真・恋姫?無双〜御使いの転生〜張任伝 第四章天下飛翔/第二話
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張任伝 第四章/天下飛翔

    第二話 夷陵の戦い(後編)

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鮒醜を討った事により張任軍は勢いを増す

 

中央(本陣)

 

「報告! 土呂分隊長が敵将である鮒醜を討ち取りました!!」

 

「!? 総員に告ぐ! 俺らはこのまま中央を崩し敵本陣へと進むぞ!」

 

右翼では

 

「へっへ! やるじゃねぇか! オラ!! 羅憲隊の野郎ども!! このまま燻ってないで敵大将の頸を食い破るぞ!!」

 

「今です。 勢いに乗って敵を殲滅します!」

 

「此処が正念場よ! 気張りなさい!!!」

 

左翼

 

「畜生! こんな切り傷どうってことはねぇ!! 突き進めぇ!!」

 

「衛生兵は亜忍副将の治療と後方への移送お願いします! 木偶さん代わりに指揮御お願いします!」

 

「合点なんだな…」

 

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黄祖軍本陣

 

「鮒醜も逝ったか……」

 

「黄祖様!! 敵大将張任が突撃してきました!!」

 

「!? 急ぎ守備を固めよ! 抜かれるわけにはいかん!!」

 

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「もうすぐで敵本陣だ! 突き進め!!」

そう言って俺は味方を鼓舞し進んでいった…

 

ブオン!! ドシャーーー

 

「!? な!?」

 

先頭を走る歩兵達の頸が一直線に両断され血飛沫が辺りに飛び散る。

 

「… 鮒醜死んだ… お前、死ね」

 

ブオン!! ガキィン

 

「!? か、刀が!」

 

「ハァアアアアアアアアアアアア!! 」

 

ブオン ザッシュ!!

 

……痛みがない? 眼を開けた先には…

 

「ゴホッ… 将軍、御無事で… 」ドサッ

 

名前も知らない兵士が俺を庇ってくれた……

 

「俺も…これ以上、仲間を死なせたくない。 お前もだろ? 来いよ… 一騎討ちだ」

 

俺は腰にある愛弓である蒼炎龍滅を取りだした。

 

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サイドチェンジ??

 

目の前の仲間が一人の将に蹴散らされた……虫のように。

 

大将はそれを見て動揺したせいか、とっさの防御は出来ても武器を飛ばされてしまった。

 

「走れ、お前は大事な物を守るために入隊したんだろ?」

 

そうだ…僕には生まれてくる子供と妻がいるんだ…。 

大将が死ねば僕だけじゃない。仲間も、その家族も死ぬ… 戦争の敗者はそうだ。

僕も両親を失った。

 

「本隊所属 三番隊隊士、か、華烝!! う、うわぁああああああああああああ!!!」

 

無我夢中で叫びながら僕は走りだした… ザシュ!! 

 

目の前が赤く染まる…けど…… (守れたんだ。 主君を、ごめんな、二人とも……けど、父さんは………頑張ったよ…)

 

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ガキィン ブオン ヒューン ガキィン

 

「お前、殺す、殺す。殺す」

 

「ちぃい!! 」

 

すでに20合は超すほどの激闘を繰り広げている。

一刀は近付かれない様に矢で牽制しながら間合いを保ち、逆に左塵はその矢を弾きながら接近を試みる。

 

「!? 矢が…!?」

 

「(今!!)」 ブオン!! ザッシュ!!!

 

矢が尽きた事により好機とみた左塵は大振りに長刀を振るう。しかし、すでに彼は弓を右手で後方へ投げ、先ほどの奇襲で弾き飛ばされ地面に突き刺さっている死招生受刀を左手で拾い上げそのまま水平に斬り払った。

 

「!? グッハ!! ……負けた……黄祖…様」 ドサッ

 

「敵将、左塵! この張任が討ち取った!!」

 

「「「うおぉぉおお!!」」」

 

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「…左塵…御主らしいな。 友の為に挑むのは…」

 

「黄祖様!! 此処は私に任せてお逃げください!」

 

「良いのじゃ、それよりも………於轟よ。於温を連れ本国へ戻れ。」

 

「!? し、しかし!?」

 

