鳳凰一双×楽々×人類(ry ハロウィーンパーティ(予告編)
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鳳凰一双の外史

 

「うーーーーん……はぁーー」

 

それは丁度朝起きて一日を始めようとする頃だった。

 

「あ、一刀さん、おはようございます」

 

朝の空気を吸おうと外に出たら、丁度雛里ちゃんがこっちに向かってきていた。

 

「ああ、雛里ちゃん、おはよう。もう動いても平気?」

「は、…はい……もう大丈夫です」

「そうなんだ。じゃあ、ちょっと間を空いて明後日ぐらいに出発しようかな」

「別に昨日出発しても良かったんですけど」

「流石にそうするわけにはいかないでしょ…」

 

※何の話なのかは鳳凰一双舞い上げるまで 第三章 8話(下編)参照

 

「それで、ですね。一刀さん。今日はお暇ありますか?」

「うん?そだね……鍛錬は朝だけで十分だし、蓮華の勉強ももう終わったから昼はすることないかな。どっか行こうか?」

「あ、はい、実はですね……」

 

雛里ちゃんがとても嬉しそうにその次の言葉を言おうとした。

 

その時、

 

パタパタという鳥の羽ばたく音が大きく聞こえた。

 

「うん?」

『くるっぽー』

 

普通のより一回りも大きな鳩が僕の肩に降りてきた。

 

「え、何?」

「一刀さん、その鳩、脚に何か結ばれてます。伝書鳩です」

 

初めて当たる状況だったのでどうすれば良いのか分からなくてそのまま固まっていたら、雛里ちゃんが鳩の脚にある紙を結んだものを見て言った。

 

「伝書鳩?僕たちにそんなものを飛ばす人なんてあるわけ……」

「とにかく、取って読んでみましょう。孫権さんのものかもしれません」

「いや、蓮華のだったら呼んじゃ駄目でしょ……とにかく、確認しない限りは分からないな。すまん、蓮華」

 

僕は鳩を捕まえて用心にその結ばれている手紙を取って開いた。

 

「………」

 

『北郷一刀殿と鳳士元殿へ、』

 

これは………胡散臭い…が………悪くはない話……?

 

「一刀さん、なんですか?何か深刻な顔になってますけど…何か書いてありますか?」

「…招待状だよ。宴会に誘われた」

「……孫権さんがですか?」

「いや、僕たちが」

「あわわ、誰からそんなものが……」

 

雛里ちゃんのその問いに、僕は空を突く勢いで差した。

 

「……天から」

 

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楽々の外史

 

「……あの、お母様」

「あら、どうしたの、一刀?」

 

政務をしている母さまの部屋に尋ねたよ。

普段なら邪魔にならないからこんなことはあまりしたくないけど、どうしても母さまに言わなきゃいけないことがあったから……。

 

「…ほら、もじもじしないでこっちにおいでなさい」

「うん」

 

モジモジしていたら母さまがいつものようにボクに手を伸ばしておいでだった。

ボクが母さまに近づいて母さまの胸に抱かれたら、母さまはそのままボクを抱き上げてご自分の膝の上に置いたよ。

これは、ボクたち母子が話をする時にいつも体勢。

 

「あら、一刀。その手に持ってるものは何かしら」

「あ、はい…実は、これのことだよ」

 

ボクはその時まで手に持っていた、空から落ちてきた手紙を母さまに渡したよ。

 

「……これは…一刀、こんなものをどこから持ってきたの?」

「中庭で、桂花お姉ちゃんを落とす落とし穴をつくってたら……あ」

 

しまった!

 

「えいっ」

「痛っ!」

「あまり桂花を虐めちゃダメよ」

「うぅぅ…ごめんなさい」

 

ふええ、ボクの馬鹿ぁ……

 

