災厄再び?!変態獣討伐大作戦!! 導入編
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 「……は?……今……なんて言った?」

 

 我が耳を疑う、っていうのは今みたいな事を言うんだと思う。寝耳に水とか、青天の霹靂とか。そんな表現でもいいかもしれない。とにかく、俺は今、とても信じられない内容の話を、カウンターの向こう側で腕組みしているその人物から聞かされた。

 

 「……信じられん気持ちは分かるけどな。だが、これは間違いの無い事実。正真正銘、現実に起こった出来事だ」

 「……いや、その話そのものを疑っているわけじゃあないんだけどな。……そうか、“あいつら”、とうとう、落ちる所まで落ちたか。いや、墜ちてしまったんだな……」

 「ああ。……あいつらの“あの行為”自体は、もう嫌ってほど何度も見ては来たが、まさか、よりにもよって『マリア』を襲うとは……」

 「……変態、ここに極まれり、だな」

 「……だな」

 

 はあ〜あ、と。大きくため息を吐いて、今回の“事”を起こした連中に心底呆れる、俺とその人物。

 

 おっと。自己紹介がまだだったな。俺の名前は『((狭乃 狼|はざまのろう))』という。紺のスーツに全身を包み、金縁眼鏡をかけたイケテルおにーさんだ。

 

 ……ってそこ!呆れながら鼻で笑うんじゃない!俺は永遠の二十歳なの!リアルでの歳が大台に乗ろうが、心は永遠に若いんだからな!!

 

 ……とまあ、そういう脱線は一旦おいといて。俺は今、行きつけの店である『((瑚裏拉麺|ごりらーめん))』と言うところで、ほとんど日課と化している仕事帰りの一杯を堪能していた。ちなみに、店内には俺と、この店の店長である“峠崎丈二”の二人だけ。普段はもっと、たくさんの人間で賑わっているこの瑚裏拉麺なのだが、何故だかたまに、今日みたいな感じで閑散としていることがある。で、そんな日は大概丈二相手に一人愚痴をこぼし続け、でもって酔いつぶれた頃に娘達に迎えに来て貰うってのが、もはや日常の風景だったりするけどさ。

 

 ……とまあ、それはともかくとして。今日も今日とていつものごとく、ビール片手に愚痴こぼしを続けていた俺だったんだが、その途中でふと、丈二が思い出したように言ったその一言が、あの事件の全ての始まりだった。

 

 「それで、だ。その被害者当人が今、ものすっごい殺る気満々状態でな?正直、何時飛び出してもおかしくない状態なんだ。とはいえ、だ。いくらマリアでも、相手が相手だけに一人じゃあやっぱり心もとない。そこで」

 「……以前の学園の時みたいに、皆で連中にO☆SHI☆O☆KI☆しようってわけだな?」

 「ああ。どうだ?お前さんも参加してくれるか?狼」

 

 その顔にサングラスをかけ、季節に関係なく常にアロハシャツを着た、そのがっしりとした体躯の青年、峠崎丈二が、普段のにこやかなその笑顔を封印した厳しい表情を向け、俺に問いかけてくる。その問いかけに対し、俺は手に持っていたビールジョッキの中身を一気に飲み干した後、最高の笑顔を顔に作って答えた。

 

 「……殺るに決まってんじゃん♪」

 「……聞くまでも無かったな♪」

 

 あっはっはっはっは、と。大きな声で機嫌よく笑いあう俺達だった。

 

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 それから何日かが経ったある日。とある場所に、何人かの人間たちが顔を揃えていた。

 

 「では諸君、改めて……へぅ( ゜∀゜)o彡゜」

 『へぅ( ゜∀゜)o彡゜』

 

 と。いささかシュールだと思われるかもしれないが、これが我々一同の所属する、俗に『TINAM派』と呼ばれる『管理者』仲間での挨拶である(笑。

 