「戯け小童が! この書状を杏様に届けよ。 それに古き時代を終え新たな世を迎えなくてはな。」

 

「さ、左塵が負けた! 黄祖様逃げてください」

 

「於温、ついて来い! 」

 

「え!? 兄上なぜ!?」 ドッカ 「ウゥ…バッタン」

 

「…今までご教授ありがとうございました!! では!!」

 

「これで良い……これで…」

 

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黄祖軍本陣

 

一人も敵兵がいないため敵の策略と警戒したが黄祖が本陣より出てきた。

 

「見事よ!! 吾輩の軍を蹴散らした強者共よ!! 敵大将張任よ! これを見よ! これが敗軍の将の末路よ!!」 ザッシュ ボトン ドッカッ

 

そう叫ぶや否や自身の頸を切り裂き頸が落ち、肉体が倒れた。

 

「…………総員勝鬨を挙げよ!! これより巫県へ行くぞ!!」

 

「「「うおぉぉぉぉ!!! えい! えい! おぉおおおおおお!!」」」

 

休んでる暇はない… 散って逝った仲間の為にも早く乱世を…

 

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武威城

 

「き、貴様!! それが何を意味するか解っているのか!?」 ザッシュ 「グハァ・・・(ドカッ) 」

 

「ふ… 今の漢に何ら力はない…寿成はバカだな…」

 

血に塗られた剣を握りしめる黒い影…倒れる馬騰…

 

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易京城塞

 

「くっ!! 袁紹のやつしつこいなぁ!!」

 

「みんな!! 頑張ってね!!」

 

「火矢を使ってください!! 攻城兵器を壊すにはこれが一番です!!」

 

兵を奮起し必死に幽州への進撃を拒む公孫軍と劉備達。

 

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会稽城

「へぇ 貴方、なかなかやるじゃない…」

 

「っへ!! 俺様は太史慈だ!! 江東の小覇王と戦えて光栄だな!!」

 

史実通り、江東の地で交り合う英雄達…

 

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許昌城

 

「華琳様、陶謙のいる徐州の攻略が完了いたしました」

 

「そう、御苦労さま…桂花…」

 

中原を得た覇王。

 

そして…

 

「ぐぬぅ… ワシも年には勝てぬか…」

 

「張温!! 死ぬでない!!」

 

漢を支えし、最後の英雄が死んだ時、

 

 

 

 

 

新たな幕が開けられる。

 

 

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あとがき!!

 

す、スピーディー過ぎた…orz 急展開過ぎましたかね?

 

とりあえず第一関門突破!!

パチパチパチ …………

 

前回のコメントで台本形式は止した方が良いとコメント頂きましたので今回試してみましたが皆さんは読んでみて如何でしたか?

 

私自身は名前の部分を消してから投稿すればよろしいので誰が何を発言したかは解りますが…

 

もし、解りづらかったりしたら元に戻してほしいと申してくれてもよろしいです。

もしくはもう少し状況背景を書いて欲しいと言う要望にもお答えする事も可能です。

 

最後に、四章はまだまだ続きます! 予定としては…バッコン!!

 

秋桜「ごめんね♪ この作者はメタしだすと止まらないから…」

 

…………めっちゃ痛かった!! 丸で今まで拠点フェイズを書き忘れたせいで出番がなかった影響でたまったストレス発散の為のサンドバックの扱いのごとく!! 

 

向日葵「うるせぇな! 黙ってろ!!」 バコン!!

 

うん…泣いて良いよね?

 

っと とりあえず!! まだまた続きます! 良作とは程遠いですけど楽しんでくれればこれ幸い

 

じゃあ皆で!!

 

「「「アディオス!! @@ノシ」」」

 

季・葛葉・山吹、薺「…私達の出番……無い…」

 

…(^_^;)

 

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今週の一言

     遊○王の開闢が復活ってまずくないか?

 

説明
後編となります。 

速めに投稿したかったのですが、小学校・中学校時代の友人に同窓会に誘われ、酒飲まされそうになって逃げて。
早速、翌日に良く遊んでいた友人達と遊戯〇のカードゲームを丸二日間やり明かしたり。

夏バテになったり… 

言い訳グルシイですが申し訳ない!

さて、どうぞ本編へ
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