「それで、中庭で桂花のための落とし穴を用意していたら?」

「……掘っていた穴の中に、その手紙が落ちてきた」

「落ちてきた?益々解らないわね……」

「でも、お母様、ボクの真名も書いてあるし、それにお母様の真名まで使って書いてあるよ」

「そうね……でも、手紙も最後の送った者がどうもね……一刀はどう思うかしら?」

「ボク?ボクは、良く分からなかったからお母様に聞いて見てようと…」

「初めて見た時にどう思ったのかしら?行きたいと思った?それとも、胡散臭いって思った?」

「……ボクは、宴会に招待されたことなんてないから……」

「行ってみたいと…」

「でも、お母様を誘ってるし、お母様に何か悪いことをしようという罠じゃない可能性もなくはないんだよね」

「そうね……ちゃんと考えるようになったじゃない」

「むぅ…ボクだってそれぐらいは考えるよ。お母様の息子だもん」

「ふふっ、そうだったわな」

「あぅ…」

 

頭を手でワシャワシャされてボクは肩をすくめたよ。

 

「でも…あなたが行きたいと思ったということは、きっとそれほどの価値のあるのものでしょうね」

「そういうものなの?」

「そういうものよ。何よりも

 

 

 

あなたは天から授かった子だからね」

 

 

『華琳さまと一刀ちゃんへ』

 

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人類には(ryの外史

 

「荀ケ。今回の囲碁だが…俺からも賞品が欲しいところだ」

「へ?」

 

いつもの如く、暇だったのであいつの部屋に囲碁盤を持って行って勝負に挑んだら、今回はいつもと違ってそんなことを言ってきた。

 

「な、何よ、突然……はっ!まさか、ついに男の本性を表したわけ?!」

「……いくら男相手でも、荀ケなら腕一本失ってる男に力負けするとは思えないな」

「あ、……いや、ごめん…」

 

何私謝ってるのかしら。

 

 

「そ、それで?賞品って?」

「今日俺が勝ったら、少し俺と付き合ってもらおう」

「やっぱ男って皆獣よ!」

 

何が下心がないっていうのよ!

 

「あんたなんかと付き合うぐらいなら、負けが確定した途端この囲碁盤の角に頭をぶつけて死んでやるわ!」

「言葉のアヤがあったな。俺に少し用事が出来たのだが、そこに荀ケを連れて行く必要があるんだ」

「何よ、それ…なんで私?凪や流琉でも連れていけば?」

 

「二人とも仕事が忙しいらしい。俺も元なら仕事があるのだが、今回はこれはなかなか興味深い。是非とも行ってみたいものだ」

「一人で行けば?そんなの私は嫌よ」

 

何で私を次善策に使うようなところに行かなければならないのよ。既に流琉と凪は誘って断れたってわけじゃない。

 

「…………………………………………そうか」

 

……な、何よ。なんでそんな目で見るのよ。

あんたも別に私じゃなくてもいいんじゃないの。

他に誘う者ってあるでしょ?沙和とか、真桜とか……

 

「…………………」

「荀ケが行かないと言うのなら、仕方ない。今回の話はなかったことにしよう。まだ仕事も山ほど残ってるわけだし」

「な、何、行かない気?」

「荀ケが行かないんだろ?」

「私の他にも誘う奴は居るでしょ?流琉だって曲って頼んだらあんたに付き合ってやるはずだし」

「俺は荀ケに来てもらいたかったんだ」

「………へ?」

「……」

 

・・・

 

・・

 

 

囲碁を始めたら、石にいつものアイツの勢がない。

 

「………行くわよ」

「……」

「私が負けたら付き合うから、もうちょっとマシな打ち方しなさいよ」

「………」

 

アイツの石がいつもよりも良い勢で囲碁盤に落ちてきた。

 

 

『北郷一刀及び荀ケ様へ』

 

 

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拝啓、

 

御機嫌よう

 

本日は、皆さんをハロウィーンパーティに招待したく、こうして手紙を送って、丁寧にご招待いたします。

 

皆さんのお尋ねを、心よりお待ちしております。

 

 

 

 

天より、

 

 

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――結以、準備できてる?

 

――はい、左慈さま。

 

――よし、じゃあ、行こうか。

 

 

 

 

 

((悪戯|TREAT))しに……

 

 

 

 

 

 

 

説明
各外史の皆さんを、作者主催のハロウィーンパーティにご招待いたします。
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コメント
さてどのような反応になるのか楽しみです。(山県阿波守景勝)
桂花キタ━━━(゚∀゚)━━━!!(劉邦柾棟)
何故か桂花が大変な事になりそうな(akieco)
人類(ry読んでみよう・・・・・・(アルヤ)
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