 「さて、今回集まってもらったのは他でもない。先日、皆も良く知ってる、われらの怨敵というか大敵?であるあの“二匹”が、再びその行動を開始。早くも被害者が出てしまった」

 「だが、今回はその被害者が、その、少々特殊な部類でな」

 「特殊な部類?……もしかして、どっかの筋肉ダルマとか?」

 『いや、それはむしろ尊い犠牲かと』

 

 ちなみに、今の筋肉ダルマって言うのは、俺達と同じ外史の管理者である、多分人間じゃないかなあ、と思われる化け物二体のことである。

 

 まあ最近は、どっかの某外史の某登場人物の所に入り浸っているらしいので、永らく顔を合わせずに済んでいるのは、精神衛生上とっても素晴らしことであるw 

 

 「脱線はまあそれぐらいにしておいて。実はその被害者ってのがさ、そこに居る……マリアなんだわ」

 『……へ?』

 

 俺の一言に思わず唖然とし、その場に同席するとある人物へと、その視線を集結させる一同。まあ、その気持ちは十分分かる。みんなの視線が集まったその先に居るのは、いかにも大和撫子といった風の、華奢な体付きをした『女性』。……しかし、この場に居る一同は全員知っている事だが、実はその女性、厳密には『女性』ではない。

 

 「……えと。あの……狼兄?ボク、耳がおかしくなったかもしれないんでもっかい聞くけど、連中の被害にあったのって、ほん〜〜〜〜〜〜〜っとーに、マリアさん……なの?」

 「そうらしい。……事実なんだろ?マリアくん?」

 「……ですよ。……この間、連中にいきなり襲われて、その時履いていたぱんつ……盗られちゃいましたよ……ああ、思い出したらまた腹が立って来ましたよ……負不っ、負不腐っ……!!」

 「……あいつら、段々見境なくなってくるなあ……。よりによって、マリアさんを襲うかね?……一応“男”なのに」

 

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 黒髪のその青年が言ったように、マリアと言う名の先の女性は、実は性別的には立派な『男子』なのである。所謂、世間一般で言うところの、『男の娘』、と言う奴である。とはいえ、本人にその事を言うと、黒化して『魔裏悪』という裏人格に替わり、周囲に恐怖のオーラを撒き散らすぐらい、かなり気にしているのである。しかし、『だったらなんでそんな格好を?』という疑問ですら、彼にするのはタブーとなっているので、その真相を知る者は誰も居ない。

 

 「……戦国くん?“一応”、っていうのはどういう意味でしょうか?連中の前に、君にO☆HA☆NA☆SHI☆&O☆SHI☆O☆KI☆、してあげましょうか?(にっこり)」

 「いえ!他意は決してないです!だから許して下さい、マリアさん!」

 「まあ、まあ。マリアもそれぐらいで落ち着いて。……ともかく、こうして実害が出た以上、また連中が何かしら悪さを始めたのは間違いの無い事だ。しかし、だ。俺達は今まで、何かと連中の後手にばかり回って、被害が増えるのを抑えることが中々出来なかった。そこで」

 「……今度はこっちから連中に仕掛けて、二度とおふざけが出来ないように、徹底的にO☆HA☆NA☆SHI☆&O☆SHI☆O☆KI☆を、してやると。そういうことになったわけだ」

 

 黒化しかけたマリアを宥めつつ、今回集合をかけたその理由を、皆に伝える俺と丈二。

 

 「なるほど。攻撃は最大の防御ってやつだね?……で?その連中は今何処にいるの?」

 「どっちも神出鬼没だからねー。いわゆる隠しキャラ的な?」

 「ジャンボクジよりもあたる可能性が低いってか」

 「今、連中の足取りをうちの娘達に追わせている所。見つけ次第連絡が来る手筈になってるから、それまで」

 

 『ちゃちゃーちゃちゃー、ちゃちゃちゃちゃちゃーん』

 

 俺の懐の中のケータイが、突然その音楽を奏で始めた。

 

