可愛いくしゃみって?
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「ぶぇぇっくしっ!!」

「おお霊夢、乙女がそんなくしゃみするなんてはしたないぜ。普通はこう、」

「くしゅんっ」

「そんな感じだ。乙女だなーアリスは」

「そうかしら?」

「あぅー…そうなの?」

「やっぱ恋する乙女は違うな」

「やだわ、もう…そんなに褒めないで」

「褒めてないぜ」

「えっ?」

「なんか心外なこと言われた気がする…」

「この神社が貧乏とか?」

「それは真実じゃないかしら」

「うっさい!…あとまりさくさい」

「おいそれは一体どういうことだ」

「そうね…まりさくさいわ」

「アリスまで…一体なんなんだ」

「まりさくさいー」

「まりさくさいー」

「うるさい!ばーか!ばーか!…くすん」

「泣いちゃった」

「泣いちゃったわね」

「…ぐすん…ふぇ」

「(ちょっとどうすんのよ)」

「(もとはといえばあなたが言い出したんでしょ)」

「(あんただってノリノリだったじゃない)」

「(うっ…それは…)」

「うぅぅ…ひっく」

「…魔理沙、ごめん」

「流石に言い過ぎたわ。…魔理沙の体臭がひどく耐え難いだなんて言って」

「!!!…うわぁぁーーーーん!」

「こら!さらに泣かしてどうすんの!」

「臭くないもん!ちゃんとお風呂入ってるもん!」

「ごめんなさい、そんなつもりじゃ…」

「明らかに魔理沙を虐めるつもりだったでしょう」

「……なんのことかしら」

「ふぇぇーーーん!アリスのばかぁーーーー!」

「あ、魔理沙!…アリス!」

「仕方ないわね…魔理沙ー!待ってー!」

 

「アリス…なんだよ!私といたら臭いの伝染るぞ!」

「魔理沙っ!」ぎゅっ

「! アリス…」

「さっきはあんなこと言ってごめんなさい。貴女を泣かせるつもりなんてなかったの」

「…ほんとに、臭くない?」

「臭くないわ。むしろいつまでも嗅いでられるわ」

「………」

「魔理沙…」

「アリス……?」

「たまには、外でするのもいいんじゃないかしら…♪」

「え」

「逃がさないわ…うふふふ」

「いやぁー!助けてぇー!犯されるぅー!」

「だーめ。最近冷たいんだもの…魔理沙ったら。意地悪もしたくなっちゃうわ」

「こ、こら!脱がすな!下着を嗅ぐなー!」

「はぁはぁ、くんかくんか…スーハ―スーハ―!……最高だわ…感じちゃう…?」

「誰か助けてぇ…」

「さぁ魔理沙…夜はこれからよ…?」

「いやぁぁーーーー!」

 

「今頃二人とも、仲直りできてるかな…ま、あの二人のことだもの。

 きっと大丈夫よね。…なんか悲鳴が聞こえたような気がするけど、気のせいよね」

 

みんななかよし。

めでたしめでたし。

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