真・恋姫夢想 『禁断の決戦!天上天下絶品武道会!!』 第一部終幕 「一応の終幕。そして次なる戦いへ」
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 丈二「んで?結界の方はどうなんだ?狼」

 狼「……こりゃ駄目だな。あんのやろ、プログラムの中枢に介入するために、かなり無茶な改変をしやがった。……一から全部組みなおしだな、これは」

 

 天上天下絶品武道会の会場、その片隅に設置された結界発生装置の傍にて。先ほどのフルボッコパーティにて次元の彼方へと封印された于吉の手により、その中枢制御プログラムをいじくられた、【ご都合主義万歳】専用の結界発生装置を、何とかこの場で修復できないものかと狼が調べていた。

 しかし、于吉がこの装置を己の制御下に置くために施したプログラム改変は、かなりの無茶な手段によって行われていたため、修復には相当の時間と手間がかかりそうだと、傍に立っている丈二に制御用パネルを見ながらぼやく狼であった。

 

 黒山羊「一から全部組みなおしたとして、また使えるようになるにはどれほどかかりそうなんです?」

 狼「……早くて二ヶ月。いや、下手したら三ヶ月はかかるな。……この大会のために止めていたあの外史の記録もしないといかんし、その傍らにやっても大体そのぐらいはかかるな」

 戦国「じゃあさ。他の結界発生装置を流用したりとかって」

 狼「無理。【ご都合主義万歳】はその効果の高さとか流用性とか、汎用性なんかも噛み合って、ものすごく繊細にできてるからな。尚且つ一度の起動に食うエネルギーも他の装置と比べ物にならんから、俺特製の陽子炉ってのを積んでるんで、他のじゃ代替は利かないんだよ」

 マリア「……何?その【陽子炉】って」

 狼「簡単に言えば太陽そのものを発電所に変えたようなもんだ」

 柾棟「……それってさ。もしかしてかなりとんでもなくない?」

 大ちゃん「もしかしなくてもとんでもないって。ていうか、安全なの?それ」

 狼「……正直言って、于吉の馬鹿がよく暴走させなかったもんだよ」

 関平「……もし、暴走してたら?」

 狼「良くてこの外史の消滅。悪けりゃ、全ての平行世界や正史の世界まで、相当のダメージを受けていたろうな」

 『……』

 

 もしも于吉が、装置の操作で何らかの下手を打っていた場合、あらゆる世界が破滅の危機に瀕していたかもしれない、と。狼の言葉に揃って顔を真っ青にする一同であった。

 

 狼「ま、なんにしても、だ。現状どうにか安定してるし、今のところは問題ないと思う。ただ、コントロールは全然受け付けないから、やっぱ一度もって帰ってから向こうで万全を期してから停止して、それからプログラムの組みなおしだな」

 

 そこまで言ってからゆっくりとその場に立ち上がり、別の場所にいる一刀達の方へと、その視線を向ける狼。

 

 狼「お〜い、一刀〜!それからひっとーさ〜ん!」

 一刀「ああ、なんか用か?」

 ひっとー「ほいほい。どうかしたの?」

 狼「悪いんだけどさ、今回の大会、一時中断にするって事、皆に説明しておいてくれない?恋姫組は一刀なら説得できるだろ?」

 一刀「出来ない事は無いけど、絶対春蘭あたりが爆発するぞ?納得いかーん!って」

 狼「だからさ。お前さんに渡したご都合主義万歳刀、正式銘【麒麟】な?それ暫く貸しておくからさ、それで連中の不満を解消してやっておいてくれ。どうせ皆、“あっちの”力を持ったお前さんと戦いたがってるんだろ?」

 一刀「……よくお分かりで。分かった。そういうことなら、何とかその手で説得しとくよ」

 ひっとー「……マダオにゃ宝の持ち腐れだとおもうんだけど?」

 狼「まあまあ、ひっとーさん。……あんまりこの世界で一刀嫌い発言すると、向こうにいる皆から総スカン食らうかもよ?」

 ひっとー「Sit。……しょうがねえ。今回はこれぐらいで勘弁しておいてやらあ。んで?おいらは何をすればいいん?」

 狼「もちろん、メイン司会として、今回最後のお仕事。上手い事皆が納得する閉めかた、頼んだからね?」

 ひっとー「OK、OK。ま、何とかやってみましょ」

  