 「……なんで着メロが『蒼穹の○○フナー』?」

 「我がフェイバリットソウルソングさ☆……はい、もしもし。……おう、ああ、見つかったか?……は?」

 「なに?どしたの、狼兄?連中、見つかった?」

 

 ピッ、と。ケータイを切って呆然とする俺に、その少女の様な面持ちをした顔を向けて問いかけてくる、甘露と言う名の管理者仲間であるその青年。

  

 「……連中の居所、一応発見は出来たそうなんだけどさ。……参ったよ。とんでもない所に居やがるぜ、あの二匹」

 「……とんでもない所?それって一体……」

 

 

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 「……俺が創造した、オリジナルの外史世界。その主要な舞台になってる学園都市、『((天乃瀬|あまのせ))学園』に、どうやったか知らんが潜り込んで居やがるってさ」

 

 『へ……?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 と、言うわけで。

 

 俺達は揃って、その当該世界である、俺が現在創造中のオリジナル世界へとやって来たんだが、そこではもう、予想通りの事態が勃発していた。

 

 「変な白い犬が突然現れて、学園の更衣室と言う更衣室から、女の子の下着を強奪していった!」 

 「こっちはまん丸な鳥が来て、胸の大きな子を集中的に狙って触りまくっていったわ!」

 

 そんな情報が学園中のあちこちに飛び交い、現場は今も尚混乱していた。

 

 「……あいつら、あの外史の子達だけじゃあ、物足りなくなりやがったか?」

 「かもしれないねー。じゃなけりゃ、よりにもよってまだ存在自体発表されて居ない世界になんて、わざわざ来る事もないでしょ」

 「ちなみに狼さん?この世界って、基本どういう世界なんです?」

 「んー。まあ、一言で言うなら、近未来学園バトル物、って感じかな?けど、ほんとにまだ構築中だから、実際にはまだ細かい設定が入ってないんだ。登場人物もモブキャラの設定が済んでるだけだから、メインのキャラたちはまだ居ないしね」

 

 ちなみに、そのメインキャラってのは、みなさんご存知(?)の、うちの娘達なんですが、今はこの世界から退避させています。……まかり間違っても、あの二匹の毒牙にかけるわけにゃあいかんしね♪

 

 「とりあえず、この学園に限定して、ログアウト絶対不可能の結界を今張っておいたから、連中はもう完全に袋のねずみ…もとい、袋の犬と鳥だ。さて、とりあえずここで一旦解散して、地区を分担して連中の捜索に入ろうか」

 「了解だ。で?誰がどの地区を担当する?」

 「東の住宅区に甘露。西の学園寮区をマリアに。北の部活動区は丈二。南の商店街区画へは戦国。でもって中央にある、メインの学園区は俺。こんな感じで行こうと思う。てことで、はいこれ。各地区の精密な地図と、俺特製の『変態感知器』」

 『変態感知器って(笑。……いやあ、世の中便利になったもんだ』

 「でしょ?……さて、と。それじゃあ皆、用意は良いか?……ではこれより、性獣どもを狩りに向かう!変態に裁きを!」

 『変態に裁きを!!』

 

 〜つづく〜

 

 

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 と言う感じで。

 

 さあ、始まりました、ユーザー有志による変態獣討伐大作戦!

 

 昨年の学園祭にて行われた、前回の討伐リレーss、今年もまたこうして始める事と相成りましたw

 

 その切欠はもちろん、なかつきほづみさん作の、あのイラストでございます。

 

 一応、レスポンスをつけましたし、この事もメールで通知いたしましたが、お怒りに触れないかどうか、ただいま戦々恐々としております。

 

 

 それはともかく。

 

 今回のリレーssを始めるにあたり、その舞台をどうしようかと四苦八苦しましたが、最終的に、現在ボクの頭の中にあるオリジナル作品(タイトルもまだ未定)の舞台である、架空の学園都市、天乃瀬学園をその舞台としました。

 

