ヴィヴィアイ〜正座編〜 |
皆さんごきげんよう、アインハルト・ストラトスです。
今日はヴィヴィオさんと一緒に、ミカヤさんに「和」の心を教わるために天瞳流の道場に来ています。
「・・・・・・・・・」
あぁ、ヴィヴィオさんが辛そうな表情を・・・・・・!! ・・・・・・でもかわいいです。
ちなみに何をしているかというと、「まずは基礎中の基礎から」というミカヤさんの言葉で、正座をしています。あぁ、当のミカヤさんは何かご用事があるらしく、「私が戻るまで正座は崩さないように」と言いつけして道場を出て行ってしまいました。・・・・・・そろそろ30分は経つでしょうか。師範代ともなるとやはり忙しいのですね・・・・・・。別の日にした方がよかったでしょうか。
「・・・・・・・・・」
というかさっきからヴィヴィオさんがやたらと辛そうな表情をして頬を赤らめています。どうされたのでしょうか。
ちなみに私は視線だけを動かしてヴィヴィオさんを見ています。なんとなく、空気的に「喋れない、動けない」というような状況でして、まぁその空気を出しているのは十中八九ヴィヴィオさんなのですが。私は別に正座をしていても足が痺れるとかありません・・・し・・・・・・・・・・・・あぁ、ヴィヴィオさん、足が痺れていたのですね? どうりで辛そうな表情をしているわけです。
ヴィヴィオさんのお家は確か畳の部屋はなかったはずですし、どうやら慣れていないようですね。
・・・・・・私ですか? 精神統一のトレーニングでそれなりに長い時間していることがあります。おかげで、最近は2、3時間程度なら楽々正座を続けられます。やはり練習は身になるのですね。ちょっと違う気もしますが。
しかし・・・・・・ここまでこう・・・・・・えもいわれぬ表情をされるとちょっとからかってみたくなってしまいますね。具体的には足の裏をつつくとかなぞるとかです。・・・・・・おっと、私は決してサディストではありませんよ? えぇ。
ですがここまで頑張っているヴィヴィオさんをからかうのも少々後味が良くありません。残念ですが我慢しましょう。
「・・・・・・・・・!」
「・・・・・・・・・」
・・・・・・なんでしょうか。ヴィヴィオさんの頬が紅くなっているのは。・・・・・・ふむ・・・・・・考えてみれば、正座の痛みで頬が紅くなることはあまりない気がします。だとすれば・・・・・・む。
「・・・・・・・・・っ」
ヴィヴィオさんが、下半身を・・・・・・ モ ジ モ ジ さ せ て い る ・ ・ ・ ・ ・ ・ ! !
これはアレですね。そういうことなんですね。そこ、先日も言いましたが悦んでなどいません。
「・・・・・・・・・」
落ち着きなさい・・・・・・私、の右腕・・・・・・・・・ッ! 頑張っているヴィヴィオさんが可哀想じゃないですか・・・・・・!!
と、そこに。
「(もふもふ)」
「にゃー」
ティオとクリスです。2人仲良くデートでもしていたのでしょうか。仲睦まじい光景ですね。性別の概念の有無はともかく。
ん?
「にゃ?」
ちょ、ティオ、あの、おまっ・・・・・・・・・!
「・・・・・・・・・!!」
ヴィヴィオさんの目が驚きに見開かれます・・・・・・! やっ、やめなさいティオっ・・・・・・!!
「にょ」
「〜ッ!!」
「!」
「!!」
ティオがキャラ崩壊したような泣き声でヴィヴィオさんの足をつつき、その瞬間、ヴィヴィオさんはものすごい勢いで道場を出て行きました。クリスと私はそのスピードに圧倒されます。あのスピードでヴィヴィオさんとスパーを出来れば・・・・・・楽しそうですね。
しかし、残り香もとい気配から察するに少し漏らしてしまったようです。可哀想に・・・・・・。ティオとはあとでヴィヴィオさんのお母様直伝の「お話」をする必要がありそうですね。
おっと、ミカヤさんが戻ってきました。それでは気を引き締めて稽古の始まりです。
ちなみに、そのあとの顔を真っ赤にして戻ってきたヴィヴィオさんの可愛さは通常時の5割り増しでした。
説明 | ||
Twitterで「オプションでおしっこ我慢してると最高すぎて成仏← RT@harukatkhy(私): ほう 素晴らしいアイディア RT : あぁ…正座して足が痺れてるヴィヴィオさんをつんつんして困らせたい、っていうのを必死で我慢してるアインハルト #っていうヴィヴィアイがみたい」みたいなことがあったので。つい。 | ||
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