真・恋姫†夢想 禁断の決戦!天上天下絶品武道会!! 第二部、第一話 「激闘再開!」
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 ひっとー「れっつぱーりいぃーーーーっ!みんなー?!元気してたかあーっ!?奥州おむすび筆頭ことひっとーだぜいっ!さあ、いよいよ再開の時を迎えたぜ!『天上天下絶品武道会』!今日からその第二回戦をお送りするっぜーーーーっ!!」

 

 『ほわあああああああああああああああああっっっっっ!!』

 

 熱気渦巻くその会場。轟く群衆のその声は、まさに天を突かんばかりの大熱狂。

 

 『天上天下絶品武道会』

 

 前回、一回戦で突如中止となったその史上最大の戦いが、今日、再びこの地にて再開の運びとなった。

 

 ひっとー「司会を前回に引き続きこのおいらと、マダオこと北郷某が務めるぜいっ!」

 一刀「おい待てこら!マダオの件は百歩譲ってまだ良いとしても、名前ぐらいきちんと紹介しろよな?!」

 ひっとー「ちっ。ぜーたくなマダオだぜ。……大陸一の種馬、北郷一刀だ」

 一刀「くっ……!それについては反論出来ない……」

 

 司会席にてそんなやり取りをしているひっとーと一刀。そんな二人をよそに、会場中央の武舞台には、一回戦を勝ち抜いた勝利者達が、次々とその姿を現していた。

 

 卑弥呼「これ司会席の二人!いつまでふざけあっておる!さっさと進行をせぬか!」

 ひっとー「おっと。こいつあ失礼。それじゃあ気を取り直して、二回戦進出の選手達を紹介するぜ!恋姫組からの勝ち抜けは、関羽こと愛紗、夏侯惇こと春蘭、趙雲こと星、馬超こと翠。以上の四名だぜ!」

 一刀「((管理者|ユーザーズ))組から勝ち抜けたのは、峠崎丈二、守王戦国、鴉、星渡慧、ベルフェゴール、劉邦柾棟、マリア・テスタロッサ、狭乃狼。以上八名だぞ!」

 

 卑弥呼「さて。二回戦の組み合わせについてだが、今回からコンピューターによるランダム抽選という形を取らせてもらった。誰と誰が当たっても、これならば恨みっこなしというやつじゃ」

 貂蝉「ちなみに、対戦順も同様の選び方をしているわん。さあ、それじゃあ二回戦、第一試合の発表よおん!」

 

 だらららららら、と。ドラムロールの音が響き、それとともに電光掲示板に表示された、第一試合のカードは。

 

 【守王戦国VSベルフェゴール】

 

 戦国「……へえ。ベルさんが相手か」

 ベルフェゴール(以下、ベル)「ふっ。……俺の遊び相手になるといいがな」

 

 卑弥呼「さあ、対戦カードの選手以外は段上から下がるように!早速第一試合を始めるぞ!」

 

 他の選手たちが武舞台から居り、そして対峙する戦国とベルフェゴール。

 

 卑弥呼「それでは天上天下絶品武道会、二回戦第一試合!守王戦国対ベルフェゴール!恋姫ファイトー!レディー、ゴオッ!!」

 

 戦国「行きます!」

 ベル「応!遊んでやるからかかって来い!」

 

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 戦国「はあーっ!」

 ベル「なんのおっ!」

 

 戦国が武舞台に剣を突き刺すと、その武舞台が激しく揺れてベルフェゴールの足場を不安定な物にする。しかしベルフェゴールはそれを舞○術によって宙に浮く事で回避。そしてその瞬間に突如空中に生まれた炎をもすばやく避け、再び武舞台の足場の安定している箇所へと着地した。

 

 戦国「くそっ!また見切られた!素手が相手じゃ鉄壊で無力化も出来ないし……!!」

 ベル「ふ。お前さんはどうやら、気を、それも『振動』系のを操るのが得意みたいだな。一回戦で焔耶の武器を壊したあの技も、おそらくはそれを武器に流し込んで、物質の分子そのものを振動させて破壊する技だ。……違うか?」

 戦国「……一度見ただけで、良く見抜けましたね」

 ベル「なあに。気の扱いなら、俺も得意ってだけさ。スーパー○イヤ人4は伊達じゃあない。さっきの地震をを起こしたり空中に火を起こしたりってのも、ほとんど同じ原理と見た。地震はもちろんの事、炎だって空気の分子を激しく振動させてやれば、発火を促す事は可能だしな」

