真・恋姫?無双 帰って来た者 四話 |
「知らない天井だ……」
寝台に寝ている男が一人居る。
……一刀なのだが。
一刀の身に起こったことを説明すると一刀は
受けた傷をそのままにした為抱きつかれた時に傷が
痛み気絶して通りががった偶然通りかかった華陀に助けられ
かつて一刀が使っていた部屋に一刀は寝かされていたと言う訳だ。
コンコン
「どうぞ〜開いてますよ〜」
「(ノックをしたから華琳達かな?)」
「入るわよ」
確かに華琳達は居た。
だが、それ華琳達が全員集合してるとは
一刀は予想していなかった。
「えっと……これから何が起こるの?」
「別に取って食おうとはしないわよ。
ただ聞きたいことがあるだけ」
「?」
一刀が首を傾げると風が前に出る。
そして、こう言った。
「お兄さんの身体はどうして傷だらけなのですか?」
「っ!見たのか?」
「ばったりと〜」
「分かったよ……教えるさ」
一刀は降参のジェスチャーをする。
「俺は消えたどっかの筋肉だるまの失敗で元の世界じゃなくて
別の世界に行ったんだ」
一刀がそう言うと華琳達は一斉に貂蝉を睨む。
すると貂蝉は小さくなってしまった。
「ごめんなさい……」
貂蝉が謝ったのを見て一刀は続ける。
「その世界では完全な格差社会だった。
金持ちは最高な暮らしが出来て
貧しい人間はただただ生まれてから
死ぬのを待つだけだったんだ。
その世界でも俺はその世界の希望とされていたんだ。
俺は少しでも役に立ちたかったから
その世界で貧しい人を助けていた解放軍に入ったんだ。
そして、そこの頭領である啓雅と名乗った男に修行したいと言ったら
啓雅の師匠を紹介してくれたんだ。
師匠はきっちり俺に武術を教えてくれたよ。
でも、問題があったんだ」
華琳達はそれを聞いて首を傾げる。
「「「問題?」」」
「ああ、目的の為なら何でもやるっていうことさ」
一刀はそう言って拳を握り閉める。
華琳はその手に自分の手を重ねる。
一刀は握りしめていた拳を開き続ける。
「俺が解放軍に入って四年経ったある時俺はある富豪の襲撃を
命令されたんだ。
その富豪はかつて解放軍を裏切った裏切り者だったんだ。
俺は命令通り富豪の家を襲撃した。
そして、その富豪を暗殺して俺達の任務はそこまでの筈だったんだ……」
「何か問題があったのですか?」
凛がそう聞くと一刀は一瞬躊躇ったが覚悟を決める。
「その富豪に子供が居たのさ」
「「「!」」」
「で、頭領に判断を委ねることになったんだ。
頭領はその子を殺したよ……」
「「「!」」」
「で、そんなことが十回ぐらい続いてもうやってられるかって
思った頃に貂蝉が俺の前に現れて俺をこの世界に戻すって言われたから
組織を抜ける時にちょっかいを出してやろうとしたら返り討ちに
あった訳さ」
「………」
一刀が話終わった後三国の将達は全員黙ってしまった。
それも当然だろう。
一刀がその様なことを経験しているとは誰も思わなかった。
「何で黙るの?」
「だって……その……」
「別に俺は辛い経験だって思って無いよ。
こうして帰ってこれたんだからさ」
「「「一刀(お兄ちゃん)(兄様)(お兄さん)(隊長)(一刀殿)(北郷)……」」」
「俺はもう寝る!
お休み!」
一刀は寝台に横になり目を閉じる。
「「「ふふっ、お休みなさい」」」
そして華琳達は笑顔で夢の中に旅立っていく一刀を見送った。
後書き
四話目完了です。
どうでしたでしょうか?
何かご指摘がございましたら
コメントよろしくお願いします。
説明 | ||
こんにちわ〜 最近タイピングが遅くなって投稿の 時間が遅くなってきています。 リハビリしないと…… まぁ、そんなことは置いておいて…… では、始まり〜 |
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コメント | ||
最後の一刀の言葉にみんながみんな母親のような気持ちを持ったんだろうな(VVV計画の被験者) それと、何にしても短すぎます。四話を纏めてもまだ短いし、一話と二話を分ける意味は無かったとも思います。それから描写も薄いです。三人称では心理描写は描きにくいかもしれませんが情景描写も端折られすぎて文章から場面が想像できません。(黒乃真白) 一話から通してまずは全話キチンと推敲することをオススメします。口に出して読んでみればご自身でも違和感を覚える部分が多く見つかるのではないでしょうか。(黒乃真白) |
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