学園?無双 三話 |
「んん……ここ……どこだっけ?」
くそ……寝ぼけてるな……
寝起きは悪いから嫌なんだ……
「今何時だ?」
そう呟いて時計を見てみる。
am 7:20
「朝飯と弁当作るか……」
そう言って俺はベットから立ち上がる。
適当に弁当作って、適当に朝飯作って……
「作者の実力の無さは知ってるから突っ込まずに……今何時になった?」
am 7:40
「うん!飯食っても平気だな」
教室までに8:25までに着けば良い。
この寮から校舎まで十分。
十分で飯を食って準備すれば余裕で間に合うな。
「頂きま『お邪魔するわよぉぉん♪」うわぁぁっ!
こ、校長!何でここに!?」
心不全で死ぬとこだった……
いつか俺この人に殺されるもかな……
「あ、食べてても良いわよん。
こっちはこれを渡しに来ただけだからん♪」
そう言って校長はパンツの中から封筒を出した。
何つー場所に仕舞ってんだよ……
「それは?」
俺はそう言いながら朝飯を口に入れる。
少し塩分が多すぎたか?
「あなた自分の部下にここの生徒のこと調べさせたでしょ?」
気付かれたか……
だが、こんなことはいっつもあるから別に戸惑ったりしない。
「知りません」
「そう……でも、気にはなっているでしょう?
生徒全員が中国人っぽい苗字なのは」
そう言うってことはあの封筒の中には生徒達の素性が書いてある物が入ってるってとこかな。
「ええ、少しはね」
こう言う奴は嘘を言うと『ならやらない』と言って持って行くからな。
素直に認めてやった方が良い。
あ、朝飯全部食べ終わったか。
着替えた方が良いな。
「少し着替えます。
トイレに入ってるんでトイレに向かって話しかけてください」
「分かったわん♪」
襲ってきたら殴り倒してやる。
そう思いながら俺はトイレに入った。
勿論鍵もかける。
「で?彼女達は何で中国人っぽい名前苗字なんですか?」
「一刀ちゃん『三国志』は知ってるかしら?」
「馬鹿にしてるんですか?『三国志』は中国の後漢末期から三国時代にかけて群雄割拠していた時代の
興亡史でしょう?」
因みに単に『三国志』と言う場合は陳寿が記した史書のことを指し、それに対して『三国志演義』とは、明代の白話小説であり、『三国志』を基としながらも説話本や雑劇から取り込まれた逸話や、作者自身による創作が含まれている。また、登場する地名・官職名・武器防具などは三国時代の時代考証からみて不正確なものも多い物だ。
(wkip〇dia参照)
「そうよん。
なら彼女達がその英傑達の子孫だと言ったらどうするかしら?」
「マジですか?」
俺はそう言いながらトイレの扉を開ける。
校長が少し残念そうな顔をしていたが気のせいだと思いたい。
「ええ、と言ってもね。
居ない子孫も居るのよんn。
これはここに置いておきなさい。
学校で見つかると面倒よん」
「それはもう必要無いので焼きます。
私はそれだけ分かれば良かったので」
「良いの?」
「はい」
無闇に誰かの過去を知る必要は無い。
人には隠しておきたい過去だってあるんだから。
「分かったわ。
なら、これは私が処分しておきましょう。
話はお終い。
校舎に行きなさい」
「はい、では!」
俺は校舎に向かって走って行った。
貂蝉side
「………」
私は分かっている。
彼のすることに干渉してはならないことを。
彼はこれから地獄を見ていく。
源刀ちゃんは一刀ちゃんは既に地獄を見たと言っていたけど……
「でも、やっぱり嫌よねん。
自分の愛する生徒を地獄に落とすような真似は……」
彼が地獄に行かない道もある。
でも、彼は絶対に……地獄を選らぶでしょう。
彼は優しい子でしょうから……
「私は……」
干渉してはならない……
そう自分に言い聞かせ校舎に向かって歩き出した。
一刀side
教室
「朝のホームルームを始めます。
学級委員さん」
紫苑先生がそう言うと関さんが席を立つ。
すると金髪の何かすごく長いクルクルの少女が悔しそうに関さんを見た。
あの人は学級委員になりたかったのだろうか?
「気をつけ!礼!」
「「「よろしくお願いします!」」」
ここに居るのは三国志の英傑達。
今考えるとおかしな話だ。
何で彼女達の先祖は日本に渡って来たんだ?
