【大罪シリーズ】Gula/Luxuria
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深夜のファミレスの店員は困っていた。

 

奥にある4人掛けの席に居座る2人の所へ空いた皿を下げに行く度、料理を注文をされるからである。

およそ2人分ではない量の料理を食べているのは、サングラスをかけた若い青年。皿の上の料理は米粒一つ残されていないのが更に不気味である。

それを見るのはふんわりとした髪質をもつ可愛らしい顔の少年。

 

 

ねぇ、そんなに食べて美味しいの?

 

さぁ?味なんかわかんねぇ。砂食ってるみたいだ。

 

じゃあなんで食べるの?

 

…食わずにはいられないんだよ。

 

ご飯勿体なくない?

 

金はお前の分も払ってやるんだから、文句言うなよ。

いいんだよ、俺の金だし、どーせ吐くだけだし。

 

「過食症」って面倒なんだね。

 

トイレ行ってくる。

 

…いってらっしゃい。…あ。

 

……なんだよ。

 

帰ってきたらホテル行こう。この通りにいい所があるの思い出した。

 

色狂いが…。また俺がタチか。

 

え、別にネコやりたければネコやってもいいよ?

僕は寝れればそれでいいから。

 

……俺から見ればお前の方がよっぽど面倒だ。

 

え?そうかなぁ?

 

トイレ行ってくる。

 

いってらっしゃい。

 

 

 

 

【Gula/暴食】過食症

【Luxuria/色欲】性交依存症

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七つの大罪をテーマにしています。
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