本編補足
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貴族派討伐

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C1 挑発

C2 天空より

C3 アトラーズ山脈

C4 山動く…

C5 苦肉の一騎打ち

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C1 挑発

 

ロズマール共和国軍天幕。椅子にのけぞり、眉を顰めて頬杖を突くガグン。両脇に黒巫女を従える傍らのロズマール共和国魔術技術長官リシューが一歩前に出て、ガグンの肩に手を乗せる。

 

リシュー『ガグン。 先程から随分と不機嫌なようだが…。』

 

ガグンは態勢を起こし、リシューを見る。

 

ガグン『なぜ俺がゼオンの尻拭いをしなければならぬ。』

 

リシューは数歩足を進め、ガグンの前に移動する。

 

リシュー『仕方の無いことだろう。ベンゾウリックスの自爆テロにあって瀕死の重傷を負っているのだ。』

 

ガグンは頬を膨らませリシューから眼をそらす。

 

リシュー『…身から出た錆であろう。だいたい、お前がゼオンにパレードの主役の座を譲ったことで抜擢されたようなものだ。』

 

リシューは腰をかがめ、眼を細めてガグンに人差し指をつきたてる。

 

リシュー『お前が赤猫目と仲が良いとな。』

ガグン『グッ…仲良くねえし。ともかく俺はやる気が出ぬ。他に将はおるだろう。』

 

天幕の中に黒い巫女服に身を包んだガグンの侍従のヒメナが飛び込んでくる。

 

ヒメナ『ガグン様!ヴェルクーク級人型機構とおぼしきものがこちらへ向かってきます。』

ガグン『ほぅ!一騎でくるとは面白い。』

 

ガグンは腕を鳴らし、立ち上がると天幕の外へ駆けて行く。荘厳な装飾のヴェルクーク級人型機構が砂煙をあげ、天幕と距離を保ち止まる。ガグンは人さし指を口元にあてる。

 

ガグン『俺のより派手ぞ…許せぬ!!』

 

リシューは自機へ足を向けるガグンの襟首を掴む。

 

ガグン『うにゃ!』

リシュー『待て、ガグン。相手は投降するつもりかもしれない。ここは落ち着いて様子を見ようではないか。』

 

荘厳な装飾のヴェルクークのコックピットが開き、馬に乗ったゴーリキが現れる。

 

ゴーリキ『俺様はゴーリキ!我が父はロズマール王国名門貴族ヴァシュトヴァル。宰相を12人輩出した家系の血族にして祖に貴族連合創始者クロノウスを持つ者よ。』

 

ガグンは深くため息をつき、ヒメナの方へ手を差し伸べる。

 

ガグン『ヒメナ、弓。』

 

リシューがガグンの手を払う。

 

リシュー『待て待てガグン!まだ、何か言っているぞ。』

 

ガグンは舌打ちし、ゴーリキの方を向く。

 

ゴーリキ『パトシェット砂漠にて待つ。ちんけな田舎貴族ごときの為、高貴な我々がわざわざ軍勢を用意して勝負してやるのだ。ありがたく思え!!まあ、結果は目に見えているがな。ハハハハハハハハハ。』

 

ゴーリキは高笑いし、コックピットの中に入る。ゴーリキ機は砂煙を上げ、去る。

 

ガグン『なんだと!あの野郎!!ぶっ殺してやる!!!』

リシュー『ガグン。見え見えの挑発だぞ!!!!』

 

ガグンはリシューの手を払いのけ、自機へと向かう。リシューは舌打ちし、ガグンの後を追う。

 

C1 挑発 END

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C2 天空より

 

ロズマール共和国ガグン軍所属天空軍の輸送機内。無線機を持つガグン。隣の操縦席にはロズマール共和国ガグン軍天空隊長フランツェ。背後にリシューとヒメナ。

 

ガグン『我が軍は敵陣の背後に降下し、突撃を敢行する。以上。』

 

ガグンは無線機を置く。リシューは一歩前に出る。

 

リシュー『貴様がゴーリキの挑発にのったかと思いひやりとしたぞ。』

 

ガグンはウィンクしながらリシューの方を向く。

 

ガグン『な〜に、むかつく奴は叩き潰せばよいことよ。』

 

リシューは唖然とし、ガグンを暫し見つめる。

 

ガグン『リシュー?どうしたのだ?』

リシュー『…貴様は敵の策を読んで、わざと挑発にのったのではないのか!?』

ガグン『へ?策?ハハ、まぁ、しっかし、我ながらよい思い付きよ。高慢ちきな奴らの泡を吹く顔が目に浮かぶわ。』

ヒメナ『流石ガグン様。』

リシュー『もう…いい。』

 

リシューは頭に手をあて、首を横に振る。フランツェが操縦席より顔を出す。

 