 そうして恋姫たちの下へやれやれといった感じで歩いていく一刀と、急遽大会継続を断念したことを場内に集まった群集たちに告げるべく、司会席へ戻っていくひっとーを見送り、狼は再びその場に集合している((管理者|TINAMIユーザーズ))の方へと体を向き直す。

 

 狼「そんなわけでみんな、突然のことで申し訳ないけど、武道会はここで一度中断させてもらう。二回戦に進出した丈二さん、マリア、ベルフェゴールさん、柾棟さん、鴉さん、戦国、そして慧。そして惜しくも一回戦で敗退してしまった関平、大ちゃん、黒山羊さん、荘周こと南華老仙。……ほんと、申し訳ない。この通りだ」

 

 その姿勢を正し、如何に突発的な事態のせいとは言え、武道会を中止する事になってしまったことに対し、狼は参加ユーザー全員に、その頭を深々と下げた。

  

 慧「気にする事なんか無いですよ、狼さん。悪いのは全部、あの変態どもですし」

 ベルフェゴール「そうそう。それになんだかんだで、結構楽しめたしな」

 荘周(老仙)「そういうことですよ、狼さん。だから頭を上げてください」

 狼「……ありがと」

 鴉「それに。これはあくまで、『中断』、なんでしょう?ということは」

 狼「ああ。これだけは断言しておくよ。結界の発生装置が直り次第、そしてあっちの外史の記録に目処がつき次第、二回戦以降の戦いを必ず再開すると!」

 

 『おう!そう来なくっちゃな!!』

 

 

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 そう。

 

 これはあくまで一時的な中断。戦いはまだ終わったわけでは決して無い。真の強者を決める。それがこの大会の根本の趣旨である以上、必ずけりは着ける。そこに集まった参加者一堂に対し、改めてそのことを約束する狼。

  

 その時。

 

 ひっとー「と言うわけで皆!今の狼の言葉聞いていたか!?そう!これで全てが終わったわけじゃあねえぜ!そうさ!ぱーりぃはまだまだ続くぜ!!だから今回のところはこれで勘弁してやってくれ!あんだすたーん!?」

 

 『ほわあああああああああああああああああああっっっっっっ!!』

 

 狼「……えーっと。つまりはさっきの俺の台詞、会場中の全員に聞かれていた、と」

 丈二「いいじゃねえか。これでお前さんの気持ちは全員に伝わったわけだし。な?」

 狼「……ちっとばかり恥ずかしいけどね。はは」

 

 ははははは、と。爽快かつ豪快に笑い会う参加者達。

 

 

 その一方で。

 

 華琳「ねえ、一刀?一つだけ聞きたいんだけど」

 一刀「ああ、何?」

 蓮華「……徐庶、姜維、徐晃……だったかしら?随分と仲がよさそうね?」

 一刀「……ナンノコトデショウ」

 桃香「とぼけても無駄です♪……思春さんと明命さんから全部聞きました」 

 一刀「ちょ?!二人とも何時何処で見てたの!?」

 思春「……昨日の夜、街中でだが?」

 明命「はいです!昨晩、それはもう楽しそ〜に、あのお三方と戯れてらっしゃいましたよね?」 

 一刀「いやですからねお嬢様方?あれはですね」

 華琳「……大丈夫よ、一刀」

 蓮華「……あの娘達は、あくまで他の世界の住人なんでしょう?ええ、ちゃ〜んと、ワカッテイルカラ」

 桃香「そうだよ、ご主人様。ダカラネ?チャント、オハナシヲ聞カセテ欲シイダケダヨ?くすくす」

 一刀「あの、と、桃香さん?なんだか貴女も違うところの人が混じっている気がするんですけど?」

 桃香「……気ノセイダヨ、“オニイチャン”♪」

 一刀「ひい〜〜〜〜っ!!や、やっぱり嫉妬の女帝が混ざってるって〜!!」

 

  

 

 柾棟「……えっと。なんか、一刀がえらい目にあってるんだけど?」

 戦国「……いつもの事ですよ」

 慧「そうそう。いつものこと、いつものこと♪」

 狼「あ、念のために補足しておきますが。桃香の“あれ”は、公式ではありません。過去、記録中に色々カオスった、とある外史の彼女の記憶が、多分【ご都合主義万歳】のせいで混じっておりますです♪」

  

