花蓮?無双 56時間目 求める事…
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火国で花蓮達が居なくってから落ち着きを取り戻した頃当の本人達はある場所を目指していた

 

「せんせ〜まだ〜?」

「まだですね〜…花蓮ちゃん、もうすぐ着くから我慢しましょ〜ね〜」

「は〜い♪」

 

「それにしても…いきなり行ったらビックリするでしょうね」

「そうですね麗羽さん」

「まあボク達には花蓮ちゃんがいるから」

「そうです!!…隊長にも久々に会うし訓練つけてくれるかな」

「そうそう…麗羽様、月さん向こうに行ったらパチンコとか自粛してくださいね」

「それは約束できないわ斗都」

「へぅ〜…」

 

会話を聞いてもわかるように本人達はまるで旅行に行くようなテンションで目的地を目指していた

本来国を裏切るという事はいつ追手に命を狙われるかわからない

なのにそんな雰囲気がまったくなかったからであった

そんな感じで数日経過し目的地に到着したのだった

 

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「これは天の御遣い様に陸遜様…それに皆さん…どうされたんですか今日は」

 

目的地である許昌に到着すると門番に止められてしまった

いつもなら前もって文を出すので入城は楽にできるのだが今回はしていなかったのだった

穏もその事がわかっていた為冷静に対応した

 

「申し訳ありません火急の用事で曹操様に逢いに来たのですが…」

「そうですか…玉座の方でお待ちください」

「わかりました…」

 

そう返事をすると穏達は玉座の間に向かった

 

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その頃華琳達は執務室で政務に明け暮れていた

 

「桂花…この予算でいく場合土地の開発が遅れるわ…どういう事」

「それについては新兵達に行わせるつもりです…」

「なるほど…人件費を減らしなおかつ新兵達の体力強化を図るという事」

「はい……」

「悪くないわね…秋蘭、この話を軍部の方に掛け合ってくれるかしら?」

「御意…問題ないと思いますが何かあれば報告します」

「お願いね…」

「……ぐぅ〜」

「風…」

「おお…華琳様、この前言われてた案件を纏めました〜」

「ありがとう風,稟…ここに置いておいて」

 

などと仕事をしていると不意に執務室の扉が開いた

 

「失礼します!!」

「どうしたの…何かあったのかしら」

 

扉を開けたのは先ほどの門番であった

華琳は言いながらすぐ門番の表情を確認した

そして自国の危機ではないのを察し門番の言葉を待った

 

「火国の天の御遣い様達が火急の用事で来られました」

「花蓮達が…それで今は」

「玉座の方に向かうよう言いました」

「分かったわ…持ち場に戻りなさい」

「は!!」

 

門番が執務室を出ると華琳はすぐに数人ひきつれて玉座の方に向かうのだった

 

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「久しぶりね花蓮に皆…火急の用事って聞いたけどなんなの」

 

玉座についた華琳達は早速訪れた目的を聞いた

ついてきたのは桂花と秋蘭であった

3人とも来たメンバーを確認し、またバカップル夫婦が喧嘩したんだと思った

しかし…穏から発せられた言葉は違った

 

「はい…火軍筆頭軍師周瑜から火国追放を受け、魏に仕官しようと思いまいりました」

「ちょ…ちょっと何それ!!」

 

流石の華琳も穏の発言に驚きを隠せなかった

現に隣にいる秋蘭も信じられないという顔をして放心してしまっていた

しかし魏の筆頭軍師は何か違和感を感じた

 

「追放されたって言うけれど……どうして花蓮ちゃんがここにいるのよ」

 

その違和感こそ花蓮であった

一刀夫婦の娘であると同時に世間では天の御遣いでもあった

そんな彼女がなぜ一緒にいるのか…

 

「それは……花蓮の意思で私について来てくれた…これが火国の利益になると考えて」

「ホントなの花蓮ちゃん」

 

桂花は花蓮に訪ねた

両親が大好きな花蓮がそんなことするはずないと思った

しかし花蓮は肯定した

 

「うん♪パパとママがはやくやすめるようにするためなの♪」

 

その言葉を聞いた桂花は「そっか……」と言い理解をした

 

「……それで、穏達が追放されたって言う証拠はあるのかしら」

「うむ…流石に言だけでは信用できんからな」

 

桂花と穏達の会話を聞いてるうちに冷静になってきた華琳と秋蘭は穏に聞いた

冗談で言ってないのは分かったのだがそれでも信じたくなかったからだ

 

「分かりました………これを」

 

穏は懐から文を取り出し華琳に渡した

それに目を通した華琳は微笑みながら言った

 

「分かったわ貴方達の仕官認めるわ…役職については向こうにいた時と同じでいいわよね」

「ありがとうございます…華琳様」

「さてと…仕事は明日から頼むとして部屋を与えるから今日は休んでいいわよ……誰かある!!」

 

華琳はそう言うと兵を呼び空いている部屋を案内するように言った

そして兵に引き連れられ穏達は玉座を後にした

 

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「どういう事ですか華琳様…火国に喧嘩を売るつもりですか」

「そうです…そんなことしても曹魏に利益はないはずです」

 

玉座に残った秋蘭,桂花は華琳の判断に猛反発した

しかし華琳は動じずに答えた

 

「普通ならそうだけど…この文を見たら私の判断に納得するわ」

「何を馬鹿な」「そうです」

 

などと言いながら2人は穏から貰った文を確認した

 

「なるほど…」

「凄いわ…」

「ね…流石呉の軍師1,2と言った所ね」

「はい…同じ軍師として驚いてしまいます」

「こんなの普通じゃ通用しない…しかし我等を利用すればそれも可能…ならば」

「そう…私たちもそれに乗ればいいということよ」

 

文に書かれたことを正確に理解した3人はこれからの立ち振る舞いを考えるべく緊急会議を開催することにしたのだった

ちなみに文の内容と言うのは…

 

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『魏よ…天下統一を狙え……周瑜』

 

その1文だけであった

 

つづく

説明
お久しぶりです
とりあえず読んで頂けたらありがたいです
最近の悩みは自分のHPで書込みが一切ないことです…
あと、今日スキルアップの為出向しないかと言う話がありました…
は〜…だいぶ気が重い

うまく書けたかな…?
不安です…。
誹謗中傷はやめて下さいね…。
水無月さんは弱い生き物なので…。
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コメント
瓜月様:美周朗の知力…動きますよ〜♪(水無月 零)
森羅様:火国の筆頭軍師様ですからね…(水無月 零)
周瑜さん・・・・・・まじぱねっす!!!(森羅)
タグ
真・恋姫無双 花蓮  

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