フランツェ『ガグン様!まもなく、敵軍終結点を越えますぜ!』

 

ガグンは不敵な笑みを浮かべ無線機をとる。

 

ガグン『よし、全軍降下後、突撃せよ!!』

 

無線機を置き、ガグンは格納庫へと駆けていく。リシューもそれに続く。

 

天空よりパトシェット砂漠に降り立ったガグン機。背後に続々と降り立つロズマール共和国軍人型機構部隊が巻き起す砂煙がガグン機を包み込む。砂煙が去るとガグン機は刀を天に振り上げた後、勢いよく振り下ろして手前のゴーリキ軍に突進する。次々と降り立つロズマール共和国軍人型機構部隊もそれに続く。

 

ゴーリキ機が勢いよく高台に現れて支持を出すが、ゴーリキ軍の各部隊は支離滅裂に走り回り、ゴーリキ機は逃げ惑う自軍の人型機構とぶつかってバランスを崩して転倒する。倒れた部分から砂煙が上がり、コックピットに地面から突き出した無数の槍が突き刺さり、その周辺の外装は瞬く間に赤に染まる。逃げ惑う数騎のヴェルクーク級人型機構もゴーリキ機と同じ運命を辿る。

 

ガグン機コックピットにてモニター席のヒメナはガグンの方を向く。

 

ヒメナ『ガグン様、敵は混乱しております。』

ガグン『…落とし穴とはな。姑息な手段よ。』

 

馬上より、ゴーリキ軍を目視するガグンは手を勢いよく振り上げる。

 

ガグン『よし、ヒメナ、全軍一兵たりとも逃がすなと伝えろ!!』

 

ガグンが言い終わらない内に上空からリシューの声が響き渡る。

 

リシュー『敵軍に次ぐ。今、ロズマール共和国に投降し、我々に協力すれば命は無論、働き次第では領土も安堵しよう。』

 

ヒメナは眼を見開いてモニター席からガグンの方を向く。ガグンは眉を顰める。

 

敵軍の白旗を上げた人型機構は徹底抗戦を続ける部隊に攻撃を仕掛け、落とし穴に追い詰めコックピットの部分を朱に染める。脱出した兵士を切り刻みその首をあげ、雄叫びをあげる。ロズマール共和国ガグン軍の背後にリシュー率いる黒巫女隊が降り立つ。ガグンは正面を見つめる。

 

ガグン『ヒメナ、俺所属の部隊は直ちに攻撃を停止させろ!』

ヒメナ『ラジャ』

 

モニターが鳴る。

 

ガグン『何事か!!』

 

ガグンはヒメナの方を向く。

 

ヒメナ『は、はい。モリソソからの通電が…』

ガグン『取りつげ。』

 

ヒメナはモニターを操作する。ロズマール共和国ガグン軍所属軍人モリソソがホログラムに映し出される。

 

モリソソ『ガグン様!なぜ攻撃停止命令など!!?これは軍規違反です!!!』

ガグン『ケッ、後は黒巫女や投降貴族に任せればいいだろ。』

 

ガグン馬から降りてコックピットのハッチ開き、前に進む。そして、ハッチの端に座り込む。

 

モリソソ『ガグン様!!』

 

ヒメナはガグンの後を追う。ホログラムに映るモリソソは胃をおさえている。

 

ガグン『気にくわぬ!!』

 

座り込むガグンとヒメナを騒音と砂煙が包み込む。

 

リシュー機、ガグン機の横に現れる。リシュー機のコックピットのハッチが開き、リシューが現れる。

 

リシュー『ガグン。敵軍だった奴らからの情報だ。奴ら、アトラーズ山のシーグ城を拠点にしているそうだ。』

ガグン『ほう、そうか。』

 

瓦礫の山と赤く染まる砂漠、勝利にわく血にまみれた投降者達がガグンの眼に映っている。

 

リシュー『ガグン、そう不服そうな態度を取るな。共和国は今、下らない内戦で戦力を失う訳には…』

 

ヒメナは拳をあげ、リシューの方を向く。

 

ヒメナ『やい!ガグン様の先駆けの手柄を挫くとはどういう量見だ!!』

リシュー『黙れ、とるにたりぬ元黒巫女の小童め!貴様は今、この国がどういう状況に置かれているのか分からんのか!!』

ガグン『…先にアトラーズ山へ向かうわ。』

 

ガグンは立ち上がり、コックピットの中に入る。ヒメナはガグン機のコックピットとリシューを何回か見回した後、あかんべえをしてガグン機のコックピットの中に消えていく。ハッチが閉まり、ガグン機は自軍に支持を出す。

 

リシュー『ガグン!』

 

リシューは舌打ちし、腕輪のボタンを押すとホログラムに投降者の一人、リーレ男爵が現れる。

 