そのまま中国に居ても良かっただろう。
と言うか中国に居た方が自分達にとって良かった筈だ。
「……考えるのやめるか」
考えても答えは出ない。
だから、考えるのは時間の無駄な浪費だ。
それに……
「北郷君!聞いてますか!」
「はい!」
先生の話しも聞き逃すしな……
武術部部室
「ふんっ!」
「ぐはぁっ!ま、参りました……」
「ありがとうございました」
部活は腕が鈍るから毎日あるらしい。
まぁ、寮に帰っても暇だから良いんだが……
悪いのは勝手に卑弥呼先生が俺を部長にしたことだ。
お陰で先輩が本気でやってくる。
蹴りとか普通にやってくる。
それでも普通に勝てるから良いんだが……
「「「………」」」
殺気が痛いんだよなぁ……
色んな意味で極道を相手にするよりも痛いぜ……
「北郷!よろしく頼むぞ!」
うわぁ……元祖体育会係……
『おい、夏候春蘭だぞ!』
『あの曹のグループの大剣か!」
『よっしゃ!これで北郷は終わりだ!』
大剣……成程『魏武の大剣』と言われた夏候元譲の子孫か。
「来い。
本気でやってやる」
「夏候春蘭……参る!」
「はぁっ!」
「ふっ!」
ガン!
すげぇ衝撃だな。
相当鍛えてるか。
だがな!
「おらぁっ!」
「ぐっ!」
ガン!
俺も極道で爺ちゃんによく扱かれたからこの程度なら勝てる!
「愛紗に勝っただけあるな。
ならば……」
ん?彼女の木刀の周りに何か集まって……
『おい!逃げろ!あれが来る!』
『部室がぶっ壊れるぞ!』
『死にたくねーよ!!!』
何かすっごく物騒な声が……
「行くぞ!うおぉぉぉぉっ!」
「やば!」
覚悟を決めるしかないな……
そう思った時……
「なぁっ!?」
彼女の木刀に矢が当たり木刀が吹き飛んだ。
「姉者、部室を壊す気か?」
そう言って夏候春蘭に近づいて行ったのは水色の髪をして片目を隠した少女。
夏候春蘭のことを『姉者』と呼んでいたところから彼女の妹だと推測出来る。
「す、すまん。秋蘭……
こいつが中々やるものでな」
「全く……すまんな、北郷。
私は夏候秋蘭だ」
「別に大丈夫だよ。
あの状態から逆転出来る技もあったし」
「何と……すごいな」
「滅多にやらないけどね。
あ、そろそろ部活の終了の時間だ。
皆さん!集まってください!」
こう言うことも部長がやらないといけないからめんどくさい。
「明日も同じ時間に集まってください。
では、解散!」
そう言って各々帰って行った。
寮
「さてと……暇だな……。
どうするか……鍛練でもするかな」
あ、そう言えば木刀無いじゃん……
はぁ……
「ん?これは……」
ベットの上に一振りの木刀があった。
長さは本物の刀と同じくらいだ。
「『黒鷺』か……爺ちゃんからかな?」
そう呟いて少し振ってみる。
違和感も無く良く手になじんでいる。
「素振りくらいなら良いかな」
そう言って俺は素振りを始めた。
それから四時間程素振りをして晩飯を食って寝た。
素振りをしたからかすぐに熟睡出来た。
説明 | ||
こんにちわ〜 何だか最近私の作品のアクセス数が少なくて少し泣きそうです。 ですが、私の作品を読んでくださる人が一人でも居る限り私は更新をやめません。 では、始めましょう! 始まり〜 |
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コメント | ||
azu様、西湘カモメ 様コメントありがとうございます。それと西湘カモメ 様の質問ですが一刀は爺ちゃんに動きの無駄がなくなるまで扱かれたので動きに無駄はあまり無いと言う設定です。(DOWANNGO) 一刀の武術は爺ちゃんに扱かれたとあるから、我流か喧嘩殺法のどちらかだな。動きに無駄がありそうな・・・?(西湘カモメ) 弱気になっちゃ駄目だ!俺も毎回楽しみにしてるよ!ただココ(TINAMI)には紳士が増えてきただけさww(azu) joker様、骸骨様ありがとうございます。これからは弱気にならずにがんばります。(DOWANNGO) やっぱり貂蝉が物を取り出すときはそこからなのかwwwDOWANNGOさん、応援してるので頑張って下さい。(量産型第一次強化式骸骨) 俺はみている!DOWANNGOさん!がんばってください!(幼き天使の親衛隊joker) 劉邦柾棟 様ご指摘ありがとうございます。すぐに修正します。(DOWANNGO) 春蘭が「夏侯」なのに秋蘭が「夏気」って苗字が違ってませんか? 双子なのに。(劉邦柾棟) |
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