真・恋姫?無双 新たな外史を創る者達 番外編 |
俺は今城の中庭に居る。
何でもこの城に居る劉協殿と劉弁殿が俺に会いたいと言って
俺をここに呼んだらしい。
……流石の俺も緊張している。
「ふぅ……」
お茶を啜りながら空を見る。
空には雲が流れ時々鳥が飛んでいる。
「空を飛んでいる鳥はあんなに平和そうなのにな……」
俺達人間は道を行くしかない……
その道の最中にぶつかれば諍いを起こす。
それが今の乱世の原因だ。
人一人が常に一番であろうとする……
そんな思想から争おうとするんだ……
「俺もその人間の一人なんだよなぁ……」
「どんな人間の?」
「うわぁっ!」
「きゃっ!」
いきなり目の前に一人の少女が現れて大声を上げてしまった。
後ろにはもう一人少女が居た。
俺としたことが警戒心を薄めてしまったか……
奇襲されてたら死んでたな……
「すまん……と言うか誰だ?」
すると、後ろに居た少女が前に出て俺を驚愕させることを言った。
「妹がすまない……朕は劉弁だ」
「私は劉協だよ〜♪」
おいおい……マジかよ……
劉弁殿は皇帝としての威厳は備わってるけど劉協殿は全く無いな……
「ん?どうしたの?」
「い、いえ。何でもありません。大丈夫です」
「敬語やめてよ〜
姉上は龍帝は私達と同じような存在だって言ってたよ?」
「わ、分かった」
とんでもないな……
本当にこの子は皇族か?
劉弁も呆れてるじゃないか。
「すまんな、龍帝殿……
協から色々聞かれてしまって……龍帝は龍の皇帝の様な者だと言ってしまった……」
「いや、大体合ってるから構わない。
それよりも話を始めよう」
「ああ」
「うん」
俺達三人は各々の席に座ろうとする。
すると……
「おい、何をしようとしてるんだ?」
劉協は俺の座っている席に座ろうとしている。
つまり、俺の膝の上に座ろうとしている。
そんなことをされると種馬だあ〜だこ〜だと言われていた俺としてわ我慢できなくなるからやめて欲しい……
「す、すまない、龍帝殿、協、やめろ」
「はぁ〜い……」
劉協殿は残念そうな顔をしながら空いている席に座る。
「ふぅ……それで?何の話しだ?」
「うむ、龍帝殿、この乱世はどうなったら終わると思う?」
「難しい質問だな……乱世がどうやったら終わるか、か……」
俺は全ての世界で経験したことを全て思い出し考える。
そして、その答えを俺は告げる。
「乱世の終わり方はいくつもあるだろう。
誰かがこの大陸を統一しても良い。
誰かが皆と手を繋いで平和の道を歩いて行っても良い。
誰かが平和と言う理想を願う限り平和への道は長く無い。
俺はそう思う」
その答えは本当に単純。
俺は彼女達を信じている。
だからこそ俺は彼女達の理想も信じるんだ。
「……そうか。
あなたは現実を既に見ている様な目をしながらもそう言うことを言えるのだな」
「現実を見て余計に理想を信じる様になったのさ」
「それってすごいね〜
現実を見ても理想を堅く信じるって何だかかっこいいよ」
「そうか?」
「「うん」」
二人同時に頷くのを見てやはり姉妹だなと思う。
「ねぇねぇ、姉上〜時が来たら龍帝殿に真名を預けない?」
「なっ!それはつまりそう言う意味でか?」
「うん////」
確か皇族は自分の伴侶にしか真名を預けちゃいけないんだよな?
つまり……
「時が来たら俺を?」
「「(コクン)」」
おいおい……劉弁殿もかよ……
まぁ、良いか。
「時が来たら返事をしよう。その時まで待っていてくれるか?」
「「うん(ああ)」」
「では、またな」
俺はそう言って自分の部屋に戻って行った。
後書き
さて、一刀は流石ですよね〜
まさか皇族を堕とすとは……
この作品では彼女達二人もヒロインとて頑張ってもらうつもりです。
次回は………そうですね〜次回も番外編でよろしくお願いします。
では、また次回です。
説明 | ||
こんにちわ〜 今回は番外編です。 では、始まり〜 |
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コメント | ||
さすがは種馬だ(VVV計画の被験者) 種馬……そういえば三蔵法師の乗ってた馬は龍になったっけ…(akieco) その種馬ぶりには、さすがとしか言えないwww(量産型第一次強化式骸骨) そのときには子供がいたりして(TANEUMAだし)(黄昏☆ハリマエ) ほんと種馬(一刀)さんはww(IFZ) |
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