真・恋姫†夢想 禁断の決戦!天上天下絶品武道会!! 第二部・第二話 「二回戦、後半」
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 一刀「さあ、順調に三試合を消化した第二回戦。次は第四試合目だ!ひっとー、行っちゃってくれ!!」

 ひっとー「OK!……それじゃあ次の対戦カードを紹介だ!ドラムロール、かまんっ!!」

 

 だだんッ!

 

 【星VS翠】

 

 星「おや。今度は私と翠か」

 翠「星か〜。そーいや、もう長い事槍を交わしたことは無かったっけな。おっし!いっちょ気合入れていくか!」

 

 二回戦、四試合目の対戦カードが発表され、それぞれ飄々とした態度のままの星と、気合を入れて燃える翠が、揃って武舞台上へと上がっていく。

 

 丈二「……なあ、狼」

 狼「ん?なに、丈二さん」

 丈二「いや。二回戦が始まってからずっと思っていたんだが、ひっとーの奴……随分大人しくないか?」

 慧「そういやそうだよね。いつもだったら『マダオは黙って座ってりゃ良いんだよ!』とか言って、一刀くんに体当たりかましてるのに」

 狼「ああ、その事。大した理由じゃないって。……命が惜しければ、大人しく司会していたほうが良いよ?って、そう言っただけだよ」

 丈二「……どういうことだ?」

 狼「まあね?別に誰かさんがどんな目に合おうが、俺は知ったことじゃあないんだけど、その場合、ひっとーさんの命に関るからね〜。ひっとーさんの管理する外史と違って、この外史じゃあ、誰かさんは恋姫たち皆に、愛されているんだから、あんまり酷い態度とって居ると、傍に居る娘たちから何をされるだろうね〜?って、おいらはそう言っただけだよん」

 慧「……狼さんて、何気に黒いよね?」

 狼「そう〜?(笑」

 

 一刀「それじゃあ、卑弥呼!合図を頼む!」

 卑弥呼「うむ。任された!」

 ひっとー「……(ちくしょ〜。狼さんもしかして、この間おいらんとこの息子達にフルボッコにされたこと、まだ根に持ってんじゃないだろな〜?あー!マダオに体当たりかましたいー!お前なんかどっかの世界で名も無きモブでもやってろって言いたいー!!)」

 

 ……根になんて持っていませんよ?ええ、持ってませんとも。くすくす(邪笑w

 

 卑弥呼「さあ、それでは二回戦、第四試合!趙子龍対馬孟起!恋姫ふぁいと〜……レディー……ゴオッ!」

 

 『はああああああああっっ!!』

 

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 冷静沈着に戦う星と激情そのままに戦う翠。その攻防はまさにそれぞれの性格どおりに展開され、一進一退の様相を呈した。

 

 翠「おおらっしゃあーっ!!」

 星「なんのなんの!せえーいっ!!」

 

 華琳「……ふむ。星と翠……というか、私達恋姫組同士の戦いだと、まさに王道の戦いになるわね」

 桃香「ですねー。あ、翠ちゃんが星ちゃんを圧し始めた」 

 

 桃香の言うとおり、パワーファイターである翠は、星が得意とする撹乱戦法を取れないようにするため、ひたすら力任せな攻撃を続け、彼女に反撃の機を一切与えなかった。

 

 翠「おらおらどうした、星!いつもの実力は何処行った?!」

 星「くっ。……最近は何かと忙しくて、メンマ分が補充出来ていないからな……。今一力が入らん……!!」

 翠「んだよ。メンマ食べて無いから力がでないってのか?だったら、これであたしに勝ったら、メンマぐらいおごってやるよ。だからもっと本気を」

 星「(ぎんっ!)……その言葉。忘れるなよ?翠よ!はああああああっっっ!!」

 翠「……へ?」

 星「北方常山の趙子龍!いざ、全力全開の一撃だ!せええええええいっ!!」

 翠「しまっ……!!うわああああっっ!?」

 

 げに恐ろしきは好物への執念(笑)。翠のメンマをおごるというその一言で、その秘めたる闘志に火がついた星のその渾身の一撃により、翠はいともあっさりと場外に吹き飛ばされたのであった。

 

 翠「ちくしょー。いらんこと言わなきゃ良かった〜……!!」

 星「ふっ。……約束、忘れるなよ、翠?メンマ食べ放題、楽しみにしているぞ」

 翠「ちょっと待て!おごるとは言ったけど食べ放題とは誰も言ってないだろうが!!」

 星「おや、そうだったか?」

 

 卑弥呼「二人とも。そのあたりのことは武舞台外にて、後でするように。では、第四試合の勝者は趙子龍である!」

 

 

 一刀「……メンマで勝負がつく、か。星らしいといえばらしいけど……」

 桃香「口は災いの元、ってやつ?」

 華琳「ま、そういうことね」

 ひっとー「さ、それじゃあ次の対戦カードに行くぜ!?お次はこれだあっ!」

 

