真・恋姫無双〜反逆の北郷〜
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そうだね愛紗。確かにオレはみんなを愛している。

 

だから君だけを救った罪を被せられた事は当たり前のことなんだろうな。

 

そして、それを誤魔化すためにすべてを無に返すことも罪。

 

それでもあの時は、君だけでも救いたいと思ったんだ。

 

だから………俺の手で終わらせないといけないんだ。

 

すべてを無へ、そして新たなる物語へ――――。

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今作の主な登場人物

 

※北郷 一刀(ほんごう かずと)

主人公で、聖フランチェスカ学園に通う普通の男子生徒。

占い師・管輅による救世主の予言の噂が広まっていた頃、英傑たちの前に現れる。しかし、とあるキッカケから『悪』の自我に目覚め、この世界の英雄女性を三国志の歴史的通りに殺そうと暗躍する。また『穴(登場しない女性英雄)』を埋めるために様々な自我を持った北郷に分裂して足りない部分を補ったこともするもできる。ちなみにこの『世界』の原点が自身の創造で生まれたことを認識しているため自分は『神』のような存在だと思っている。

 

・策略の北郷

『穴(登場しない女性英雄)』を埋めるための北郷で、頭脳が長けている。

 

・誘惑の北郷

彼に狙われた女性は、100%服従してしまう。

 

・依存の北郷

己の依存を叶えるためなら、どんな手段もいとわない。

 

・闘争の北郷

戦うことを生きがいとしている。

 

・崇拝の北郷

彼を見ると『神』のように思えて、誰であろうと崇拝してしまう。

 

・欲情の北郷

常に女性と寝たがる。

 

・偽善の北郷

一を助けるために十を捨てるという考え方。

つまり大切な人を守るためなら他の者すべてを殺すということ。

 

・否定の北郷

『北郷一刀』という存在すべてを否定する

そのため女性であり、眼鏡をかけている

 

※魏の国

 

曹否(そうひ)

魏の初代皇帝。

赤壁の敗戦により、曹操が重い病にかかったため跡を継ぐ。その後、北郷(策略の北郷)の提案により後漢王朝の皇帝を失脚させて魏を建国。初代皇帝となる。ちなみに血は繋がってはいない。

曹操を神のように崇拝しており、曹操が生きているうちに天下統一を計ろうとやっかいな劉備や孫権を後回しにして馬超が治めている西涼へと攻める。

 

・曹操 真名:華琳(かりん)

天下統一に向けて天命を見出し覇道を進み、武芸に長け政にも秀でた文武両道の少女。それ以外にも文化・芸術・料理などあらゆることにおいて類稀なる才能を持っている完璧超人。誇り高く他人の妬みなどに動じることは無いが、美しい者には目が無い。冷徹そうに見えるが、実は家臣達には情け深い。だが、基本的に自分にも他人にも厳しい性格のため、失敗した場合には家臣といえども容赦ない罰を下すこともある。少し前までは男性には興味がなかったが、一刀に出会い人となりを知るようになってから、少しずつ変わっている。赤壁の敗戦後に重い病気にかかってしまい実権を曹否に譲る。以後は、相談役としながら傍観に徹する。

 

呉の国

 

孫権 真名:蓮華(れんふぁ)

先代の王である姉の孫策が死んだため、その座を継ぎ王となる。覇王として天下統一を目指した姉とは違い、江東の国内と人民を豊かにすることを目指し、無駄に争うことを避けている。そのため赤壁の戦い後も守りに徹している。魏に対抗するために呉を宣言する。

 

呂蒙 真名:亞莎(あーしぇ)

周瑜の死後、孫権軍の大都督となった。

鋭い眼光で人々を威圧などするが穏やかな性格の持ち主。大都督となっても人と上手くコミュニケーションを取る事が苦手は変わっていない。北郷(誘惑の北郷)を補佐として一緒に呉を守っている。

 

孫尚香 真名:小蓮(しゃおれん)

孫堅の末娘でニックネームは「シャオ」(自身の呼称でもある)、2人の姉に愛されている孫家の姫君。雪蓮に似て天真爛漫でお転婆。北郷(誘惑の北郷)の提案により劉備の義娘となる。見た目と裏腹に武芸にも秀でており、弓の腕は中々のもの。その後、劉備軍にいる北郷(欲情の北郷)の提案により『劉禅』と名を改める。

 

※劉備軍(のちの蜀)

 

劉備 真名:桃香(とうか)

