NEW ACT4[Return]
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「本気でものを言うつもりなら、言葉を飾る必要があろうか。」[ゲーテ]

 

病室。

目の前には軍服を着た女性が立っている。ローズとは違い鋭い目つきだが、どこか母親の様な優しい眼差しも宿っているように思える。「ジャック」は赤い髪を軽く触りながらふとそう感じた。彼女の名前は「アデル・ベルモンド中尉」

「…ジャック候補生。報告は以上か?」

アデルは軍帽の固いつばを触りながら聞いた。

「はい。」

「…そうか。マック兵長や候補生たちが犠牲となったのは仕方ない。ジャック。おまえは、1人の仲間を救ったのだ。おまえは正しい選択をしている。」

「しかし…私は…。」

「いいかジャック、行動の良し悪しではない。生き残った者が後を継ぐ、それだけの話だ。それに、二人の仲間に手を貸すか、意識を失いかけている仲間を助けるか…二者択一を迫られていたとしたら誰でも後者を選ぶ。おまえは正しい選択をした、わかったか。」

「…はい。」ジャックは力なく答えた。

「…まぁ良い。ではこれより「ジャック」、「ローズ・ベネット」を正規兵として正式に登録する。初期階級は一等兵、あるいは二等兵の二つだが後ほど通知する。」

「了解です。」

ジャックは意識を失ったままのローズに目をやった。

「彼女には私から伝えておきます。」

「そうしてくれ。」彼女はそう言い残し、病室を後にした。

ジャックは自分が助けた仲間にもう一度目をやり、小さな声で呟いた。

 

 

 

 

「俺はジャックだ。ブラッドマチェットはもういない…。」

説明
読んだ方、ぜひコメントを! これでとりあえず一区切りなんだな…
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コメント
初めまして。辛口ですがコメントさせていただきますね。ACT4まで続きとして読ませていただきましたが全てにわたって説明不足を感じました。しっかりとしたテーマがあって物語を書き込めれば良い作品になると思いますからがんばってください。(睦東加南太)
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オリジナル ダークファンタジー ファンタジー 創作 小説 軍隊モノ 長編 

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