一刀の晋王転生録 プロローグ・4 |
「くそがぁー!!」
そう怒鳴った若い姿をした男は壁にたたきつけるようにして拳を突き出す。
もっとも壁などないのでたたきつけるといったようなことはできないのだが、
それがさらに男を苛ただせ、怒りを高める。
「なぜだ!」
さらに、
「なぜだ!!」
またさらに、
「なぜだ!!!」
そして、
「なぜ貴様は司馬昭などになったー!北郷ーーー!!」
嘆きともいえる言葉をはなった。
「左慈・・・」
もう一人の男はそういって叫ぶ男に声をかける。
「うるさいぞ!于吉!」
左慈と呼ばれた男は、于吉といった男にいった。
于吉は静かに言ったはずなのだが・・・
「くそ!、くそ!!、くそがぁー!!!」
そしてまた怒鳴った。
「左慈・・・あなたはなぜそう怒り嘆くのです?」
そう言われ左慈は于吉をにらみつけながら振り向く。
「なぜ・・・だと・・・?」
「今回の北郷一刀は私達が手を出さずとも、今回の外史は私達の都合のいいよう
に動く可能性は高い。故に待機、そして介入するなという指示が出されても
不思議では「だからだ!!」・・・」
そして左慈は吐き出すように、
「奴に手を出すな・・・だと、ふざけるな!奴を探しだすためにどれほどの外史
に巡ってきたと思っているんだ!、やっと探しだすことができたんだ!
俺は奴と戦う!」
そう宣言する。
「しかし、そのようなことを認める者は否定派にも誰一人としていない
でしょう。」
「知ったことか!、俺は戦う!、奴を倒し、勝つのは俺だ!」
否、
「俺以外に倒され、負けることなど断じて許さん!」
そして、
「たとえどのような外史だとしても!」
叫ぶ、
「俺は!」
叫ぶ、
「勝つまで!」
叫ぶ、
「奴の前に立つ!」
叫ぶ、
「何度でも!」
叫ぶ、
「何度でもだぁー!!」
叫び続ける。
(左慈・・・あなたはそこまで彼に執着しているのですか。)
左慈の様子を見た于吉そう思いながら考える。
左慈にとって北郷一刀という存在は、ある意味では必要なのかも
しれないと。
「しかし、先ほど言ったように否定派にも認める者はいない
でしょう。あなたが無理やり介入しようとしても全力で阻止しに
来ますよ?、最悪肯定派と組んででも・・・」
「く!・・・」
左慈とってもはや八方塞がりである。
「何か・・・何か方法は無いのか?」
左慈はわらをもすがるように、
「どんな方法でも良い、何か無いのか?・・・誰にも手を出されずに奴のいる
外史に介入する方法は。」
于吉に聞いた。
そして・・・
「・・・一つだけありますよ。」
「何!」
于吉の言葉に驚く。
「それはどういったものだ!」
早く言えと言わんばかりに叫ぶ。
「これは我ら管理者でも禁忌と呼ばれた外史の介入の方法・・・」
そういったあと于吉は左慈に説明する。
そして、
「いかがいたしましょうか?」
左慈の答えは、
「わかった、やってくれ。」
こうして二人は消えた・・・
プロローグ・4でした。
原作キャラがやっと出ました。
しかしキャラ崩壊になっていないか不安です。
次でプロローグは終わりです。
次は転生前の一刀君が出ます。(ようやくか・・・)
それではまた・・・
説明 | ||
プロローグ・4です。 今回は例の二人です。 |
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11365 | 9555 | 64 |
コメント | ||
左慈の一刀に対する執着は半端ないな。(量産型第一次強化式骸骨) 左慈と于吉まで転生とかしませんよね?(夕闇 智弘) さて、ツンデレ(?)とホモ眼鏡は何をするのか!?(アルヤ) 二人来た!これなら勝てる!(流狼人) 来たーーーー!!無(流狼人) |
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