桂(けい)の花咲くはかなき夢に 序章
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 これは『私』の観た“夢”の物語。

 『私』を中心として巡る、ひどく滑稽な物語。

 

 

 

 

 

 今となっては、『アレ』が現実だったのかを、確かめるすべはない。

 ただ、あのとき、あの瞬間の『私』にとっては紛れもない現実で、真実だった。

 ぼやけつつある“夢”の話。

 それでも、あのとき、あの瞬間に知った“想い”は『私』の胸に残り続け、今でも『私』の中に残っている。

 それはおそらく、“夢”が“夢”として『私』の記憶から消えたとしても、未来永劫、消えることはないだろう。

 過去にはそのことに不満を抱き、いろいろ葛藤を覚えたモノだけど、今となっては不満どころか後悔もない。

 むしろあのときまでの自分の愚かさに、不満と後悔があるくらいだ。

 

 

 

 

 

 何度も言うが、これは『私』の観た“夢”の話。

 ひどく滑稽な『私』の、ひどく滑稽な物語。

 これは“夢”が“夢”として消えるより前に、なにか形にして残そうと文章にして綴ったモノ。

 本来であれば語られることなく、『私』の机の中に厳重に鍵をかけて保管され続けるモノ。

 ただ、ふと。本当にふと。

 何の脈絡もなく、鍵を開けて手に取ったそれの項をめくり、パラパラと読み進めようと思っただけだ。

 これを語ることには何の意味もない。

 ただ、ただ。

 改めて、あのときを思い出してみようと思っただけだ。

 

 

 ひどく滑稽な『私』の、ひどく滑稽な物語を。

 

 

 

 

 

 

 

 “本当の私”を知ることができた、あのときを。

 

 

 

説明
こちらは『真・恋姫†無双』の二次小説となります。

こんにちは、サラダです。
第二回恋姫同人祭りと言うことで参加させて頂きます。
と言っても祭りだというのに空気を読まず、内容はガチシリアスですけどね。
今回は序章、もしくは予告編とも言える部分ですので作品紹介等は次の作品に回させて頂きます。
主人公は誰なのか、ここではあえて明記しませんが、私を知る人なら予想するのは簡単でしょう(笑)

しかし祭りなのに短編連作モノってどういうことなんだろうね。
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コメント
ねこじゃらし様:祭りだと言うのに空気を読まないガチシリアスですが……少しでも心に残ってくれれば幸いです。(R.sarada)
これは続きに期待せざるをえない!(ねこじゃらし)
TAPEt様:そうですねぇ、そのときは……種馬さんに向けて上げて下さい。何だかんだ受け入れてくれることでしょう。(R.sarada)
あの題名を見て桂花が主人公じゃなかったらこの裏切られた心をどこに訴えればいいのですか(TAPEt)
ジョージ様:いえいえいえ、私は桂花なんて一度も言ってませんよ。でもまぁ……私から彼女を取ったら何が残るのか、って話ですけどねw(R.sarada)
俺だって続きものですから無問題ですよ。しかし、やはりサラダさんは桂花なんですねww(峠崎丈二)
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真・恋姫†無双 桂の花咲くはかなき夢に ckf002 

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