 戦国「……ぜ、全部見破られてる……(汗」

 ベル「さ、ネタがそれで尽きたんなら、今度は俺から行くぞ?ビッ○バンカメ○メ波で、あっという間に場外に吹き飛ばしてやる」

 

 ビッグ○ンカ○ハメ波の発射体勢に、ベルフェゴールがゆっくりと構えを移して行くその最中。戦国はその脳裏でこんな思考をしていた。

 

 戦国「(こうなったら仕方ない。ほんとは対丈二さん用だったけど、念のために布石を打っておいてよかった)……ベルさん、『バタフライ効果』ってご存知ですか?」

 ベル「?ばたふらいこうか……?なんだそれ?」

 戦国「……バタフライ効果って言うのは、カオス力学において、通常なら無視できると思われるような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指します。……こんな風に」

 ベル「っ?!」

 

 ぱきん!と。戦国がその指を軽く鳴らしたと思ったその瞬間、轟音と共にベルフェゴールのすぐ傍で、巨大な衝撃波が発生。そこにあったベルフェゴールを、一瞬にして“解体”してしまった。

 

 戦国「……相手のまわりの空気分子を、前もって振動させておき、そこに音を加えることによって、先ほど言った『バタフライ効果』を生みだして、強力な衝撃波を起こすのがこの技。その名も『破砕の領域』。まあ、衝撃波というよりも物質を解体すると言った方が良いんですが、その領域は最大半径30p程度の球体が限界なんです。……と、解説してみたところで、聞くべき相手が居なければ無d」

 ベル「なるほど。勉強になったぜ」

 戦国「え゛?(どがあっ!)くあっ!!」

 

 長々とした技の解説を終えたその瞬間、戦国は突如、その背後に現れたベルフェゴールによって、武舞台の上から場外へとはじき出された。

 

 戦国「……な、なんで……?」

 ベル「……間一髪、衝撃波の発生するその直前に、二倍界○拳を使ってお前の背後に回りこんだのさ。解体されたように見えたのは、残像、だ」

 戦国「……参りまし、た……ガク」

 

 卑弥呼「それまで!二回戦第一試合の勝者は、ベルフェゴール!」 

 

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 ひっとー「いやあー。戦国さんも強かったけど、スーパー○イヤ人4にはやっぱ敵わなかったね〜」

 一刀「やっぱベルフェゴールぐらいかな?丈二とまともに勝負になりそうなのは」

 ひっとー「かもな。さ、それじゃあ次の対戦いくぜ!ドラムロール、かまーん!」

 

 だららららら、だん!

 

 ドラムロールの音と共に、次に電光掲示板に映し出されたその組み合わせは。

 

 【鴉VS愛紗】

 

 鴉「……やばい。よりによって相手が愛紗とは……」

 愛紗「どうした、鴉よ?私が相手では何か問題があるのか?」

 鴉「いえ!けっしてその様な事は……!!」

 卑弥呼「二人とも、話はそれぐらいにするように。では、二回戦第二試合、鴉対関雲長。恋姫ふぁいと〜、れでぃ〜……ごおっ!!」

 

 愛紗「行くぞ鴉!ぜいりゃあーっ!」

 鴉「くそっ!こうなりゃやけだ!覇王の憑依、発動!てえーいっ!!」

 

 武舞台にて、その刃を交える始める鴉と愛紗。……どことなく、動きがぎこちない鴉に、司会席のひっとーと一刀も、なんとなく違和感のようなものを感じていた。

 

 一刀「……な〜んか変だな、鴉。なんか、必要以上にびびりまくっているような」

 ひっとー「ふむ。……そーいや、この間の一回戦の後から、妙に態度がおかしいと言うかなんと言うか。そんな気はしていたけどよ」

 一刀「……なんか、隠し事でもあるのかな?」

 

 ひっとーと一刀の二人が、鴉の態度についてそんなことを話し合っている間にも、武舞台上の二人の戦いはどんどん熾烈さを増していった。とはいえ、愛紗の方が完全に試合を圧しており、鴉の方は奥義である『覇王の憑依』を発動し、その身に古の覇王項羽を降ろし、武器も鉄扇から巨大な斧へと変じて居るものの、完全に防戦一方であった。

 

 愛紗「どうした鴉!思春を破ったあの実力は、まがい物だったのか?!」

 鴉「そ、そういうわけでは決して……っ!って、うわ、あぶな!」

 

 ざっくりと。かろうじて愛紗の攻撃をかわした鴉であったが、その拍子に服の一部が破れてしまい、その部分からなにやら白い布切れが武舞台の上に舞った。

 

