恋姫 ハロウィンネタ |
桂花
『ぴんぽんぱんぽ〜ん♪この物語はフィクションでございますっ!』
一刀「突然だが、ハロウィンを行いたい!」
一同「「「はい?」」」
一刀「ハロウィンだよハロウィン!仮装して街を練り歩いてを『Trick or Treat』(ご馳走をくれないと悪戯するよ)と叫ぶんだ!」
一同「「「・・・」」」
華琳『一刀、疲れてるのね・・・』
蓮華「性務の疲れが溜まってるのかしら…」
桃香「華陀さんを呼んで治療しなきゃ!」
一刀「シャラーーープ!!俺は性務ごときで疲れる様な体はしてない!それよりもハロウィンだ!お祭だ!フェスティバルだ!」
華琳「一刀が絶倫なのは知ってるから、で『はろうぃん』とはどんなものなの?」
蓮華「そうよ、私達はその『はろういん』を知らないんだから」
桃香「うんうん初めて聞く言葉だよ、その『はろおいん』ていうの」
一刀「細かい事はどうでもいいんだ、カボチャを刳り貫いて灯りを入れて松明みたいに家の前に置いて、家を訪ねて『ご馳走をくれないと悪戯するよ』って叫んでお菓子を強請(ねだ)るんだ」
華琳「……いくつか質問があるのだけれどいいかしら?」
一刀「いいぞ、言ってくれ」
華琳「まず、『カボチャ』とは何?」
一刀「…へ?」
華琳「私は『カボチャ』という言葉を初めて聞いたのだけれど?」
一刀「……三国一の文化人であるはずの曹操が『カボチャ』を知らないだと?」
※『カボチャ』はアメリカ大陸原産であり新大陸発見まではユーラシア大陸には存在しません!
では『カボチャ』が来るまでは何でランタンを作っていたか?
答えは『カブ』です。厳密にはセイヨウアブラナの変種を刳り貫いてランタンを作っていたらしいです。
まぁ知らないのも当然っちゃ当然です
華琳「侮辱された気がするのは気のせいかしら?」
蓮華「大体、なぜ『はろういん』を行うの?」
一刀「確か、収穫感謝祭の一環のはず」
蓮華「収穫感謝祭?収穫された作物に感謝するの?」
一刀「そう、今年収穫された作物に感謝の意を込めるのと来年には多くの実りがある様に願うお祭だ」
桃香「押し込み強盗な真似をするのはなんで?」
一刀「押し込み強盗って…?」
桃香「だって家に入って『ご馳走をくれないと悪戯するよ』って強請(ゆす)るんでしょ?」
一刀「違ーーーう!『ご馳走をくれないと悪戯するよ』は…?何だっけ?」
※『ご馳走をくれないと悪戯するよ』の本来の意味は『死者の為のお祈りに必要な施し(お菓子等)をくれますか?それとも悪戯されたいですか?』です。
悪戯はジャック・オー・ランタンを持ち去られて壊される等の行為です。
間違っても性的な悪戯ではないので紳士[HENTAI]の皆さんは間違えないで下さい。
一刀「どっかで釘を刺された様な気がする……」
桃香「……?」
一刀「まあ、それは置いといて『ハロウィン』という名のお祭をしよう!!」
華琳「却下」
一刀「どうして!」
華琳「第一にカボチャが天の国のモノであって三国には存在しないかもしれない」
蓮華「第二に何故農民でもない我々が作物に感謝しなければならないの?」
桃香「第三に、えっとこれから準備したとしたら年明けの開催になっちゃうんだけど…」
華琳・蓮華・桃香「「「それでもやるの?」」」
一刀「………」
結局、ハロウィン開催は見送りましたww
一刀君は『カボチャ』の探索、もしくは代わりになる(10月から11月に収穫出来てカボチャの様に中身を刳り貫く事が出来る)
作物の探索に私財を投入しました。
将官・文官達に収穫作物の大切さ(税としてではなく作物を育てるのがどれだけ大変な事であるか)を邑々を廻って教えました。
でも、ハロウィンは一度も開催されませんでした
終
( ゚∀゚)o彡°うりゅ〜♪
例によって電波を受信しました
現在もスウェーデン辺りではカブでランタンを作っている家庭がるらしいです。
唐辛子やピーマンなどのアメリカ原産食材が出てくる恋姫の世界ですが
我輩の外史には『南瓜』や『ジャガイモ』『トウキビ』等の野菜類は出て来ません
ので御理解下さい。
では、また電波を受信したらお会いしましょう。