義姉妹の契りを交わした関羽、張雲と共に世を救うために立ち上がった少女。長姉の筈だがそう思わせないドジっぷりから、国の内外を問わず「天然」と評されている。お人よしで情に脆く、また他国の王が武にも長けている一方で彼女自身の腕はそれほどでもないところから、王の資質を疑われることもあるが、武と勇に長けた曹魏や血と誇りの孫呉に対し、義と情をもって諸国の武将や軍師を取り込むカリスマ性は他国と鼎立を生む国を興すほどである。自身よりも家臣に気を配る気質が蜀の結束力を生み出す原動力となっている。普段から天然惚けの面が目立つが、意外に頑固で強かな一面も持つ。北郷(崇拝の北郷)を夫としていたが、長坂の戦いのおりに亡くしている。赤壁の戦い後、諸葛亮の策により荊州を曹操をから奪い太守となる。

 

諸葛亮 真名:朱里(しゅり)

他国からも一目置かれる天才軍師。

多くの戦を経験し「伏竜」と称されるまでの大軍師に成長するが、焦ったり困ったりするとカミカミ口調になってしまう。その口癖と容姿から多くの者から「はわわ軍師」「ちびっこ軍師」と呼ばれ、気に病んでいる。

 

鳳統 真名:雛里(ひなり)

諸葛亮と並び「鳳雛」と称せられる名軍師。諸葛亮とは親友同士で共に水鏡先生の塾で学んだ。諸葛亮の活躍にを噂を聞き、劉備軍に身を投じようとするのだが……?

かなり内気でおどおどしており、慌てると「あわわ」と口走るところから「あわわ軍師」と呼ばれている。軍師としての腕は朱里に勝るとも劣らないが、内気な性格からあまり前に出ようとしないため、他国には朱里ほどには知られていない。とあるキッカケで北郷(欲情の北郷)の恋人になっている。

 

※馬超軍

 

馬超 真名:翠(すい)

西涼の太守。

馬騰が病死したため跡を継ぐ。槍の名手で、その武は愛紗達にもひけを取らないが、鈴々に匹敵するほどの単純な性格で猪突猛進で敵を粉砕する。口調は粗雑だが時折女の子らしい一面を見せる。恋愛には疎く極度の恥ずかしがり屋なため、女の子扱いされると慌てることが多い。妹分の蒲公英の世話を焼く良き姉としての面も見せている。北郷(闘争の北郷)と共に魏を迎え撃つ。

 

馬岱 真名:蒲公英(たんぽぽ)

馬超の従妹で、馬超を「お姉さま」と呼び慕う。馬超と異なり、サイドポニー気味に髪をまとめている。初心な馬超に対してませた性格。「天性のイタズラッコ」と評される通りの悪戯好きで、戦場でも罠を仕掛けるのが得意。張飛同様に一人称として真名(平仮名で「たんぽぽ」)を名乗ることが多い。何かというと「ここにいるぞ!」と声を上げ、また他の者がこのセリフを言うと、それは私のセリフなのにと言って拗ねる。

今作では、そのませた性格が危険視されてために北郷(闘争の北郷)に自我を奪われしまい人形化している。二度と意識が戻ることはないためあまり表舞台には登場しない。

 

※すでに北郷に殺された英雄女性

 

荀ケ 真名:桂花(けいふぁ)

曹操の軍師。

その知略は諸葛亮に匹敵する。

策略の北郷によって后になっていたが袁紹との戦い時に、彼の正体を知ったために病死として殺される。ちなみに正史においてもその時期に死んでいるので北郷にとって都合がよかった。

 

孫策 真名:雪蓮(しぇれん)

母親(孫堅)の遺志を継いで覇道を進む孫呉の王。武芸もさることながら、驚異の的中率を誇る「勘」の持ち主でもある。奔放な性格だが家臣への面倒見がよく義にも厚い。一方で、袁術などの敵に対しては笑顔で首を刎ねるほどの冷酷な一面も持つ。

張薫を殺したため、彼女を愛していた北郷(依存の北郷)によって殺される。ちなみに正史においてもその時期に殺される運命だったので、彼女に生き残る術はなかった。

 

周瑜 真名:冥琳(めいりん)

呉の軍師。

先代の王、孫策とは幼なじみの親友同士。孫策の覇業に自らの知謀を捧げてきた。赤壁の戦い時に、諸葛亮と出会い彼女を危険と認識して病死する。実は知らぬうちに夫である北郷(誘惑の北郷)に『寿命が短く』なる薬を飲まされており、病死する運命が早くなってしまったからである。

