小細胞文藝1/2 |
永遠に終はらぬものと知りながら三途の川原の花の世話係
讀みさしの本の栞の代用に挟まれし儘忘らるゝ小鳥
ぐい呑みの鮹唐草が解け出で目から口から這入り込む宵
尾を落とし耳を削ぎたる黒犬を海驢と言ひ張る團長痴呆
肌色を螢光ピンクで置き換へしスタアの冩眞の如き不快
凶作の中を唯一實りしを高く賣り出し買はれず癈棄
冩り込む心靈冩眞の美少女を我と僞はり續く文通
混血が進めばやがて居なくなる金髪碧眼保護する法律
君が今叩き潰した其の蟲がアノ犯人を知つて居たのに
戒名は「紅苺宮綺羅妃」にしろと健康優良兒の遺書
説明 | ||
20061001 「128*182*18*8」に再録。 |
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短歌 猟奇歌 自分用 128*182*18*8 | ||
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