 鴉「げっ!まずっ!!」

 愛紗「ん?なんだこれは?鴉のハンカチか何か……って!こ、これは、まさか……っ!!」

 鴉「(ザーッと顔が青ざめる)……えと、あの、ボクはここでちょっと体調が悪いんで、その、残念ながら棄権を……」

 愛紗「……鴉」

 鴉「はひっ!」

 愛紗「……何故お前が、この間、『やつらに盗まれたはず』の、『私の下着』を持っている?」

 鴉「そ、それは、その……ガタガタブルブルガタガタブルブル」

 

 まあ、その。詳しくは言う必要も、先ほど本人が言ったので、これ以上の説明の必要は、多分無いと思う。

 

 ひっとー「……鴉さんてば……」

 一刀「……惜しい人を亡くしたな」

 

 愛紗「……言い残す事はあるか?」

 鴉「……ごめんちゃい、テヘ☆」

 愛紗「……ふ・ざ・け・る・なー!!こおの、ど変態があーーーーーーーっ!!」

 鴉「あぎゃあーーーーーーっ!!」

 

 きらっ☆

 

 狼「あ。鴉さんが星になった」

 丈二「……最近、言動があいつら寄りになっていたから、良い薬になっただろ」

 慧「ですね……」

 マリア「鴉さん。貴女の事は決して忘れませんから」

 柾棟「……迷わず成仏して、次は真人間に生まれ変わってください」

 

 全員『なーむー』

 

 ちーん。

 

 卑弥呼「では。鴉が星になった事で、この二回戦、勝者は関雲長とする!」

 愛紗「ったく。連中と言い、鴉と言い、懲りない奴らばかりだ」

 

 ホントホントwww   

 

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 卑弥呼「さあ、それでは三試合目のカードを発表するぞ。次のカードは……これじゃ!」

 

 ばばん!!

 

 【マリア・テスタロッサVS春蘭】

 

 マリア「おっと。わしと春蘭か」

 春蘭「むう。また愛紗と当たらなかったか……」

 星「……当たり前であろうが」

 翠「愛紗はさっき、鴉と戦ったばっかりじゃんか」

 春蘭「……よし!さっさと試合を始めるぞ!!/////」

 

 一刀「照れて誤魔化してるよ、春蘭のやつ」

 華琳「ふふ、可愛いものじゃないの」

 桃香「ですねー」

 蓮華「……そう。ああいうのが可愛いんだ……覚えておこ」

 

 卑弥呼「さあ、それでは両選手武舞台上に!二回戦、第三試合。マリア・テスタロッサ対、夏侯元譲!恋姫ファイト!レディー!ゴオーーーーーーッ!!」

 

 『おおおおりゃあああああッ!!』

 

 

 ひっとー「さてさて。試合もこれで三試合目だが……ん?どしたい、マダオ」

 一刀「……いやな?マリアって確か、例の禁句を言われると、黒化して『魔裏悪』になるよな?」 

 ひっとー「おう。それがどうかしたか?」

 一刀「……春蘭のやつが、それ、言わないといいなー、とおもって」

 ひっとー「まさかあ。一回戦でそれ言った霞が、マリアさんにあっさりと場外どころか、会場外にまで吹っ飛ばされてんだぜ?いくらなんでも」

 華琳「……でも、あの春蘭なのよ?」 

 蓮華「春蘭だものねえ」

 桃香「春蘭さんですもんねえ」

 

 司会席一同『……』

 

 と。司会席がそんな心配をしていたちょうどその時、その心配が思いっきり的中していた武舞台上だった。

  ……まあ、春蘭ですから(笑。

 

 春蘭「ふん!一回戦に引き続き、私の相手はどうしてこう、なよなよした奴ばっかりになるんだ?!」

 マリア「(ぴく)……さあ?そういう巡り会わせなのかもね」

 春蘭「めぐり合わせだろうがなんだろうが、前回同様、男の娘などというわけの分からんオカマもどきに負けるわけには」

 マリア「……春蘭。今、ナンテノタマイヤガレマシタカ?」

 春蘭「ああ?オカマもどきと言ったが、それがどうかしたのか?」

 

 丈二「……ああ。やっぱり春蘭だったな」

 狼「春蘭だったねえ」

 ベル「今回もこれで決まったか」

 

 場外の控え席にて、一回戦の時と同様の感想を持っていた、ユーザー一同。

 

