病姫無双 真桜√
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中国大陸のはるか昔

とある村からの始まり

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??「真桜!ってまたカラクリ弄ってるのか」

真桜?「なんや?かず兄?」

俺は姓は北郷 名は一刀 あいにく字とやらは持っていない、それにここの風習の真名とやらも

それはそのはず、俺は5年前この村の近くの荒野に一人倒れていたんだからな

一本の槍とともに

一刀「あー・・・真桜、約束忘れてる?」

目の前にいる作業用めがね(ゴーグル)をかけた少女に確認してみる

彼女の名は李典、字は曼成

この村で最初に仲良くなった少女だ

真桜「約束〜?なんやったっけ?」

一刀「楽進たちと一緒に挙兵するんじゃなかったのか?」

真桜「おお、そうやったな・・・あれ?かず兄はいかへんの?」

一刀「うーん、迷ってるんだよなぁ」

真桜「なんでや?一緒にいこうや〜」

一刀「そりゃ俺もこの現状に不満がないって言えば嘘だけど、お前ら三人より弱いし・・・」

真桜「そんなん関係あらへんって、さぁいこいこ」

一刀「おっおい、真桜」

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真桜「凪〜沙和〜、すまん、おそうなったわ〜」

凪「遅いぞ真桜」

沙和「真桜ちゃん・・・一刀さんがすごいことになってるの〜」

真桜「あら、ほんまや」

凪と呼ばれた少女は、名を楽進、字を文謙 真名は凪である

沙和と呼ばれた少女は、名を于禁、字を文則、真名は沙和である

凪「まったく、真桜といい沙和といい」

沙和「あははは」

真桜「だからすまんて」

凪「まぁいい・・・では出発するぞ!」

『おおおおおおお!』

真桜「ってかず兄なにしてんのや!?」

一刀「何って・・・お前らの牙門旗もってるのだが?」

真桜「うちらのって・・・」

一刀「今は弱小でも今後どうなるかわからんだろ?ダカラ一応だ」

凪「真桜!いくぞ」

真桜「まってぇな」

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沙和「村を出発してどれくらい進んだの〜?」

一刀「村を出て約5日、此処から近い領地は陳留か」

沙和「陳留っていえば曹操様が治めてるってきくの〜」

一刀「そうだな・・・それなりに栄えてると聞くが・・・・楽進」

凪「なんですか?一刀さん」

一刀「食料が後三日分できれそうだ・・・少しでいい陳留によることはできないだろうか?」

凪「陳留まではどれくらいかかるのですか?」

一刀「このままの速度で約一日、急げば半日だな」

真桜「まぁあせってもしゃーないしゆっくりいこか」

凪「では、行き先を陳留に」

一刀「よし・・・それじゃぁな」

真桜「あー・・・また後ろにいってしもた」

凪「武がないから隠れたのだろ?」

沙和「かもしれないの〜」

真桜「(ちがうんやけどな〜)」

凪「真桜?」

真桜「なんでもあらへんよ・・・せやけど陳留・・・どんな街やろか」

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凪「ここが・・・陳留」

沙和「おっきいの〜」

真桜「やねぇ〜」

一刀「それじゃぁ俺はいつも通り」

真桜「うちもいく〜」

沙和「沙和も〜」

凪「あ、こら!二人とも・・・・しかたがない、私たちは近くに陣を張るぞ」

『おう!』

 

一刀「今まで見てきた街より賑わってるな〜」

一刀「すいません」

おやじ「ん?なんだ?」

一刀「すこし場所を貸していただきたいのですが・・・・よろしいでしょうか?」

おやじ「場所ってあんた・・・どこにそんなのがあるってんだ?」

一刀「ここの空間を貸していただけると助かるのですが・・・・」

おやじ「まぁ・・・こんな狭いとこでいいなら、スキにつかいな」

一刀「ありがとうございます!あ、これお礼としては貧相ですがどうぞ御使いください」

おやじ「ほぉ竹かごか・・・ほぉいいつくりじゃないか」

一刀「ありがとうございます」

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一刀「さぁ、見て言ってくれ!丹精込めた竹かご、ちょっとやそっとじゃ壊れないよ!価格は善意次第!数に限りがあるからいいものは早いうちだよ!」