 【峠崎丈二VS狭乃狼】

 

 狼「うえっ!?も、もう丈二さんと当たるのかよ!?」

 丈二「ほー。こいつは面白い。……狼、お前さんの例の千年の邪気の力、存分に見せてもらうぜ?」

 狼「……勝て……るかなあ〜?」

 

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 卑弥呼「さあ、それでは両選手武舞台上に上がれぃ!二回戦第五試合、峠崎丈二対狭乃狼!恋姫ファイト〜!レディーーーーーーーー、ゴオッッッ!!」

 

 狼「くそッ!こうなりゃやるだけやってみるしかない!いくぜ、丈二さん!」

 丈二「来いっ!制限内、ぎりぎりの全力で相手してやる!」

 

 例の千年の邪気の篭った仮面を被り、ロウキへとその姿を変える狼。そしてそのまま、迎撃体勢をとる丈二へと、愛刀・牙狼大斬を片手に無数の残像を残しながら超高速で突っ込んでいく。

 

 丈二「おっとと!やるやる!流石のスピードだぜ、狼」

 狼「とか良いながら、涼しい顔して全部受け止めてるんだもんな〜……。しょうがない、奥の手を出すか」

 丈二「奥の手……?」

 

 超高速で一分間に数百回繰り出した斬撃、その全てを難なく受け止められた事により、改めて相手との実力差を痛感した狼は、最後の手段に打って出る事をその場で覚悟した。

 

 狼「丈二さんも知っての通り、ロウキは原作で三匹のパワーア○マルを従えていた。その邪気によって闇に染める事で、さ」

 丈二「ガ○ウルフ、ガ○ハンマーヘッド、ガ○リゲーター……だな。まさか、お前さんも連中を召還して、ガ○ハンターでも」

 狼「いや、流石に巨大ロボはチートにもほどがあるんであれだけど。……その代り、こうするのさ。来い!我が魔獣たち!そして俺の体を包み込め!……俺様オリジナル奥義!『魔獣武装』!!」

 

 ひっとー「おおっとおっ?!狼さんが召還した三匹のパワーア○マルが、ガ○ハンターと同じ配置で狼さんの体に張り付いたー!!」

 一刀「……人間サイズ版、ガ○ハンター、って感じかな?」

 

 狼「……さてと。正直この状態って、三分ぐらいしか保てないから、一撃必殺で往かせてもらう!クレッセントブレイカーーーーーーッッ!!」

 丈二「ちっ!こりゃ流石に洒落にならん威力だ……なら、俺も本気にならせてもらうぞ!むうんっ!!」

 

 ひっとー「でたあーーーーっ!!師父の超絶本気モード!アロハ装備バージョンだー!!」

 ひっとー以外の司会席一同『てか、なんでアロハ?』

 

 狼「おうりゃああああああああああああああああああああああああああっっ!!」

 丈二「ぬぅうううううううううううううううううううんんっっっ!!」

 

 どかあああああんっっっ!! 

 

 武舞台上にて巻き起こる、その土煙。そしてそれが晴れた後、そこに二本の足で立っていたのは、

 

 丈二「……俺に膝を着かせたのは、お前が久々だよ、狼」

 狼「……かすり傷、一つ付けられた無かったけど、ね……バタ」

 

 卑弥呼「それまで!第四試合は峠崎丈二の勝利である!!」

 

 

 ひっとー「……し、師父が勝ったのはいいけど、その師父に片膝付けさせた狼さんて……」

 貂蝉「まあ、狼ちゃんも曲りなりにも、管理者ですもんねえ。それに」

 一刀「……そういや狼って、牙が一緒の状態が、通常の状態……だったよな?」

 華琳「……あと、結界下での制限付きってことも含めると」

 蓮華「……なんだか、考えるのが怖くなってきたかも」

 桃香「……管理者の人たちって、やっぱりみんな規格外、なんですねえ……」

 

 と。そろってその顔を青ざめさせている、司会席の一同でありました。

 

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 卑弥呼「それでは二回戦の最終試合を行う!最後はこの二人の戦いである!」

 

 【劉邦柾棟VS星渡慧】

 

 柾棟「……なーんか、さっきの戦いの後だと、ちょっとやり難くない?」

 慧「同感です……」

 卑弥呼「まあ、その気持ちも分からんでもないが、それでも試合はしっかりと行うぞ!さ、両者、武舞台中央にて構えっ!」

 

 柾棟「んじゃまあ、気を取り直して。……変身!?」

 ライドブッカー「ガンダム仮面ライド。ディケイド!」

 慧「……ガン○ム顔の仮面○イダーねえ……見た目はさしずめ、フリー○ムガ○ダム?」

 柾棟「そ♪」

 

