ありがとう203系
説明
 1982年に登場以来、常磐緩行線⇔地下鉄千代田線の直通運用一筋に活躍してきたJR203系電車が、去る2011年9月26日で運用を終えました。限られた区間で運用されていたため、一般にはあまりなじみの無かった車両かもしれません。 私は沿線住民なので、1982年に綾瀬駅で初めて目撃して(このクルマが『203系』という名だと知ったのはしばらく後でしたが)、それ以来103系1000番台を置き換わってから日常的に遭遇しました。 日本の地下鉄で一番遅い終電と知られる『松戸終』(北千住1:04発松戸行)では大抵この車が運用に入り、お世話になったことも何度か。(この運用ゆえ、『帝都高速度交通営団最後の営業列車』となったのが203系だったのは知るし人ぞ知る事実)  同じ線路を走っている6000系に比べるとバリエーションが少なかったりと、正直マニア的にはいまいちな車両でしたが、気がつけばあっという間に後継のE233系2000番台に置き換えられてしまい、遭遇する機会も減っていきました。そしてついに常磐線&千代田線の線路を去る日がやってきてしまいました。最後に残ったのは55番編成で、26日午前の19K運用が最終営業となりましたが、この日は千代田線内での遅延が相次ぎ、快速線103系の時と同様大幅に遅れての入庫となりました。この編成も10月15日ごろには松戸区から搬出されるらしいです。役目を終えた203系は川崎・新潟から船積みされ、インドネシアをはじめ東南アジアで第二の人生を送ることとなり、すでに一部の編成は現地での改装を終え、赤と黄色の塗りわけの前面(!)になったとのことです。   ・・・で、その一方で常磐緩行線&千代田線には東京メトロ6000系の昭和40年代製の車が1969年製の6101Fを筆頭にまだ残り、また203系に追われた103系1000番台のうち105系に改造されたグループは、いまだに和歌山や広島で活躍していたりします・・・。 ※203系に関する詳しい解説はこちらに→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84203%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A
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