いつも通りの商売をする傍ら、黒狼を手入れする

一刀「(まぁ・・・売れ行きは好調かな)」

手入れをしながら篭が売れていくのを眺めてると一人の少女と目が合った

??「この篭は貴方が編んだのかしら?」

一刀「ええ、どうですか?気に入るものはありますか?」

??「そうね・・・あら、この模様は・・・」

一刀「ん?あー、それは趣味で作った刺繍ですよ」

??「刺繍?・・・よくできてるわね」

一刀「あいにくそれは売り物じゃないんですが・・・ほしいのでしたら差し上げますよ」

??「あら、いいのかしら?」

一刀「ええ・・・ソレと言ってはなんですが・・・大梁義勇軍を見かけたらよろしくお願いします」

??「あら。私がいつ軍を率いてるといったかしら?」

一刀「いいえ、言ってません・・・ただの感ですよ・・・・曹猛徳さん」

曹操「なっ!?あなたいつの間に私の名を」

一刀「まぁまぁそんなに警戒しないでくださいよ・・・・皆さん困ってますよ」

曹操「皆?」

そこでふと周りを見てみると、人だかりができていた

一刀「おや?話に夢中で篭が売り切れていましたか・・・では退散しましょうか」

曹操「待ちなさい」

一刀「はい?」

曹操「貴方・・・名は?」

一刀「・・・北郷です」

曹操「そう・・・北郷、あなた私に仕えないかしら?」

一刀「・・・返事はできかねます・・・では」

曹操「・・・・北郷」

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一刀「あれが覇王の覇気か・・・・あはは、まだ振るえが続いてるよ・・・まいったな」

真桜「あ、かず兄・・・どやったん?」

一刀「ああ、皆いい人ばかりでほら(じゃら)」

真桜「おお・・・これなら結構もつんとちゃうか?」

一刀「ああ、そうだな・・・すこし時間があるし、真桜すこし見て回ろうか」

真桜「なら、うち見て回りたいとこあったんや・・・かず兄ええか?」

一刀「ああ、いいぞ・・・ところで真桜」

真桜「ん?」

一刀「干禁はどうした?」

真桜「あ〜、沙和か・・・沙和は今頃服やじゃないやろか」

一刀「ふむ、帰りに寄ってみるか」

真桜「せやね・・・ほないこか」

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一方沙和は・・・・

沙和「はぁ〜・・・・この前の店と対してかわらないの〜・・・一刀さんにまたお願いしようかな〜」

と一刀と真桜の予想とは違うことを考えていた

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おまけ

曹操「♪〜」

??「華琳様」

曹操「あら、桂花どうかしたの?」

桂花?「いえ、あの・・随分ご機嫌ですがいかがなされたのでしょうか?」

曹操「そう?うふふ・・・これをみて」

桂花?「それは・・・・綺麗な鳥ですね」

曹操「コレを作った人に聞いたらね鳳凰というらしいわ」

桂花?「鳳凰ですか?」

曹操「ええ・・・鳳凰・・・別名不死の鳥・・・綺麗だわ」

桂花?「よかったですね」

曹操「ええ、もちろんよ・・・・桂花には悪いけど・・・「はい?」北郷・・・彼はほしいわ」

桂花?「北郷ですか・・・?」

曹操「そう・・・・そうだわ、桂花。至急調べて頂戴」

桂花?「何をデショウカ?」

曹操「北郷と大梁義勇軍について・・・なんでもいいわ」

桂花?「わかりました・・・では早速」

曹操「はぁ〜・・・綺麗」

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おまけ2

桂花?「北郷・・・まさかね」

私ジュンイク 真名を桂花は数年前旅の途中に賊に襲われた経験を持っている

護衛はやられ汚い賊の手が私に触れると思ったときに一人の青年が助けてくれた

ぼろぼろの外装に身を包んでいたけど、彼は瞬く間に賊をけちらし

私を優しく立たせてくれて、埃を払い、気遣ってくれた

ソレまでの私は男の存在なんてこれっぽっちも考えてなかったけど

彼を見て、その考えは変わった

彼になら・・・真名、桂花を呼ばれてみたいって・・・

桂花「あの・・・ありがとうございました」

一刀「怪我ないかな?」

桂花「はい・・・あの・・・よろしければ真名を受け取ってください」

一刀「え?真名ってものすごく大切なものだよね?」

桂花「はい・・・ですが貴方に読んでほしくて・・・」

一刀「ダメだよ・・・受け取らないって意味じゃないけど、そんなに簡単に人にあずけちゃ・・・」

桂花「で・・・ですが・・・」

一刀「自己紹介がまだだったね・・・俺は北郷一刀っていうんだ」

桂花「北郷一刀様」

一刀「様はいらないよ・・・あ、まずいな」

桂花「どうかなさいましたか?」

一刀「そろそろ戻らないと・・・・ごめん、それじゃぁ」

桂花「あ、いっちゃった・・・北郷・・・一刀様・・・」

桂花「(えへへへ)また会える機会がくるなんて・・・これは運命ね」

??「桂花」

桂花「・・・」

??「桂花!」

桂花「はっ・・・なっなに?秋蘭」

秋蘭?「どうした?ぼんやりして」

桂花「なんでもないわ・・・なんでも」

秋蘭?「・・・・?」

 

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コメント
桂花デレから始まる魏√、だと・・・・・・!(アルヤ)
まさかの桂花デレ!次回作も楽しみです(ハセヲ)
デレてる桂花良いなあ。後、真名の重さもあって良かった。(readman )
デレから始まる桂花・・・・・楽しみですなぁ。(shirou)
桂花がいきなりデレてる(アロンアルファ)
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