黒子……ですの。最終話
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 上条さんに告白をしたあの日。あの日から数日――わたくしはずっとソワソワしていた。

 早く返事が欲しい。だけどその返事を聞くのが恐い。そんな矛盾した気持ちがずっと

渦巻いていましたの。

 うずうず……そわそわ……

 そんな感情を止めたのはやはり上条さんからの連絡で――

 

『白井、今日この後会えるか?』

「はい、大丈夫ですけれど……」

『あの時の返事をしたいんだ』

「――っ!? わ、分かりましたの! す、すぐに向かいますの!」

 電話を切り、待ち合わせの場所に急いで向かう。

 どんな結果になるか分かりませんが、それでも小さな期待を胸に秘めわたくしは急ぐ。

 まったく、ただ一言が聞きたいがためにここまで必死になるだなんて、わたくしも

すっかり乙女になってしまいましたわね。

 ですが、そんな自分も悪くはないと思ってしまいますわ……

 

「よっ、白井」

「か、上条さん……っ!?」

 わたくしより先に待ち合わせ場所に居た上条さん。上条さんという人を考えると、一時間

くらい不幸で遅れてくると思ってたのですが……これは予想外ですね。

 でも、上条さんがすでに居るということは、すぐに答えが聞けるということですか……

 うぅ……っ、まだ心の準備が出来ていませんのに。

「早速で悪いけどいいか?」

「は、ひゃいっ!?」

「白井?」

「〜〜〜〜〜〜っ!! な、何でもないですの! そ、それよりも返事を……」

 は、恥ずかしいですの。緊張で声が上ずってしまうなんて、恥ずかし過ぎますの。

「お、おう。ちょっとだけ恥ずかしいけど……白井、俺と付き合ってくれ」

「――――」

「し、白井!? おい、聞いてるか? おーい、白井さーん」

 心配そうな上条さんの顔が近づいてきて――っ!?

「か、かか、上条さん!?」

 なな、何を顔を近づけているんですの!? わたくしに何をしようとしてたんですの!?

「うおっ!? 驚いた。急に大きな声をあげるなよ。つーか、いきなり固まってたけど、

何かあったのか?」

 何も理解していない様子の上条さん。

 あなたが悪いんですのよ。あなたの発言が嬉しすぎて、ついフリーズしてしまったんですの。

 で、ですが上条さんの返事、ちゃんと聞かせていただきましたの。

 わたくしが待ち望んだ答え。その答えを上条さんの口から直接――

 うふ♪ うふふふふふふふふ……♪

「し、白井……さん? 急に変な声を出されると恐いのですけど……」

 怯えた表情の上条さん。おっと、つい嬉しさが爆発をして、変な声が出ていたみたいですね。

「失礼しました。えっと、それで今日からわたくし達は恋人なんですのよね?」

「お、おう……」

 そうですわよね。お互い告白をして、お互いが受け入れたのですから。

 と、ということは――

「き、きき、キスをするのも普通なんですのよね?」

「キス――っ!?」

「ダメでしょうか……?」

 上条さんはわたくしとキスをするの嫌ですか?

 瞳をうるうるとさせながら上条さんを見上げる。

「ぐ――っ、だ、ダメ……じゃない、ぞ」

「では――」

 唇をツンと尖らせ顔を近づける。

「……」

「……上条さん?」

「い、いくぞ――」

「はい♪」

 二人の唇と唇がそっと触れ、わたくし達は――

 

 

 これが、わたくしと上条さんの……いえ、当麻さんとの馴れ初めですの。

 付き合った当初は色々と問題があったりもしましたが、それでも二人でその障害を

乗り越えていきましたの。そして、今日わたくしは結婚します。

 大好きで愛してやまない当麻さんと……

「黒子……愛してるぞ」

「わたくしもですの。当麻さん」

 このまま永遠に一緒に居られることを誓います。

  

説明
雑な終わり方で申し訳ないです。
うわぁぁぁぁぁぁん。
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コメント
最終回なんて、認めないですのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
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とある魔術の禁書目録 二次創作 上条当麻 白井黒子 

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