 

 一刀「解説はいいから!誰か!へるぷみ〜!!」

 

 

 その後、一刀がどんな目にあったかは……まあ、言わずもがな、と言う奴である(笑)。

 

 

 卑弥呼「以上!天上天下絶品武道会、これにて第一部、幕である!!」

 貂蝉「再開の時を楽しみに待っててねえ〜ん♪ぶるあぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」

 

 

 終わり

 

 

 

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 おまけ

 

 

 

 ティマイ「クェ〜!!漢女が!漢女がこっちに来る〜!むさいおっさんになんか囲まれたくない〜〜〜!!どうせならおっぱいのおっきなおねえちゃんが良い〜〜〜〜!!」

 

 ヒトヤ「わ、わふ〜!こっち来るな!俺の体に障るな!顔に頬ずりするな!股間をまさぐるなあ〜〜〜〜!!俺は女だぞ〜〜!!」

 

 于吉「左慈〜〜!!ここで私と一緒に新世界のアダムとイブになりましょうよ〜〜〜!!」

 

 左慈「お前はお前でこいつらに染まってんじゃねえ〜〜〜〜〜!!」 

 

 

 

 

 

 

 

 『ちっくしょおおおおっっっ!!覚えてろよあいつら〜〜〜〜!!この借りは絶対返してやるからな〜〜〜〜〜〜!!うぎやあーーーーーーーーーーー!!』 

  

 

 

 

 

 

 

 〜tobecontinued……?

 

 

 

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 おし。綺麗に閉められた♪(どこがだwww

 

 

 というわけで、天上天下絶品武道会は、今回を持ちまして一旦閉めさせていただきます。

 

 正直、第二部の開催時期については、この場ではっきりと明言は出来ませんが、年内に北朝伝を終了させて、その後に書きたいなあーと、現在はそう思っております。

 

 

 実際どうなるかは分かりませんが(オイw

 

 

 さて。

 

 そういったわけで、次回からは再び北朝伝の執筆にもどらさせていただきます。

 

 では改めて、今回の企画に参加してくださった皆様をご紹介して、この場を〆たいと思います。

 

 大ちゃんさん

 karasuさん

 関平さん

 戦国さん

 黒山羊さん    

 マリア・テスタロッサさん

 スターダストさん

 ジョージさん  

 南華老仙さん

 ベルフェゴールさん

 劉邦柾棟さん

 ヒトヤ犬さん

 大性堂ティマイ鳥さん

 

 (順不同。名前は企画開催時のものとしてあります。

 

 

 皆様に多大なる感謝の意をここに表明しつつ、今回はここまで。

 

 それではみなさん、再見〜( ゜∀゜)o彡゜   

説明
はい、皆さんどうも。

長かったこの武道会、ここで一旦の閉めでございます。

第二部の開催時期については、あとがきの方に一応してありますので、そちらの方をご覧くださいませ。

それでは。
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コメント
恋姫(幼女&巨乳)いる所に我らは必ず存在するのです、今回は負けを認めましょう。・・・・・・・・・・・ツギハヨウシャシナイ、ゾ?フアハハハッハハハハハ!!!(mighty)
第2部楽しみにしていま〜す!ほわああーーーーっ!! (アロンアルファ)
↓そん時は火炎の地獄に叩き落した後に、また次元の彼方に封印・・・いや奈落の次元に幽閉してやるから覚悟しておくんだな!!(スターダスト)
俺達はΩルガール並にしぶといぜ!趣味は復活だ!!いつか必ずううぅぅぅぅぅぅ・・・ぅぅ・・・ぅ・・・・・・(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
柾棟「取り敢えず一番最悪な事態にならないで良かった。 もし、そんなことになってたら取り返しがつかないどころじゃないからね。 一刀は・・・まあ・・・なんというか、頑張れ。 じゃ、俺も自分の仕事に戻りますかね」(劉邦柾棟)
へぅ ( ゜∀゜)。彡゜ いやー最後の于吉と左慈のやり取りは笑えましたね〜。 なんか、桃香は桃香で「刀香譚」の嫉妬妹こと病香の影響を受けまくりだしwwwwww!?(劉邦柾棟)
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恋姫 天上天下絶品武道会 恋姫VSTINAMIユーザー 第一部終了 一刀は体力的に終了w 変態四人も終了・・・しないだろうなあw 

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