 魔裏悪「不。不布ッ!不布腐ッ!!……春蘭?……ちょお〜っと、頭、冷やそうか?」

 春蘭「なんだ?急に黒いおーらなんぞ背負いおって。そんなもので私がびびると思ったら大間違いだぞ?!」

 魔裏悪「……そう。それじゃあ、ちょっとばかり、O☆HA☆NA☆SHI☆&O☆SHI☆O☆KI☆を」

 春蘭「ええーい!ごちゃごちゃうるさい!七星餓狼!我が闘気を吸え!その真の姿にて、私にたてつく奴全てを吹き飛ばすのだ!」

 魔裏悪「え、あ、あの、春蘭?だから、わしのどこg」

 春蘭「問答無用!ずえりゃああああああッッッ!!」

 魔裏悪「どこがオカm、にゃああああああっっっっ!?」

 

 どっかあーーーーーん、と。魔裏悪化しつつも、その本領を発揮する前に、春蘭が繰り出した例の究極技を正面からまともに食らって、場外へと吹き飛ばされた魔裏悪…もとい、マリアであった。

 

 春蘭「はっはっはー!どうだ見たか!所詮男の娘などというどっちつかずな奴に、私が負けるはずが無いのだ!」

 卑弥呼「……まあ、それはともかく。第三試合は夏侯元譲の勝利である!」  

 

 一刀「……ありゃ。春蘭が勝っちゃったよ」

 華琳「マリアに魔裏悪モードを発現させておいて、それでも勝つ、か。ふふ。それでこそ、私の春蘭ね」

 ひっとー「……魔裏悪さんでも、愛すべきお馬鹿には、その意味を成さないんだなあ……」

 

 春蘭「なーっはっはっはっはー!!」

 

 〜つづく〜

 

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 はい。天上天下絶品武道会。ここに再開でございます。

 

 では、今回の三試合を解説。

 

 「戦国対ベルフェゴール」

 

 戦国くんの能力は、文中でも書いたとおり、振動を誘発するタイプの気です。で、相手がベルさんであれば、やっぱり気に関しては彼の方が一枚上手になるだろう、と。こういう結果と相成りました。まあ、スーパーサイヤ人4が相手だし、仕方ないっちゃあ仕方ないでしょうw

 

 「鴉対愛紗」

 

 えー。鴉さんのあれですが、前回の途中の回にて、コメにあれを欲しがるようなことを言ってらしたんで、ちょっと反省してもらうべく、愛紗にオシオキしてもらうこととなりました、まるww まあ、実力的にも愛紗の方が何枚も上だと思いますしねwww

 

 「マリア対春蘭」

 

 うん。春蘭なら、マリアさんに対する禁句は絶対覚えてないだろうな、と。でもって、魔裏悪化しても絶対気にせず、問答無用でねじ伏せるだろうな、と。そういう感じですwww

 

 

 ちなみに、それぞれの組み合わせですが、ボクの一存により、アミダで決めさせていただきました。

 

 その点、ご了承くださいませ♪

 

 であまた次回、二回戦の後編にて、お会いしましょう。

 

 

 再見〜( ゜∀゜)o彡゜  

説明
帰ってきました、天上天下絶品武道会!

峠崎丈二さま、
マリア・テスタロッサさま、
星渡慧さま、
鴉さま、
ベルフェゴールさま、
守王戦国さま、
劉邦柾棟さま。

出演名、順不同。

以上の一回戦勝ち抜きのみなさん?大変お待たせしましたw

これよりバトルパーティ、再開ですよー?ww

あ、司会役のひっとーさん?貴方様も大会中は、しっかり頑張っていただきますからねー?www

それではみなさん。

れっつ、ぱーりー!wwwww
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コメント
俺はちょっとみんなが他の性獣と戦っている間に各恋姫の部屋に侵入していたずらしてただけなのに・・・ひどいや。。。(karasu)
柾棟「さあーて、遂に再開した大会。 次回は誰から始まるのかが気になるね〜。 それに、まさか・・・マリアさんが負けてしまうとは流石は春蘭と言うべき所かな? 鴉さん、どうか安らかに眠って下さいね。(劉邦柾棟)
う〜む・・・鴉さん・・・貴方は一体何をしていたんですか?(スターダスト)
鴉さん南無(−人−) まあ自業自得ですけどwww(量産型第一次強化式骸骨)
あ〜あ・・・負けたか・・『破砕の領域』を抜けた時点で思いっきりチートだろ!wwwあああああ・・・・『破砕の領域』はジョージさんに使いたかったのにorz・・まあ面白かったから良しとしよう。続き頑張ってください。マリアさん、『破砕の領域』で止められるならやりますよ?w(戦国)
まあ、春蘭ですからねwwwですが、負不腐ッ!誰かわしの黒化と止めてもらいたいのですが、誰かいませんか?w(ほわちゃーなマリア)
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