ティアナ×なのはss |
あたしは今、元六課のフォワードメンバーと夏祭りに来ている。
久しぶりにメンバーで集まってなのはさんたちの出身世界で今日ある夏祭りに行こうということになったからだ。
まず、なのはさんの家に行って全員で浴衣に着替えてからここにやって来た。
といっても、あたしと一緒にいるのは今はなのはさんだけだ。
というのも、スバルは着いてすぐにキャロとエリオを連れて会場内へ消えて行ってしまった。
八神家の皆さんは一緒に回るらしかった。
フェイトさんは気づいたらいなかった。もしかしたらあたしたちに気を使ってくれたのかもしれない。
「ティアナは一緒に行かないの?」
「いえ、あたしは……」
スバルを呆れて見ているとなのはさんがそう言って話しかけてきた。
あたしとしても楽しみではあるが、あんなにはしゃぐ気にはならなかった。
あたしが苦笑いしているとなのはさんも意味がわかったのか、そうだねと言ってスバルが消えて行った方を見て苦笑した。
「……あの、なのはさん」
「何、ティアナ?」
「その、……一緒に回りませんか?」
あたしは今、なのはさんと一緒に歩いている。
片方の手はなのはさんと繋がれていて片方の手には先程金魚すくいで取った金魚の入った袋がぶら下がっている。
「ほら、ティアナたこ焼きにあんず飴もあるよ。次は射的で勝負しようか」
「いや、なのはさん、少し落ち着いてください」
なのはさんと回っていて思ったことは、失礼かもしれないがなのはさんは結構子どもっぽい所があるなということだ。
もちろん任務や訓練中のなのはさんは歳以上に大人びていてあたしと3つしか違わないことに戸惑いを覚えることもある。
しかし、任務が終わると今のように子どものようなあどけなさを見せてくれる。
その任務中とのギャップがまたなんともいえないんだけど。
確かになのはさんにとっては久しぶりの生まれ故郷でのお祭りに来ているわけだからはしゃいでしまうのもしかたないかなと思った。
「うーん、おいしいなぁ。……あっ、ティアナも食べる?」
「いや、あたしは……」
「遠慮なんてしなくていいんだよ。ほら、おいしいから」
なのはさんは食べかけのチョコバナナを差し出してきた。あたしとしては恥ずかしくて遠慮したんだけど、なのはさんに意図は伝わらなかったらしく、笑顔でさらに差し出してきた。
あたしとしても相手がスバルとかならなんのためらいもなく貰えるのだけど、というか、スバルとは何度もそういうことをしている。
しかし相手はなのはさんだ。
やはり好きな人とそういうことをするのは意識してしまうわけで……。
そんなことを考えている間も彼女は無邪気にあたしを見つめてくる。
結局、あたしはこの人にはかなわないぁと改めて実感させられたのであった。
end
お読みいただきありがとうございます。
かなり久しぶりに書いたので書き方とか諸々ひどいと思います。
もとからという突っ込みは受け付けません(笑
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タイトル通りです 内容は期待しないでいただければ幸いです ということで、下手でもという方はどうぞです |
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