真恋姫無双 〜蜂蜜姫の未来〜 1話 |
この作品は恋姫無双の二次小説で袁術ルートです。オリ主やオリキャラ、原作キャラの性格改変やオリジナルの展開などもあります。
そういうのが許せない、特定のキャラが好きな方はスルーしてください。
オリジナル主人公
設定
((霧里大地|きりさとだいち)) 19歳 天の御使い
性格
現実主義者 理不尽を嫌う 冷静
容姿
髪色は銀髪で普段はオールバック、風呂と就寝時は髪を下ろしている。顔は中の上程度、身長178cmの細マッチョ
服装は神父服(上下別々)で動きやすく作られており、ワインレッドを少し暗くしたような色。
武器
テンコマンドメンツ劣化版(RAVE)
知識
武将に関しての知識は某無双ゲーム程度。
武力
霧里は忍びの家系で代々忍びの技と剣術を継承してきた。大地も例外ではなく父から技術を受け継いでいる。ただし大地は気の扱いが下手だったため気弾や、身体能力の向上などはできず、治癒能力の向上に関してのみ会得することができた。
第1話『天の御使い』
夕焼けの空に一筋の流星が流れた
(……ここはいったい何処だ?)
明らかに日本とは思えない荒野が眼前に広がっている。
ここで今日の自分の行動を整理してみる。
確か俺は大学のレポートを書くため、郷土資料館に行っていた。閉館時間になって荷物を片づけ帰ろうとしたら、フロアに展示されていた銅鏡が突然輝きだしその光りに包まれて気が付いたら知らない場所でした、と。
(まずここが日本の可能性は限りなく低いな、日本にこんな荒野はないし。しかもなんで俺、神父さんみたいな服着てんだ?)
考えたところで答えてくれる人などいるわけがない。
「いや、それよりも誰かに話しを聞きたいな。これのことも気になるし」
俺の傍には何故かRAVEの主人公のハルが使っていたテンコマンドメンツが突き刺さっていた。確かに一時期ハマってたし、冗談で「あの剣欲しいなぁ」とか友達と話した事もあったけどさぁ。
一応何があるか分からないから、地面から引き抜いて持っていくことにした。一応レイヴが無くても形態の変化はするようで、5種類の性質をもっているようだ。
((鋼鉄|こうてつ))の剣ーアイゼンメテオール
((爆発|ばくはつ))の剣ーエクスプロージョン
((音速|おんそく))の剣ーシルファリオン
((真空|しんくう))の剣ーメル・フォース
((雷撃|らいげき))の剣ーストライクブリッツ
ストライクブリッツについてはよくわからないが、多分俺用の形態なんだろう。日本刀のような外見、刀身は大体80cmで美しい刃文が走っている。ただ、この刀は所有者の気を取り込み静電気のようなものを発生させることができるらしく、俺の気が刀に吸われていくのが分かった。あまり長時間は使用できそうにないが、使い道は多そうだ。
荒野を当てもなく歩いていると北の方で砂塵が上がっており、こちらに向かってくるのが分かる。
「結構速いな、車か?…………っ!?」
(馬ぁっ!?この21世紀の車社会で、馬が移動手段ってことは遊牧民とかなのか?)
まぁ、その予想はあっさりと裏切られることになる。
さっき、流星が落ちたのはこの辺りだったはずです。私は付近の邑で賊が確認されたと報告を受け、討伐に出ていたのですがその帰り道で夕焼けの空に一筋の流れ星が落ちるのを見ました。確認のため数名の兵と共にその流れ星が落ちた付近に向かうと、大剣を持ち変な服を着た青年がいました。
私は馬から降りて、青年に話しを聞くことにしました。
「私は姓を紀、名を霊、字を((翼安|よくあん))と申します。少しお話を伺いたいのですがよろしいですか?」
「俺は霧里大地だ。俺に分かる事なら何でも答えるよ(紀霊って袁術に仕えていた武将の名前だったよな?この人が嘘を言っているようには見えないし)」
「えっと、姓が霧で名が里、字が大地で合っていますか?」
「いや、姓が霧里で名が大地だ。字とかいうのは知らない」
字をしらない?持っていないというなら分かるが、知らないというのはおかしい。
霧里殿に聞いたことをまとめると
・字・真名を持たない、知らない
・気づいたらここにいた
・未来から来たらしい
・大陸の未来のこと
私はこのことから一つの結論を導き出しました。着ている服、持っている大剣、色々な知識、纏っている雰囲気からこの方は天の御使いであると。
紀霊と話を終えて、俺は自分の状況を整理していた。
どうやら俺は後漢時代の荊州にいるらしい。しかも有名な武将はほとんど女らしい。真名について教えてもらったときはマジで焦った。真名っていうのはその人にとって命よりも大事なもので、本人の許可なく呼べば殺されても文句は言えないものらしい。
ふと紀霊を見ると、何やら真剣な顔でこちらを見つめている。俺なんかしたか?