 

郭嘉 真名:稟(りん)

戦略よりも戦術を得意とする魏の軍師。常に冷静沈着で、歯に衣着せぬ物言いは華琳が相手であっても変わらない。ただ華琳への敬愛ぶりは尋常ではなく、華琳から受ける辱めを妄想しては独りで鼻血を吹くという厄介な癖がある。それが原因で、袁紹との戦い後に病死する。ちなみに彼女の死だけは北郷は一切関与していない。

 

李典 真名:真桜(まおう)

魏軍においては、最新鋭の兵器開発をもこなす兵器調達官も兼ねており、発明が大好きで春蘭らの武器を改良したりもする。そのため、戦闘では工兵隊を率いることもある。関西訛りで饒舌だが、性格は朗らかで悪意が無い。凪や沙和と行動を共にすることが多い。なお関西弁繋がりか、霞と仲がよく「姐さん」と呼んでいる。彼女の発明の性能を赤壁の戦いに、周瑜に危険視されてしまい策によって曹操に殺される。

 

黄蓋 真名:祭(さい)

弓の名手であり、孫堅の代から孫家に仕える宿将。一人称は儂。酒好きで天真爛漫な性格。

豪毅な気性ではあるが繊細な面も持ち、若い武将らの母親的存在ともなっており、町の子供達にも好かれていた。赤壁の戦いで曹操に遭遇、殺そうとするが逆に夏侯惇、夏侯淵、張遼、典韋、李典に腹部を串刺しされて最後に曹否に首を刎ねられ戦死する。

 

董卓 真名:月(ゆえ)

都を占拠し、悪逆非道を働いた奸賊とされていたが、その正体は優しく儚げな少女。何進や十常侍達の権力争いに巻き込まれ、袁紹をはじめとする諸侯のでっち上げの結果暴君呼ばわりされていた。

反董卓連合軍の敗戦後、長安へ逃げて体制を立て直そうとするが呂布の兵士に化けた北郷(誘惑の北郷)に遭遇してしまい、自我を奪われ人形化。

北郷の奴隷になり、悪逆非道を働いたために呂布に殺される。

 

呂布 真名:恋(れん)

戦場では文字通り無双の強さを誇る武将。三国志の前世紀に英雄達を危険視させていた。しかし、徐々に力を持った曹操や元仲間の賈駆の策により敗北。賈駆の目の前で処刑される。

兵士に化けた北郷(誘惑の北郷)に遭遇した時点で、軽い誘惑催眠術を受けていた部分もあり劉備の北郷(崇拝の北郷)を無理矢理に夫している。

 

陳宮 真名:音々音(ねねね)

呂布軍の軍師で、恋を敬愛しており一緒に行動している。そのため、呂布の処刑後に後を追う。

 

張勲 真名:七乃(ななの)

袁術の側近(大将軍)兼御守。主の袁術をこよなく愛し支離滅裂な下知にも献策をおこなう。袁術よりはマシとはいえ、武芸も献策も人並み。他国の将達と比べると大将軍としてはやや力不足ため北郷(依存の北郷)に任せていた。その後、孫策に殺される。

 

張角、張宝、張梁 真名:天和(てんほう) 地和(ちーほう) 人和(れんほう)

北郷に殺された最初の犠牲者姉妹。

貧乏だったアイドルユニット「数え役萬☆姉妹」を裕福にして黄巾の乱を起こして三国志時代を生み出させた。

 

袁紹 真名:麗羽(れいは)

曹操と戦い敗戦後、病死。

 

文醜、顔良 真名:猪々子(いいしぇ)斗詩(とし)

曹操と戦いの折に、一時的に仲間になった関羽に殺される。

 

公孫賛 真名:白蓮(ぱいれん)

袁紹との戦いで戦死する。

説明
ストーリー
ここは、三国志に登場する英雄たちが女性になっている世界。
そこに世界を救う天の御遣い北郷が現れた。彼はそこで出会った女性達と共に、天下を争う戦いを終わらせようと様々な手を使って平和へと進もうとする。
……が、この北郷の真の目的はこの世界の英雄女性すべて殺す死神の御遣いだった。当然、何も知らない彼女達はただ、北郷に操られながら殺されていった。
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コメント
どんな頭の構造していればこんな設定が出せるのか、感心せざるをえない。ただ、タグにアンチを追加する必要があると思う。前文だけでも十分かもしれないけど(黒乃真白)
北郷一刀があちこちの陣営にいるのはそういうことだったのか(ryu)
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