海へ行こう!『今度は二人きりで』 |
『今度は二人きりで』
「おっ…!か、可愛いな…!しえみっ!」
「あ、ありがとッ!」
私は今、夏真っ盛りの海で
水着を着て燐にお披露目してます。
とっても嬉しいです。
なぜなら今日はーー…
〜回想〜
「えぇ!?一日だけ休みあるん!?」
「はい。塾も学校も休みの日が一日だけありますね。」
「しえみ、お前その一日なにすんだ?」
私はそう聞かれ返答に困った。
だって予定なんて無かったし、何処へ行くかも決めてなかったから…
みんなどこかへ行くって決めてるのに
一人だけ行くところないなんて、変だよね?
「えー…そんな急に言われても行く場所なんてないわよ?」
「…そーや!夏やしプールいかへん?!」
え!?出雲ちゃん、絶対どこか、バカンスにでも行きそうなのに…
って、そこじゃなかった!
志摩君、ぷ、プールって!
「おい、志摩!お前は水着みたいだけやろ!」
「ちぃっ!ばれてもうたか!」
あ、でもプール行きたい…どうしよう…
「ねぇ、言い出したのあんた(志摩)なんだから、連れてきなさいよ!」
「お、おい!プールよりも海の方がキレーなんじゃねえの?」
出雲ちゃん…!なんて堂々と…!え、燐?海なんて…
あ、でも燐とおよげる…?
「わ、私も!私も海に賛成ッ!」
「…じゃ、海に決定やな!
で、人数は今ココにいる祓魔塾のみんなでええか!?」
ここにいる祓魔塾のみんなか…
山田くんと…えーと誰だっけ…
もう一人はお休みだから…
「雪男もいいよなっ!」
「じゃ、僕もついていきますよ」
ゆきちゃんも行くんだ!
みんなでお出掛け(?)って
楽しそうだな!
「では、また明日!」
〜回想終了〜
一日の休みだから!
て言う訳で、今私燐に水着お披露目してます!
「あ、出雲ちゃん!」
「何?」
「その水着。似合ってるよ!」
「なっ、…あ、ありがと。////」
出雲ちゃん、真っ赤だ!
「お、杜山さん!かわええなぁ!」
あ、志摩くん。
「おいおいおい!志摩!さわんなよ!……しえみは俺のだから。」←最後小声
燐暴れたら危ないよ……
「ブホォッッッ!!!」
「うわっ!坊!!汚いですよ!」
「わ、わリィ!」
わわっ!勝呂君、ジュース吹いちゃった!タオル持って
行ってあげなきゃッ!
「あ、あの!勝呂君、タオルっ!」
「…ありがとう///(やべぇ、可愛すぎるやないか!)」
勝呂君、なんか顔が赤いなぁ。
熱でもあるのかな?
「……なぁ、しえみ。一緒に泳ごうぜ!」
「わぁっ!り、燐。いいよ、一緒に泳ごう!」
「俺も行くで〜!」
「し、志摩ァ!お前はここ残ってろや!」
(杜山さんがあんなに幸せそうな顔しとんのに邪魔できん)
「嫌や!俺は杜山さんの泳ぐ姿…」
「志摩。杜山さんと奥村君、どうなるか。見とぅないか?」
「せやけど…」
「せやけど、なんや?いうてみぃ?」
「拳を作りながら言わんとい、ぎゃあぁぁ!!!」
この直後志摩君は勝呂君の拳で
ノックアウトされたそうな……
…岩陰…〜休憩中〜
「燐、なんか志摩君が叫んでるよ?」
「ははっ、面白そうだな!」
「そうかなー?」
せっかく2人きりだし
ずっと思ってたこの気持ち伝えたいな…
燐の事好きって…
「…(燐は私の事、どうおもってるんだろう?)」
「…?どうした、しえみ。」
「!な、なんでもないよっ?///」
やっぱり
言える訳がない、燐の事が好きなんて…
「…あのさ、具合悪いのか?様子変だぞ?」
「違うよ、ちょっと考え事!」
「…」
あれ、私なんかいったかな?
「り、燐?」
「せっかく二人になったんだから、考え事なんてしてねーで遊ぼうぜ?//」
「!!な、なんで、そんな事…?/////」
そんな事言ったら、私…
「いや、その、な?あのー…えー…しえみ!お前が」
「好き//////」
自惚れちゃうよ?
「、ふっ、あははは!しえみ、同じ事考えてんじゃんか!はは!」
「え、え?!」
自惚れてもいいの?
「だーかーらー!」
その後の言葉を聞いたらきっと
私はー…
「俺もしえみの事好きだっていう事だよ!/////」
きっと私は変わってしまう。
「ほ、んとう?」
「おう!」
「本当に?」
「、おう。」
「本当に本当に本当に本当?」
「だー!そのパターンヤメロ!」
「あはは!て、いうことは///」
「「両想い?////」」
あはは…今までの苦労(?)は、
なんだったんだろう…
「お、そろそろ約束の時間だぜ!行くか!」
「うん!…燐。」
「?」
今度は二人きりで。
説明 | ||
珍しくノーマルCPで書きました。リレー小説企画第一弾のものです。青エクのしえみちゃんと燐のお話です。 | ||
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