真・恋姫無双 武道会(団体戦編)第九章
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愛紗「私の青龍刀が・・・」

 

一刀「悪いな、手加減したんだけど」

 

愛紗「なっ!?」

 

そう言い残し、一刀は華琳達の居る場所に向かう

 

 

星「見えたか?」

 

紫苑「ええ、何とか」

 

桔梗「何と言う速さの一撃じゃ」

 

焔耶「桔梗様、見えたんですか!?」

 

翠「剣を抜くまでは見えたけど」

 

蒲公英「気が付いたら抜いた・・・」

 

朱里「まるで見えませんでした」

 

雛里「何時攻撃したんですか?」

 

桃香「北郷さんに聞いてみようよ♪」

 

白蓮「答えてくれるのか?」

 

桃香「大丈夫だよ♪」

 

鈴々「鈴々もいくのだ!」

 

翠「おーい愛紗!!」

 

愛紗「・・・」

 

翠「愛紗?」

 

星「しばらくそっとしておいてやれ」

 

桃香達は華琳達の場所に歩き始めた

 

 

華琳「一刀、今のは」

 

一刀「居合い抜きだ」

 

春蘭「居合い抜き?」

 

秋蘭「確か一刀の技の中で、唯一氣を使わない技だったな」

 

霞「氣を使わないやて!?」

 

凪「そう言えば、隊長から氣を感じませんでしたね」

 

一刀「ああ、あれは「北郷さん♪」劉備さん?」

 

一刀が気が付いた時には、桃香達が近くに来ていた

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華琳「桃香、どうしたの?」

 

桃香「はい♪北郷さんにさっきの事を聞きたくって」

 

一刀「さっきの?・・・ああ、居合い抜きですか」

 

星「居合い抜きと言うのですか」

 

一刀「趙雲さんでしたっけ?」

 

星「うむ、ああ後私の事は星と呼んで欲しい」

 

一刀「良いんですか?」

 

星「貴殿程の腕の持ち主なら構わんよ」

 

風「おお〜星ちゃん大胆ですね」

 

一刀「おはよう風」

 

風「おはようですお兄さん」

 

椅子座って寝ていた風が、目を覚まし一刀の側に立つ

 

 

朱里「あの北郷さん」

 

一刀「はい、あれ?」

 

一刀が声のした方を向くと、誰も居なかった

 

 

朱里「うう、下です」

 

一刀「えっ!?あっ!」

 

一刀が下を向くと、落ち込んだ朱里がいた

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朱里「ううっわざとですか」

 

一刀「ちっ、違いますよ!!」

 

ゲシッ!!ゲシッ!!

 

一刀「痛って!?桂花蹴るなよ!!」

 

桂花「五月蝿いはよ!!黙って蹴られなさい!!」

 

一刀「嫌じゃ!!」

 

朱里「あ、あのー」

 

一刀「ん?あ!?すいませんえーと?」

 

朱里「初めまして、諸葛亮孔明です」

 

一刀「えっ!?じゃあ臥龍孔明!?」

 

朱里「はわわ!!は、はい!?」

 

雛里「わ、私は鳳雛でし!?」

 

一刀「・・・」

 

朱里「北郷さん?」

 

一刀「あ、すいません思ってたのと姿が違いすぎたんで」

 

朱里「ううっどうせ私は小さいですよ」

 

雛里「しゅ、朱里ちゃん」

 

星「ゴホン!」

 

朱里「はわわ!?」

 

雛里「あわわ!?」

 

星「軍師殿達は、北郷殿に聞きたい事が有るんじゃないのか?」

 

朱里「は、はい!!」

 

朱里は直ぐに軍師の顔になる

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朱里「北郷さん、さっき言っていた居合い抜きについて教えていただけませんか?」

 

一刀「何故ですか?」

 

一刀の雰囲気が変わった事に、全員が直ぐに気が付く

 

 

朱里「そう警戒しないで下さい、ただの知的好奇心です」

 

一刀「うーん」

 

一刀が華琳の方を見ると、華琳は一回だけ頷く

 

 

一刀「居合い抜きとは、長い剣を一気に抜いて相手を切る技です」

 

朱里「長い剣?その武器ですよね」

 

一刀「ええそうです、正式名称は村雨です」

 

雛里「そっちの剣はなんて名前ですか?」

 

雛里が指を指したのは、もう一本の剣

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一刀「ん?これですか、内緒です」

 

朱里「なっ、何でですか!?」

 

一刀「そんなに聞いてばかりだと、こっちが疲れちゃいます」

 

