永遠の幻 永遠の夢(古いの引っ張り出してきたその壱)
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僕のなかの砂時計

亀裂に気付いたのは

いつのことだったろう?

 

ちいさなちいさなカケラが一つ、欠けて、おちた。

 

ただそれだけ。

音もなく、静かに、いまも亀裂はひろがっていく

幾千ものときの粒が

ぼくのなかから流れだし

ぼくはちいさくためいきをつく

 

それでいいとおもっていた僕はそれをのぞんでいた

 

なのに…

 

きみは答えてくれたんだ

この僕の愚かしい問いに

苦しくなるくらい真剣に

まぶしいくらいにまっすぐなその目で

 

僕は君のなかに空をみた

僕は君のさきをみてみたいと

君の傍にいたいと、願った

愚かな己を、憎んだ…

 

手遅れなのはわかっていてそれでも願わずにはいられないそんなもの信じはしない信じたくないそれでも!

それでも…奇跡を願ってしまう

 

 

ねぇ、きみ。

 

のこされたわずかなときのなかで、きみとどれだけすごせるだろう?

ぼくはきっときみになにものこせぬままはてるのだろう…。

 

 

永遠の幻となろう

 

君の傍にいるために

 

永遠の夢を語ろう

 

君がその目を曇らせることがないように

 

僕はずっと、君の・・・。

 

 

 

説明
昔々のその昔、自分はパソコンなにそれ?だったころ…やっていた携帯サイトの残骸。

名前違ってましたがなかのひと同じです。

かれこれ十年くらい前のものになりますが、残骸が発掘されたので記念に投稿。
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