真・恋姫?無双 帰って来た者 十二話
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天下一品武道会………

それは最強の武人を決める為の大会……

北郷一刀はその決勝まで駒を進めた……

北郷一刀の決勝戦の相手は彼の『飛将軍 呂布』

三万という数の盗賊を倒した圧倒的実力を持つ武将。

それに対する一刀は『解放軍特殊部隊隊長』

特殊部隊は様々な任務を完遂する完璧部隊。

対決する二人は舞台上に居た。

 

『天下一品武道会も遂に大詰めを迎えました!

決勝戦を戦うのは天下にその名を知らしめる!『飛将軍」呂布!』

 

呂布はただ静かに立って対戦相手を見ている。

 

「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」」」

 

『それに対するは『天の御遣い』北郷一刀!』

 

一刀は刀を創り出し呂布を見た。

 

「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」」」

 

『天下一品武道会決勝戦……始め!」

 

仕合を始める合図の銅鑼が鳴った。

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「(相手は『飛将軍』……

敬意を表して全力で行くか……)」

 

一刀は全身の気を足に巡らせた。

そして、全力で地面を蹴る。

その瞬間一刀の姿が消える。

 

「っ!」

 

呂布は後を向いて方天画戟を盾にする。

その瞬間……

 

ガキンッ!

 

そんな金属音と共に一刀の姿が現れた。

一刀は驚いた顔をしている。

 

「すごいな……今のを受けた奴は今までで二人だけだぞ?」

 

「……居ると思った方を向いた。

居た」

 

「もしかして……勘?」

 

「…………(コクン)」

 

「すごいな〜……おらぁ!」

 

一刀は回転して回転の勢いを使い突きを放つ。

 

「っ!」

 

ガキンッ!

 

「やっぱすごいな〜

すごいけど……どのくらい受けられるか試してみるかな」

 

「っ!」

 

ガンッ!ガガガガガガガガガガキンッ!

 

あまりの速さで一刀が振う刀は最早観客にも見えていない。

武将達も目で追うのがやっとだ。

呂布はかろうじて反応している。

 

「ギリギリ反応出来てるって感じかな?

じゃ、もうちょっと上げるよ」

 

「っ!」

 

一刀が刀を振う前に呂布はバックステップで距離を取る。

 

「正しい判断だね。

でも……俺に距離なんて関係無いよ」

 

一刀がそう言うと一刀は消えた。

呂布は先程の様に後を向かず真正面に方天画戟を構える。

 

ガキンッ!

 

「っ!」

 

先程呂布は後に下がることは無かったが前回よりも衝撃が強く後にさがることになってしまった。

その結果呂布は舞台の端まで追い詰められてしまった。

呂布は一刀に向かって走りだす。

この仕合初めて呂布は攻勢に出た。

 

「おっと!」

 

ガキンッ!

 

「はぁっ!」

 

ガンッ!キンッ!ガキンッ!

 

「(このままだときりが無さそうだし早めに片づけるかな……)」

 

そう考えた一刀はバックステップをして距離をとる。

そして、刀を消した。

 

「……何をする?」

 

「決着をつける為の必殺の奥儀をするんだよ」

 

それを聞いた呂布は方天画戟を構える。

それを見た一刀は気を右手に集める。

 

「行くぞ……」

 

「……こい」

 

一刀は地面を蹴る。

そして、拳が届く距離になり一刀は拳を突き出した。

 

「『獅子王』!」

 

突きだした拳から気で出来た獅子が飛びだし呂布を襲った。

呂布は舞台から落ちない様に必死に耐えるが……

 

「っ!ぐぁっ!」

 

呂布は衝撃に耐えられなくなり舞台から落ちた。

 

『……はっ!放心してました。

決勝戦勝者は北郷一刀です!

結果!この天下一品武道会を制したのは……

北郷一刀!』

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 

「ふぅ……呂布さん。

ありがとう。

また、仕合おうね?」

 

一刀は舞台下に居る呂布にそう言った。

すると、呂布は首を振ってこう言った。

 

「……恋で良い」

 

「それ真名でしょ?

良いの?」

 

「……ん」

 

「分かった。

恋、また仕合おうね?」

 

「……ん♪」

 

一刀はそう言って観客席に戻って行った。

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一刀side

 

 

魏の観客席

 

 

「いや〜恋は強かったな〜

……皆どうしたの?」

 

俺が戻ると皆呆然とした顔で俺を見ていた。

 

「一刀、恋に勝つなんて……一体どんな修行をしたのよ?」

 

「え〜っと……

二十五里を全力で疾走……

腕立てを五百回……

腹筋七百回……

を毎日休みありで頑張ってやった」

 

「「「異常」」」

 

「俺も思った……」

 

「「「………」」」

 

しばらく沈黙があってその沈黙を華琳が破った。

 

「さて!優勝の一刀を表彰する為の準備をするから行ってくるわね!」

 

華琳はそう言って手を振りながら魏の観客席から逃げていった。

その時皆の想いは一つになった筈だ。

 

「「「(逃げた……)」」」

 

そんな想いで……

でも、優勝出来たから俺は気分が良かった。

その時俺はまだ知らなかった……

災いの花がすぐ近くに咲いていたことに……

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後書き

 

やっと一刀が優勝しました〜!

ってか、一刀強すぎですね〜!

次回は………次回のお楽しみで!

では、また次回。

説明
こんにちわ〜
ついに天下一品武道会の決勝戦で〜す♪
今回恋の野生の勘がものすごく発揮されます。
では、始まり〜
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コメント
シシセンコウですか?www(JDA)
つえー!!カッケー!!(kazuto)
人間離れしていく主人公・・・・・(黄昏☆ハリマエ)
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