傾国な美人は花より団子・・(水と籠の中のカナリアより・・) |
それは…伝説の異世界にあるという…コミケという場所のみで使える…
女体化という魔法を使わなれば無理な話です
西の軍団長さま
ごくり…と唾を飲みこみ
間近まで近くに寄せらた男の顔を 見ながら…少年は
冷や汗を流しながら言う…
ですから…
主から奴隷の僕をもらい受けるならば…まだしも
お嫁入り
それから…僕に子どもを産んでほしい…と言われましても…
無理です…
暑い砂漠の王国
すぐ傍らで
城の中庭の噴水が心地よい水音をたててる…
西の軍団長
彼は髭の似合う優しい男
なかなかにハンサムで
城の女官達の評判も上々
そんな男が 少年の手を握り締め
熱い目をして 見つめてる・・・
そなたは覚えないだろうが
10年前に、そなたの兄の学友であった私は
まだ幼子であった…そなたに会った
妹姫とお揃いのピンクのリボンが良く似合っていた…
ピンクのリボン…ですか?
覚えてはいないだろな…
ふっ と遠い目をする
軍団長
あの10年前の日…
あの後で大挙して来きた悪友どもも
やはり、そなたの美しさに目を止め
誰がそなたにプロポーズするか…
集団決闘の騒ぎになったものだよ…
えっと…軍団長様
そう…連中に勝利して…
いつか…この思いを…そなたに…
あの…もしもし…
軍団長様…
あの決闘で…右足と肩に傷をおったが…
そんなものは…たいした事でない…
あの…ですから…お嫁入りは無理ですけど…
軍団長は熱い目をして…じっと見ている…
この赤い萌え…燃えるようなバラと
遠い東洋の国の珍しい食べ物…
肉球まんじゅう
それに…三色団子
受けとってくれるか…
こ…これは…あの伝説の肉球饅頭
こちらも
ジパングなる東洋の伝説の菓子
三色団子!
ごくん!
本当に受けとっても…いいですか…
少年の瞳に感動のあまりに
涙が浮かぶ…
あ…駄目です…
受けとりたいけど…
お嫁入りは難しいです…
悲しげに顔をそむける
だって…先程から申し上げてるように…
僕は男なので…
えっと…
ほら…ね
シャツのボタンを外し
胸をはだけて
片方の胸を見せてみる…
確かに確認方法としては…確かな方法
だが…しかし…
その白く細いうなじに…
はだけた…胸…
男の理性はぷっつりと…
ふっ飛んだ…
き…き…きやあああ
ぎやあ…
お願いです!
落ちついて!
押し倒さないでぇ!
僕の服は支給品なんです!
破けたら!女官長に怒られます!
乱暴に扱わないでぇ!
多分に
服の心配をしてる場合ではないのだが…
その頃…妹は
囲んだ敵をあっさりと
なぎ倒し
ひと息をつく
お兄ちゃん…今頃は
どうしているのかしら…
昔の事だけど
年の離れたもう1人の兄さんの友達達が
時折…兄さんの目当てに
遊びに来てたけど…
全然、その事に気がついてなかったよね…
男の人にモテてる…て自覚がなかったみたいだけど
大丈夫かな…
まぁ大丈夫かな…
そういえば…伝説の三色団子が手に入ったから…
早速…食べよう♪
お兄ちゃんの方は
まだまだ大変だった…
そして傾国の美人な兄は
無事に…花より団子…
いや…男の魔の手から逃れ
伝説のジパングの
肉球団子と三色団子を確保出来るのだろうか…
傾国な美人の道のりは
まだ遠い…
説明 | ||
水と籠の中のカナリアの続編・・ほのぼの編 ※ほのぼの編は他にもあります・・ 少年は・・愛を告白されて・・お嫁入りと子供を産んで・・と頼まれるのだが・・・ 不思議の魔法でも使わない限りは無理だと・・拒絶する・・ しかし・・・目の前に出された 幻のジャパングの三色だんごに・・そのお菓子に・・・心奪われる・・のだった・・・ 果たしてどうする・・? |
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ほのぼの 嫁入り だんご オリジナル 水と籠の中のカナリア ファンタジー | ||
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