 卑弥呼「では始めるぞ?二回戦第六試合、劉邦柾棟対星渡慧!恋姫ふぁいとおっ!れでぃ!ごおっ!!」  

 ひっとー「さて。劉邦さんと慧の戦いだけど、どういう結果になると思う?解説の貂蝉」

 貂蝉「そうねえん。柾棟ちゃんは見たところ、基本パワーファイター。慧ちゃんは相手の力を活かしての戦いがその主流。つまり。柾棟ちゃんがパワーで押し切るか、慧ちゃんがそれを流しきれるか。そんなところかしらねえ」

 

 柾棟「まずはこれから行くぜ!?三国伝ライド!馬超ブルーディ○ティニー!?」

 ライドブッカー『バババ馬超!』

 柾棟「『獅龍・神威乱舞』!!」

 ライドブッカー『アタックライド』

 柾棟「うりゃああーーーーっっ!!」

 慧「なんのっ!((流水刃|りゅうすいじん))っ!!」

 柾棟「くっ!?」

 

 流水刃。自分の居るその場所からはあまり動かず、相手の動きにあわせ、攻撃を自分より外側に逸らし続ける回避技であり、相手が突っ込んで来て外側に逸らし、がら空きになった懐の位置に刀を運び、峰に手を添えて、相手が自分から斬られに行くようにする守攻……だそうである。

 

 柾棟「ちぇ。やっぱり生半可な技じゃあ、全部受け流されそうだね。……なら、今度はこれで行くよ!?三国伝ライド!曹操ガン○ム!さらにフォームライド!機武帝曹操ガ○ダム!?」

 

 華琳「あら。翠に続いては私なのね。……うん、結構格好良いじゃない」

 

 慧「……一気に勝負に出る気みたいですね。ならこちらも!」

 

 その太刀と脇差、天鳴と地動を、その柄頭に仕込んである鎖で繋ぎ合わせて、その本来の姿である「天地鳴動」へと換える慧。

 

 柾棟「それじゃあ行くよ!?ファイナルアタック!」

 ライドブッカー『ファイナルアタックライド。ソソソ曹操!』

 柾棟「七星!紅蓮焔舞!!」

 

 その槍に灼熱の炎を纏わせ、一気に慧めがけて突き出す柾棟。慧はそれを、再び流水刃によって返そうと、両手の刀を構え正面から迎え撃つ。

 

 結果は――――――。

 

 慧「……今度は、自分から攻撃できる技も、考えておこう……がっくし」

 

 と言うことで、その余りのパワーに威力を逸らしきれず、慧は柾棟の一撃によって、武舞台上に倒れて気絶したのだった。

 

 卑弥呼「それまで!二回戦第六試合、勝者は劉邦柾棟である!!以上!天上天下絶品武道会、二回戦全試合の終了である!それでは二時間の休憩を挟み、引き続き三回戦を行うので、三回戦進出者諸君は、十分に英気を養っておくように!」

 

 〜続く〜

 

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 では、二回戦、後半戦の解説。

 

 【星VS翠】

 

 アミダでこの組み合わせが決まった瞬間、「・・・華はあるけど、派手さは期待できないなあ・・・」と、そんな感想を素直に持ちましたw なので、あんな感じにネタに走っちゃいました。ごめんなさいww

 

 【峠崎丈二VS狭乃狼】

 

 よもや二回戦で丈二さんと当たるとは、全くもって考えても居なかったです。アミダクジ恐るべし(何w でまあ、ぶっちゃけ、どうシミュレートしてみても、丈二さんに勝てる所が浮かんでこなかったので、精一杯の抵抗があの結果ですwww

 

 【劉邦柾棟VS星渡慧】

 

 結果がすべてです(マテ と、冗談はさておいて。この二人での対戦、脳内のシミュレートではやっぱり、多様さに勝る劉邦さんの方がちょっと上でした。慧くんこと、スターダストさんには攻めの技が無いっていうのも、結果がああなった理由の一つですね。ほんとは対丈二さん用の技も頂いていたんですが、それを出す前に結果が出てしまいました。スターダストさん?ごめんなさいm(_ _)m

 

 さて。

 

 武道会も次は三回戦。もちろん、組み合わせは二回戦同様、アミダで決めますので、そこの所ご了承くださいね?

 

 ではまた。

 

 再見( ゜∀゜)o彡゜! 

 

説明
ども。狭乃狼です。

武道会ss、その続編をうp。

今回も激闘の続く武道会。

それぞれの戦いや如何に?

ではw
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コメント
・・・・・・どれもツッコミ待ちの戦い、でいいんですかね?(龍々)
・・・・・せめて戦国さんのように最終奥義ぐらいは使って欲しかった・・・・・完全に不完全燃焼です・・・・(ガックリ(スターダスト)
翠VS星は星の勝利というよりメンマの勝利だなwww(量産型第一次強化式骸骨)
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