リーレ男爵『はっ、何でございましょうか?』

リシュー『リーレ男爵。この場を任せる。じきにキェルケゴアにアンセフィム様が来るだろう。あとは彼らの指示に従ってくれ。』

 

リーレ男爵は手を擦り合わせる。

 

リーレ男爵『ア、アンセフィム様が!!ははっ、分かりました。』

 

ガグンは通信を切ると指示を出し、自軍を引き連れてその場を去る。

 

C2 天空より END

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C3 アトラーズ山脈

 

ロズマール共和国人型機構の大軍を背後にして、馬上にてガグンとリシューはコックピットのハッチの端よりアトラーズ山脈を見上げる。

 

リシュー『こう四方を山に囲まれていては攻めづらいな。』

 

ガグンは顎に軽く握った手を添える。

 

ガグン『なら、山を失くせばよかろう。』

 

リシューは眼を見開いてガグンの方を向く。

 

リシュー『はぁ!????』

 

ガグンはコックピットの方を向く。

 

ガグン『ヒメナ、バグヴォーにつなげ。』

ヒメナ『ラジャ。』

 

ホログラムに映し出されるケラ系昆虫人バグヴォー。

 

バグヴォー『お呼びでごぜ〜ますか。ガグン様。』

ガグン『おう、アトラーズ山脈の地下を穴だらけにして、大量に時限爆弾を仕掛けてこい!』

バグヴォー『へい!ガッテン承知!』

 

ホログラムからバグヴォーが消え、ガグン軍の一角が砂煙をあげて消える。

 

ガグン『ヒメナ、ティガノにつなげ。』

ヒメナ『ラジャ』

 

ロズマール共和国ガグン軍副官でティラノサウルス人のティガノがホログラムに現れる。

 

ガグン『全軍、いつでも攻撃できるように準備しておけ!』

ティガノ『了解しやした。』

 

ホログラムのティガノは一礼する。

ホログラムが消え、リシューが笑いだし、ガグンは彼の方を向く。

 

リシュー『ハハッ、流石はガグンだな。』

 

ガグン機のモニターが鳴る。

 

ヒメナ『モリソソからの通電です。』

ガグン『えっ、また?まあよい。つなげ。』

 

ホログラムに映し出される胃をおさえたモリソソ。

 

モリソソ『ガグン様!アトラーズ山脈を破壊するとは、場合によっては暗黒大陸連邦に喧嘩を売られ兼ねません!ユグドラシル大陸のドラゴンライダー国等、あの国の動物愛護団体との軋轢によって開戦間際まで追い詰められました!かの国の環境保護団体が動き出せばその二の舞は避け…』

ガグン『ヒメナ、通信を切れ。』

ヒメナ『ラジャ』

 

モリソソのホログラムは消える。

 

C3 アトラーズ山脈 END

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C4 山動く…

 

ガグン軍の一角が元に戻る。ガグン機コックピット内、ホログラムに映し出されるバグヴォーとティガノ。

 

バグヴォー『準備完了しました。後2、30秒でドカーンと行きますぜ。』

ガグン『分かった。』

 

ガグンはティガノのホログラムの方を向く。

 

ガグン『ティガノ、山動けば攻撃の開始ぞ。』

ティガノ『へい!!』

 

ホログラムが消え、ガグンは馬上よりアトラーズ山脈の方を向く。地面が揺れ動き、山が沈み込んで城壁、構造物等がズタズタに引き裂かれたシーグ城が現れる。

 

ガグン『突撃せよ!!!』

 

凄まじい振動の中、よろめきながらガグン軍がシーグ城目掛けて突撃する。ガグン機のコックピットにリシューのホログラムが映し出される。

 

リシュー『ガグン。気をつけろ。敵軍は動揺しているかもしれないが伏兵はどこに潜んでいるか分からんぞ。』

 

前方のアトラーズ山脈より突如わらわらと人型機構が現れる。ガグンは黒ネクタイを直す。

 

ガグン『ハハハハハハ!!望むところよ!伏兵など蹴散らせばよい!手柄手柄手柄ぞ!!!』

 

ガグン機は手前の二騎の人型機構を切る。駆けていくガグン機の背後のガグン軍軍勢がそれを踏みつぶすたびにコクピットから血があふれ出す。軍勢の去った後にはまばらに赤い模様がつく鉄くずが赤い地面の上に残る。ガグン軍の前方の敵軍の人型機構は背を向け、シーグ城へ向かって駆けていく。

 

C4 山動く… END

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C5 苦肉の一騎打ち

 

モニターのヒメナは後ろのリシュー軍を眺め、ため息をつく。

 

ヒメナ『ガグン様〜。リシューの奴、後ろでシリコンおっぱいどもに囲まれて高見の見物してますよ…』

 

ガグンはシーグ城の方を向いたままである。

 