 というわけで、この後ボクに続いてリレーssを書いていく方々。もしこの世界の設定等でご質問があれば、メールにてお問い合わせください。

 

 ・・・・・・設定が出来ているところはお答えしますのでww

 

 さて。

 

 

 問題は、次にこの続きを書く人ですが。

 

 

 誰にしようか散々悩んですが、この方を指名させていただきます。

 

 じゃ、頑張ってくださいね♪

 

 

 

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 ね?『甘露』くん?クスクスwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

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 追伸。

 

 

 このリレーssへ、無謀にも参加して執筆してみたいと言う、そんな奇特な方がもしいらっしゃいましたら、TINAMI内の『恋姫ラウンジ』にて、参加を表明しに来てください。

 

 

 であwww 

 

 ノシ

 

説明
みなさん、こんにちわ。狭乃狼です。

みなさんは、昨年開催された学園祭での討伐ss、覚えておいででしょうか?

そう。

あの、性獣討伐リレーssを、今年もまたやる事となりました!

というわけで、まずはその言いだしっぺであるボクから、そのスタートを切らせていただきます。

ちなみに、今のところリレーへの参加を表明されているのは、以下の四人。

峠崎丈二さん、
戦国さん、
甘露さん、
マリア・テスタロッサさん、

以上の方々です。そして討伐される対象のお二人さんですが、

シューティング・クェーサー・ヒトヤさん、
ティマイ鳥~幼女だって構わずに喰っち~さん、

の、お二人です。

鳥さんからは名前使用の許可を頂いていますが、犬さんからは未だ返事が無いもので、勝手ながらこのままスタートさせていただきます。
武道会の時は好きにして良いって言ってらしたんで、
多分無問題ですよね??www

では、そろそろ本編の方を始めますか。

さ!狩りの開始だぜ!!www

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コメント
何とこんな企画があったとは!?・・・もう遅いかな?(スターダスト)
クェ♪クェ♪ 欲望に忠実な自分なのよ♪ 別に自分がどこで淫乱な事してもいいじゃ〜ん(?? ? ?? )(mighty)
欲望をさらけ出すのは構いませんが、それを実行する時と場合を考えない者には自重を覚えて貰いましょうか。(青二 葵)
一郎太さん、参加は大歓迎ですよーw ぜひラウンジの方に来て表明してくださいましーwww(狭乃 狼)
うちにもよく来てるあの2匹か………狩っちまいなwww そして一郎太も参加したいw(一郎太)
峠崎丈二さん、や、さすがにそれは勘弁してください(汗; せめて世界を壊さない程度にお願いしますw(狭乃 狼)
さて、汚物は『物理的に』消毒だな……お前さんの創作外史という事は、流石に『全開』は不味いのか、狼?(外史崩壊レベル)(峠崎丈二)
ほわちゃーなマリア<はいはい。魔里悪化するのは自分の番が回ってきてからね?ww(狭乃 狼)
負不ッ!負不腐ッ・・・あの時に奪われた下着・・・あれものすごくお気に入りだったのよ・・・それを奪うなんて、これは少し・・・うぅん、永遠に頭冷やしてあげないと・・・(ほわちゃーなマリア)
劉邦さん、はい、今回はユーザーのみでのお話なので、恋姫とは全く絡みませんですw(狭乃 狼)
読んでみてようやくわかりました。 オリジナルの世界(外史)が舞台だからタグに「恋姫」が無かったんですね〜。 通りで「恋姫」で検索しても出てこないわけだwwww。(劉邦柾棟)
T.K69さん、はい股、じゃなくてまたですwww(狭乃 狼)
甘露くん<うん、思いっきりOHNASHI&OSHIOKIをしてあげてくださいww(狭乃 狼)
股あの二人か、、、あ、間違えた。またあの二人か・・・(T.K69)
おぅふ 僕か、僕なのか  とりあえずあの野郎とは一度OHANASIせねばならないんで・・・(ニヤリ(甘露)
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