すると、紀霊がいきなり俺の前に膝をつき
「霧里殿、あなたを天の御使いと信じお願い申します。どうか我が主、袁公路を導いていただきたいのです」
………………はい?
やばい、あまりの出来事に一瞬フリーズしちまったよ。
「紀霊さん、急にどうしたの?ていうか天の御使いって何?」
「はっ、天の御使いとは管絡という占い師が予言した、乱世を治める者のことで二人いるとされております。霧里殿はその天の御使いの一人であると私は考えております」
「てことは、何か?俺と袁術でこの大陸を統一するってことか?」
うわぁ、思わず素が出ちまったよ
おいおい、なんか知んねぇけどスケールでかくね!?俺が袁術と天下統一ねぇ。まぁ、紀霊に言われたからって、会ったこともない奴に従う気なんかさらさらねぇけどな。まずは会ってみるか。
「紀霊さん、まずは袁術殿にお会いしてからということではダメなんですか?」
「会っていただけるのですか!?」
「よく知りもしない人に従うほど俺はお人好しじゃないんだ。まずは袁術殿に会ってから決めようと 思います。」
紀霊にそう告げると、嬉しいような困ったような複雑な表情をしていた。
紀霊に連れられて袁術殿の城に向かった。ていうか、馬に乗れなくて紀霊さんの後ろに乗せてもらったんだけど、兵の皆の視線がすごく痛かった。
城までの移動だけでこんなに疲れるとは……
袁術殿に謁見できるよう紀霊が整えてくれるということだったので、俺は用意された城の客室で死んだように眠りについた。
「お嬢様〜蜂蜜水持ってまいりましたよ〜」
「うむ、七乃が作る蜂蜜水はおいしいから好きなのじゃ!ンクンク…ぷはぁっ」
「あぁん、お嬢様垂れてますよぉ〜」
そう言いながら満面の笑顔で世話を焼く七乃
「それにしてもさっきの八恵の話はよく分からんかったのじゃ、七乃説明してたも」
「はいはい♪要するに八恵ちゃんはお嬢様に会わせたい人がいるって言ってたんですよ〜」
「なんじゃ、そうならそうといえばよかろ。八恵の話は分かりづらいのじゃ」
「あはは〜八恵ちゃん、そう言ってましたけどねぇ」
と、七乃が美羽をからかいながら先ほどの八恵の話を思い返していた。
大地を客室に連れて行き、美羽のもとへ報告に向かう八恵を七乃が引き止めた。
「八恵ちゃん、どういうつもりですか?あんな得体の知れない人を連れてくるなんて。八恵ちゃんらしくないですよ」
いつもの彼女からは想像できないような声音、七乃の周りの温度が一気に下がったような錯覚に陥る。だが八恵は慣れているのか、普通に返す。
「七乃、確かに私たちは美羽さまを守り、支えてきました。でも、それだけではどうにもならないんです。孫家も今は客将という立場に甘んじてはいますが、いつ掌を返すとも分りません。だからこそ、美羽様には上に立つ者としての自覚を持ってもらわねばならないと思っています。お前がいくら美羽様の周りを掃除しているとはいえ、限界はあるでしょう?いい機会だと思いますよ」
「でも、あの人が美羽様を助けてくれる保証なんてないじゃないですか!もしかしたら裏切るかも知れない、孫家に寝返るかも知れない、美羽様を殺すために送り込まれた間者かも知れない。そういう可能性を考えなかったんですか!?」
「七乃、私たちがここで言い合ったところで結局決めるのは美羽様なんです。私はその決定に従うだけですよ。お前に、あの方を信じろなどと言うつもりはないですが、否定ばかりの世の中など面白くないと私は思いますよ。では、私は美羽様に報告しに行ってきます」
七乃は、去っていく八恵を恨めしそうな目で見ていた。
「何なんですか、あの憑き物が落ちたような笑顔は。そんな顔久しぶりに見ましたよ。」
「羨ましいですねぇ、八恵ちゃんが。…………助けてくれるんですかねぇ?私みたいな人間でも」
虚空を見つめる瞳は果たして何を映すのか……
あとがき
最後の方突っ走った感満載ですね、勢いで
改ページも多いし、はぁ…
設定に関しては大まかなものです。基本はこの設定ですが、キャラが成長したりするかも知れません。
こんな感じですが、よかったら見てやってください
アドバイスなどあれば真摯に受け止めて改善していきます
でわでわしつれいします。
説明 | ||
本編、投稿です 相変わらず駄文ですが、読んでもらえれば幸いです アドバイスなどあれば次に活かしたいと思います それではグダグダかもしれませんが、どうぞ |
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コメント | ||
華狼さん>八恵の会話を修正しました。これで少しでも違和感が消えるといいんですが…(逆叉) 八恵の口調が一定じゃないような。真剣になったら変わるにしても毛色の違う変わりようかと。 (華狼) 佐木瑞希さん>勝利?敗北?悩みますねぇ(逆叉) 孫家どう、渡り合うのか、たのしみですね〜(佐木瑞希) |
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