ガグン『奴には奴の考えがあるのだろう。』

 

シーグ城に向かう敵軍の人型機構を切り捨て、押しつぶし進軍跡を血の海にしてシーグ城の手前まで迫るガグン軍。運よく脱出できた兵士も踏みつぶされ、贓物と血の上にズタズタになった身体を据える。

 

リシュー軍の背後より、砂煙が巻き起こりブレイマン伯爵の旗印を持つ人型機構の大軍が現れ、シーグ城内から歓声が沸き上がる。ブレイマン伯爵の軍勢はリシュー軍の横へと移動するとシーグ城から歓声が止む。

 

壮麗なヴェルクーク級人型機構がリシュー軍に向かって一騎で駆けていき、リシュー機の横で止まってリシュー機と握手をする。シーグ城の城壁よりざわめきが沸き起こり、兵士達は右往左往して支離滅裂に走り回る。城壁のパリオンは辺りを見回し、城壁より消える。

 

シーグ城壁の手前にパリオン機が出る。パリオン機のコックピットが開き、馬に乗ったパリオンが現れる。

 

パリオン『私はパリオン!田舎貴族は大軍に隠れてしか戦う勇気がないのか!!!臆病者め!出てきて一騎で勝負しろ!ガグン!!』

 

ガグン機は剣を横に振りかざすとガグン軍は進軍を止め、ガグンはコックピットより出る。

 

ガグン『一騎打ちとは面白い!受けて立つ!』

パリオン『私が勝てば、軍勢を引け。』

ガグン『ほぅ!よかろう!!』

 

リシューのホログラムが現れる。

 

リシュー『ガグン、ブレイマン伯爵の眼前で何を勝手なことをしている!!』

ガグン『臆病者と言われ黙っていられるものか!!それとも長い付き合いの俺が信じられぬのか?リシュー。』

リシュー『そういうことではなくてだな…』

 

ガグンはリシューのホログラムを消す。リシュー機はガグン機のいる方向へ駆けていく。ガグンは自機のコックピットの方を向く。

 

ガグン『ヒメナ、一騎打ちぞ!加勢はいらぬ!!』

 

ヒメナは頷き、ガグン機のコックピットから飛び出るとモリソソ機の肩部に座る。モリソソ機の頭部がヒメナの方を向き、すぐに正面を向く。

 

崩れ果てた城壁とアトラーズ山脈の残骸、鉄屑と肉片、そして、両軍が見る中で二騎の人型機構が対峙する。

 

パリオン機の上段よりの剣撃をガグン機の剣が受け止める。騎乗したガグンはコックピットから躍り出るとガグン機の腰部の鞘から人型機構用の剣を引き抜きながら跳躍し、パリオン機の剣の上を滑り駆け、その剣を正面に持ち替えてコックピットに突撃する。

 

ガグンの馬はパリオン機の剣の柄までくるとガグンを振り落とし、ガグンは勢いよくパリオン機のコックピットに飛び掛かる。ガグンの持つ人型機構用の剣はパリオン機のコックピットを貫き、その柄にガグンはぶら下がる。その剣からは2、3滴の赤い滴が地面に落ちる。

 

ガグンは目を見開く。

 

ガグン『…手ごたえが無い!』

 

ガグンは自身の剣を鞘から抜くと呪文を唱える。剣は赤く輝き、ガグンはパリオン機のコックピットを切り開くとパリオンの馬が暴れながら地面に激突し、血だまりをつくってその中でのた打ち回る。

 

ガグンはパリオン機のコックピットに入っていく。ガグン機の隣にリシュー機が現れ、リシューがコックピットから現れるとパリオン機のコックピットに入っていく。

 

リシュー『むう…流石だな。見事パリオンを討ち取るとは。』

ガグン『討ち取る?これは落馬による事故だ。武功でも何でもない。』

リシュー『しかし、貴様の働きがこの結果を導き出したのであろう。ならば十分武功といえないか。』

ガグン『何か言いくるめられているようで気にくわぬ!この様な武功で評価されるようであれば、そんなみじめな功績などいらぬ。』

 

ガグンはパリオン機のコックピットに出て、リシューがパリオンの死体を引きずり出す。シーグ城から白旗があがり、リシュー軍とブレイマン軍がシーグ城内に入って行き、投降する貴族や兵士達を拘束する。

 

剣を鞘に納め、シーグ城を見つめるガグン。背後のリシューは腕輪のボタンを押し、ヴォルフガング・オーイーの姿がホログラムに現れる。

 

C5 苦肉の一騎打ち END

 

END

 

説明
・必要事項のみ記載。
・グロテスクな描写がございますので18歳未満の方、もしくはそういったものが苦手な方は絶対に読まないで下さい。
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R-18グロテスク 悪魔騎兵伝(仮) 

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