疲弊堂
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老若男女、家族連れも呼び込む庶民派の店内にはもうひとつ気になるものが。

奥の座敷のふすまはボロボロで何があるのかと覗いたところ、見ちゃいけない怖い人たちの溜まり場でした。

誰とも目は合わなかったものの、あまりの恐怖にお腹が痛くなってトイレに駆け込みました。

これでひとまず安心かなと思いきや、妙に足元が臭うと思ったら和式トイレのど真ん中に固形ペットフードのようなものがもっさり存在していました。

今の時代洋式便座が進む中、和式の利用方法がわからない人が存在してもおかしくないと思いつつペットフードを見下していました。

用を足し終えると(もちろんあのペットフードのようなものも片付けました)、ようやくラーメンの注文をすることができました。

 

 

カウンター席手前で受け付けた若い女性店員、とてつもなく態度が悪い。

ラーメンを注文しようと思って声をかけようかと思い前方を覗くと、ほかの店員としゃがんで指遊びをしてたんです。

子供じゃないんだから(見た目は高校生、頭脳は子供)そんなことやってる場合じゃねーだろと。

案の定声をかけても無反応だし、テーブルをどんどんと叩くとようやく面倒くさそうに起立しました。

ケータイのメールチェックしながら人の話を聴けるんですかねアンタは。他店員の話は聴けて、私の話は聞こえないんですかね。

隣の客は自分よりも後に来てもうラーメンにありつけているわけですよ。

こんなやつにーとか、なんでラーメン食べなきゃならないのかとか考えているうちに、とうとうラーメンはやってこないまま目が覚めました。

説明
曇る初春の空と疲れた空気の漂う夕方の電車内からようやく下車する。
その足がたどり着いたところはひなびた外見の食堂でした。
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夕方 食堂  

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