『死んだ子犬』 |
捨てられた子犬がいたのさ
雨でずぶ濡れの子犬なのさ
ヨレヨレのダンボールの中で
その子犬は悲しげに鳴いていたのさ
そんな子犬を誰もが目をそらして小走りさ
数日後、子犬はそこで死んでいたのさ
誰にも看取られず
誰にも省みられず
死んでいたのさ
そんな子犬を抱き上げて
誰かさんが公園に墓を作りにいったのさ
「・・・かわいそうに」
その誰かさんが言ったのさ
・・・確かに哀れだね
死ななきゃ誰も、振り返らなかったんだから
説明 | ||
詩 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
579 | 565 | 0 |
タグ | ||
詩 犬 | ||
唄舞さんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |