真・恋姫無双 武道会 (団体戦編) 第十四章
[全10ページ]
-1ページ-

一刀「こいつを使うのは、あの時以来だな」

 

秋蘭「そうだな」

 

一刀「まさか本当に、麒麟を使うとは思ってなかったけどな」

 

秋蘭「使わなかったら、使わなかったで華琳様に叱られていただろう?」

 

一刀「確かにな」

 

お互いに向かい合い話し合っている間も、観客は一刀の麒麟に見とれていた

 

 

華琳「あれは・・・一体?」

 

桂花「光る剣?」

 

風「綺麗ですね〜」

 

稟「あれは、一刀殿の持っていたもう一つの剣では?」

 

華琳「聞いておけば良かったわ」

 

華琳達は一刀の剣に付いて聞かなかった事を、後悔していた

-2ページ-

桃香「綺麗////」

 

星「何と見事な・・・」

 

朱里「雛里ちゃん、あの剣」

 

雛里「うん、北郷さんが持っていたもう一つの剣だね」

 

紫苑「桔梗もしかしてあれ」

 

桔梗「紫苑、お主の予想は恐らく当たっておる」

 

翠「どうしたんだよ?」

 

蒲公英「あの剣の事何か知ってるの?」

 

焔耶「そうなんですか桔梗さま、紫苑さま!?」

 

桔梗「いやもしかしてじゃが、あの剣は氣で出来ておるのかも知れぬ」

 

紫苑「やっぱり桔梗もそう思う」

 

翠「氣の剣!?」

 

蒲公英「そんなの有り!?」

 

愛紗「もしそうなら、秋蘭の負けだな」

 

鈴々「あ!喋ったのだ」

 

星「愛紗よ、その言葉からして何か知っているのか?」

 

愛紗「秋蘭から聞いた話なのだが、今の自分でも北郷殿には勝てないと言っていた」

 

朱里「えー!?」

 

翠「今の秋蘭でも勝てない!?」

 

星「もはや我々では、追いつけない領域に入っているな」

 

紫苑「そうね、どれだけの修行をして来たのかしら?」

 

雛里「北郷さんが居なくなったのは、三年前ですからその間かと」

 

蒲公英「三年であんなに!?」

 

愛紗「もしそうだとしてら、北郷殿はそれこそ何時死んでも可笑しくない修行をしたんだろう」

 

桃香「うふふ♪」

 

愛紗「桃香様、如何したんです?」

 

桃香「だって愛紗ちゃん北郷さんの事になったら、楽しそうなんだもん」

 

愛紗「な!?////」

 

鈴々「あー!愛紗が赤くなったのだ」

 

愛紗「う、うるさい!?////」

 

試合に集中するのか、愛紗いじりをするのか分からない状況になっていた

-3ページ-

冥琳「雪蓮お前はどう思う、あの剣?」

 

雪蓮「確実に言える事は、この世界に剣じゃ無いわね」

 

思春「天の世界の剣・・・」

 

穏「緑色に光る剣ですか、素敵ですね////」

 

蓮華「穏、また禁断症状出さないでよ」

 

明命「大丈夫です蓮華様!その時は気絶させます」

 

小蓮「それはちょっとやり過ぎじゃない?」

 

冥琳「まあそのくらいせんと、こいつは止まらん」

 

穏「でも何で出来てるんでしょうあの剣、気になります////」

 

蓮華「明命、気絶させる準備しておいて」

 

明命「御意」

 

明命は任務の時の状態で待機していた

-4ページ-

一刀「さあ、どうする秋蘭?」

 

秋蘭「もちろん、続けるさ!!」

 

秋蘭は瞬時に氣の矢を作り放つ

 

 

秋蘭「風月!!」

 

ヒュン!!

 

一刀「ふん!」

 

バーン!!キラキラ!

 

秋蘭「!?」

 

秋蘭の風月はいとも簡単に消えた

 

 

一刀「忘れたのか秋蘭?麒麟は氣を刀に具現化できる刀だ。使い手によっては、こいつ以上の剣(つるぎ)は存在しない」

 

そう言い終わると、一刀は秋蘭に向かって歩き出す

-5ページ-

秋蘭「くっ!風月連弾!!」

 

ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!

 

一刀「・・・」

 

バーン!バーン!バーン!バーン!バーン!

 

一刀は秋蘭の氣の矢風月の連弾を、意図も簡単に麒麟で消しながら歩き進める

 

 

秋蘭(こんなに簡単に!?しかも足を止めずに!?)

 

普段冷静な秋蘭とは思えないほど、誰からも見ても判るくらい焦りを感じていた

 

 

一刀「神風・・・」

 

ブオン!

 

秋蘭「!?」

 

一刀「終わりだ」

 

秋蘭が気が付いた時には、一刀の拳が秋蘭の鳩尾に入っていた

-6ページ-

秋蘭「かず・・・と・・・」

 

一刀「心配するな、お前はまだ強くなれる・・・俺が強くしてやる」

 

秋蘭「その言葉・・・忘れ・・・るな・・・よ・・・」

 

ドサッ!

 

秋蘭はそのまま気を失って倒れた

 

 

審判「あ!夏候淵将軍戦闘続行不可能です!!よって勝者北郷将軍です!!」

 

・・・

 

観客「「「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」」」

 

華琳「決着ね」

 

桂花「そうですね」

 

風「おや?」

 

稟「どうしたんですか風?」

 

風「いえいえただ、もう夕方だったんですね〜」

 

華琳「えっ?」

 

華琳が空を見上げると、黄昏色の空が広がっていた

 

 

一刀「医療班が来ないな仕方ない、よいしょ」

 

観客女「「「きゃああああああああああ!!!!!!////」」」

 

一刀が秋蘭を抱き上げる(お姫様抱っこ)と観客席の女の子達が声を上げる

-7ページ-

一刀「うん?何か判んないけど、まあ良いか」

 

真桜・凪「「隊長!!」」

 

一刀「真桜・凪後は頼んだ、俺は秋蘭を医療班のいる場所に連れて行く」

 

真桜「任せとき!」

 

審判「これより延長戦を始めます」

 

一刀はその言葉を聞きながら、舞台を後にした

-8ページ-

秋蘭「う、うん」

 

一刀「気が付いたか?」

 

秋蘭「一刀・・・そうか私は負けたのか」

 

一刀「まあね、気分はどうだ?」

 

秋蘭「ああ、少し疲れた」

 

一刀「そうか」

 

秋蘭「そういえば、大会はどうなった?」

 

一刀「それは「終ったで」霞!?」

 

大会の終わりを知らせるために、霞が部屋に来た

 

 

流琉「秋蘭様!勝って来ました!」

 

一刀「あちゃー負けかー」

 

霞「今表彰式の準備しとる」

 

一刀「他の皆わ?」

 

霞「もう集まっとる、一刀も早よ来い」

 

秋蘭「私も行こう」

 

秋蘭が起き上がると、一刀が声を掛ける

 

 

一刀「もう良いのか?」

 

秋蘭「ああ」

 

霞「ほな行こか!」

 

流琉「はい!」

 

一刀達は部屋を出て舞台に向かう

-9ページ-

観客「「「わああああああああああ!!!!!」」」

 

一刀「うお!すごいな」

 

秋蘭「これだけ歓声を浴びるのは、初めてだな」

 

霞「気分ええな!」

 

流琉「はい!」

 

舞台の上には、既に春蘭達が立っていた

 

 

華琳「今大会優勝した魏第一班に優勝旗を、準優勝した二班には花束を贈呈します」

 

優勝旗を受け取ったのは、それぞれの班の代表者(秋蘭と一刀)が受け取ると会場から拍手が鳴り響く

 

 

華琳「現時点を以って、武道大会を終了する!!」

 

こうして、武道大会は幕を閉じた

-10ページ-

次回最終章!!

説明
皆さんこんにちはカイです、麒麟を抜いた一刀の実力はいかに。
そして大会の優勝はどちらに!?
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
7327 5598 44
コメント
9pの華琳「今大会優勝した魏第一班に優勝旗を、準優勝した二版には花束を贈呈します」ではなく華琳「今大会優勝した魏第一班に優勝旗を、準優勝した2班には花束を贈呈します」だと思います。(ryujir2)
劉邦柾棟さん 穏便かどうかは、劉邦柾棟さん次第です(カイ)
最終回か〜…なんか、絶対に穏便な終わり方ではないんだろうな〜。(劉邦柾棟)
namenekoさん もう少しです(カイ)
jokerさん 終りは始まりの合図です(カイ)
JDAさん 楽しみにしていてください、後直ぐに直します(カイ)
みんなとのイチャイチャを見たかったな。最終回も楽しみに待ってます。(VVV計画の被験者)
え!終わり!?魏の武将や愛紗たちとのイチャイチャや新たな敵は!?いやー!終わらないでー!(幼き天使の親衛隊joker)
今回も面白かったです。 気持ち的には終わってほしくない感じです。 最終回楽しみにしています。 1pの稟の台詞の"わ"は、"は"だと思います。(JDA)
タグ
真・恋姫無双    武道会 

カイさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com