でしょうか。 彼の者は異名と姿を現さない事からして暗殺者でしょう…」

 

亜忍「確かに危険だが一番は左塵だ! あいつを止めないと兵士たちの命がいくらっても足りない」

 

雛里「そうですね。実力で言えば4人の中で一番強いのは左塵で間違いありません。経験も豊富でけた外れの武勇、知略は人並ですが、戦場の状況を良く読み。臨機応変に動ける人物ですね。」

 

朱里「於轟さんの兵法は何度かお聞きした事もありますし対策可能です。また、鮒醜はあくまで敵将の頸を取るまで執拗に追うため撤退戦では注意すべきですが実力は人並より少し強い程度です。」

 

一刀「於温に関しては思春と石斧さん達の隠密部隊に任せよう。おそらく彼自身は実力者だけど部下の練度は低いかもしれない。 優先して倒す目標は左塵だ!! みんな! この戦いを勝利しよう! 先に散って行った友の為に!」

 

全員「「「 御意!! 」」」

 

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黄祖軍本陣

 

黄祖「わっはっは!! 流石、張任殿!」

 

鮒醜「しかし、旦那。 鳳雛と臥龍の二名があいつの配下にいますぜ? 俺らの癖と実力も解ってますぜ、きっと」

 

黄祖「そのためのあの二人じゃ。」

 

鮒醜「あぁ……怪鳥と巨人ですか?」

 

黄祖「うむ、御主達よりもずっと前の腹心じゃ…実力もまぁまぁじゃろ?」

 

於温「確かに…左塵が怪鳥に簡単に往なされてたのは驚きましたよ」

 

怪鳥「……」

 

巨人「…」

 

黄祖「そろそろ表舞台に出て貰うぞ。 夏蛮(カバン)、王襄(オウジョウ)よ。」

 

王襄(怪鳥)「解ったよ。」

 

夏蛮(巨人)「 (コックリ) 」

 

於轟「 (秦の大将軍の子孫と太古の時代の王族のまつえ……か。) 」

 

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今まさに両者は夷陵の地で決戦に臨む

 

 

夷陵の戦い

 

張任軍 兵力30.000万

 

 

先陣 大将白亜忍 副将白木偶、諸葛亮 総勢6.000名

 

中軍 大将羅憲 副将鳳統、傅?(フトウ) 総勢14.000名

 

本陣 総大将張任 参謀白智民 副将土呂 総勢10.000名

 

黄祖軍 兵力33.000+α

 

 

先陣 大将左塵  副将不明  総勢5.000名

 

中軍 大将鮒醜  副将不明  総勢8.000名

 

本陣 総大将黄祖 参謀於轟 副将不明 総勢20.000

 

遊撃軍 武将 夏蛮・王襄 兵力不明

 

天はどちらを英雄として欲する? 

 

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あとがき!!

 

どうも、長くなるかなと思いきや短いじゃないか!!! って方申し訳ない。 ここで引かないと第一話のタイトルの敗北とこの後の決戦が混じってしまうためあえてここで引きました。

 

さて、次は第一の関門黄祖との決戦です。ここでメタりますが一刀君の実力と左塵達の実力の話でもしますね。

 

他所様では一刀君は無双に近い状態ですがここでの一刀君はあくまで正史での剣術訓練に張仁の本来の実力をプラスした程度です(現段階では)S、A、B、C、D、Eでのランク付けならBです。 もちろん恋には敵いませんし、愛紗や春蘭、霞よりも少し劣っている感じです。

ですので、左塵は現在の一刀君と同じくらいの実力者となる感じですね(そうでもしないといい勝負として書けn(ry

 

おっとっと…

 

それではあまりメタると面白みに欠けてしまいますし皆さまの楽しみも削ってしまいますのでこの辺で

 

アディオス!! @@ノシ

 

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今回の一言

 

         ジエン・モーランをジローラモと言い間違えた私

 

説明
手紙の真相と黄祖の思惑が明らかになりなる後編

さぁ どうぞどうぞ!!
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