春蘭「何だ、別にもったいぶらずに教えろ」

 

一刀「春蘭がチューしてくれたら教えて上げるけど」

 

春蘭「なっ!?何だと////」

 

秋蘭「さあどうする姉者?(ニヤニヤ)」

 

春蘭「うっうう////」

 

華琳「一刀、あんまり春蘭をからかわない方が良いわよ#」

 

一刀「じょ、冗談だよ冗談」

 

華琳の笑顔を見た一刀は、華琳から距離をとる

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一刀「これはでもやっぱり教えられないな、いざと言う時の為に取って置きたいからね」

 

そう言い終わると同時に、一刀は秋蘭を見る

 

 

秋蘭「そうか」

 

秋蘭は一刀の顔を見て笑うだけだった

 

 

華琳「そう、決勝で見せてくれるのね」

 

一刀「そう言う事だ」

 

秋蘭「はい」

 

桃香「あの北郷さん」

 

一刀「何です?」

 

桃香「その居合い抜きって、他の人でも出来るんですか?」

 

一刀「多分・・・いや誰も出来ないと思います」

 

翠「誰も出来ない?」

 

蒲公英「どうして?」

 

一刀「それは「一刀殿」稟?」

 

今まで黙っていた稟が、一刀に声を掛ける

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稟「舞台の修理が終ったそうです」

 

一刀「判った、スイマセンがこの辺で」

 

朱里「はい、有難うございました」

 

一刀「いえいえ、あっそうだ関羽さんの青龍刀を見てください、そうすれば出来ない理由が判りますよ」

 

一刀が言い終ると、華琳達は会場に戻る

 

 

桃香「愛紗ちゃんの武器?」

 

焔耶「どう言う事でしょう?」

 

紫苑「見てみましょう」

 

桔梗「うむ、それが一番じゃ」

 

蒲公英「見よ見よ♪」

 

桃香達は愛紗の下に向かった

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一刀「・・・」

 

風「お兄さん、朱里ちゃんの事考えてますね」

 

一刀「ああ、ちょっと怖かったよ」

 

稟「怖い?」

 

一刀「ああ、全てを見通す様な目をしていた」

 

風「朱里ちゃんの判断力と観察力は、蜀でも一・二を争います」

 

桂花「伊達に臥龍何て言われてないわ」

 

一刀「ああ、あれは敵に回したくない」

 

風「風も余り朱里ちゃんを敵に回したくないですからね〜」

 

稟「そうですね、正直に言えば」

 

桂花「そうね」

 

一刀「そうか・・・諸葛亮・・・孔明か・・・」

 

その言葉を最後に、一刀は控え室に付くまで一言も喋らなかった

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桃香「愛紗ちゃん」

 

愛紗「桃香様・・・」

 

星「愛紗、武器を見せてくれないか?」

 

愛紗「ああ」

 

愛紗から武器を受け取ると、星の顔付きが険しくなる

 

 

星「成る程、これは確かに出来ないな」

 

鈴々「つるつるなのだ」

 

桃香「すごーいこんなに切れ味が良いんだ、北郷さんの武器って」

 

紫苑「それだけじゃないわ」

 

桔梗「うむ、武の腕も関係しとるはずじゃ」

 

翠「どれだけ鍛錬をしてきたんだあいつ」

 

蒲公英「想像が付かないね」

 

愛紗「・・・」

 

朱里「愛紗さん?」

 

愛紗「桃香様、お願いがあります」

 

桃香「何?」

 

愛紗「今から言う我が侭を、許して頂きたい」

 

桃香「えっ!?何何?」

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愛紗「私は・・・北郷殿の弟子になりたい」

説明
愛紗との手合せの直ぐの話です
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コメント
タケダムさん 有難うございます直ちに直します(カイ)
誤字発見!一刀「超雲さんでしたっけ?」→一刀「趙雲さんでしたっけ?」です。(タケダム)
namenekoさん 大会が終る頃に結果が出ます(カイ)
愛紗が弟子になるというとはびっくりだ。一刀はどうするんだろうね(VVV計画の被験者)
jonmanjirouhyouryukiさん ありがとうございます(カイ)
転生はりまえ$さん 直ぐ直します(カイ)
アロンアルファさん その事はこの先で(カイ)
弟子か・・・・あまり見ないなそういうの。紫苑「それだけじゃないは」=紫苑「それだけじゃないわ」です(黄昏☆ハリマエ)
まさかの弟子入り宣言。この一言で志願者多数出るかな?(アロンアルファ)
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