一刀side

さて、流星になって地面に激突→気を失った俺は目を開ける。

「知らない天井だ」

･･･やっぱりコレ言わなくちゃねぇ。

覚えているのは･･･華琳との世界で消えて、筋肉お化けと話して、特訓して

公孫賛の所で大陸統一･･･問題ない全部覚えてる･･･はずだ。

こんな事を言いながら考え事をしていると

ノックもなしでいきなりドアが開いたと思うと

_____「お？目が覚めたか」

と言いながら赤髪の普通に美人な人と青髪のとても美人な人が部屋に入ってきた。

「さて、目が覚めたのなら自己紹介にしようか。私の名前は姓は公孫、名は賛で字は伯珪だ」

と赤髪の人･･･この顔は、一応覚えている。確か劉備さんの所にいた。

「私は姓は趙、名は雲で字は子龍だ。白蓮殿の客将をしている」

青髪の趙雲さんはとても良く覚えている。この人も劉備さんの所にいた。

「俺の名前は北郷一刀です」

「ん？姓が北、名が郷、で字が一刀か？」

「いえ違います。姓が北郷で名が一刀です」

「変わった名前だなぁ、初めて聞いたぞ。星は聞いたことあるか？」と公孫賛さん

恐らく星と言うのが趙雲さんの真名だろう。

「いえ聞いたことありませんな･･･やはり管輅の占いは本当だったのでしょうか？」

話している言葉から察するに恐らく例の噂が流れているんだろう。

「さて、北郷･･･で良いか。単刀直入に聞くぞ。お前は何者だ？

　妖の類だったら処分しないといけないからな」

「俺はこの大陸の人間ではないです。俺が住んでいたところは、天ではないけど

　1800年後の未来です」

「未来･･･何か証拠はあるのか？」

俺はポケットを探る･･･財布と携帯電話があった。そして俺は財布から小銭を取り出し

「これは俺の世界で使われているお金です。あと、未来の知識などでもよければ」

「確かに･･･みごとな彫刻だ。こんな綺麗なものは始めてみた」

「ふむ･･･それに、この眼、嘘を言っているようには見えませんな。

　白蓮殿こやつは本当のことを言っているようですぞ」

「星が言うんならそうだよな･･･。よし！

　北郷、今この大陸は漢王朝が腐敗し賊が多くなり民達が安心して生活できないような世の中だ。

　私はこんな世を変えたいと思っている。そのために、･･･北郷、天の御使いとしてのお前の力を

　私に貸してくれ･･･」

「よし。俺は助けてもらった事を忘れるなんて恩知らずじゃない。

　分かったよ公孫賛さん。武には自信があるし天の知識もある。俺の力を使い全力で支えよう！

　真名はないから･･･俺のことは一刀と呼んでくれ」

「ありがとう！感謝するよ。

　改めて名乗ろう、私は姓は公孫、名は賛、字は伯珪、真名は白蓮だ。よろしく頼む」

「白蓮殿が決めたのなら従いましょう。

　私は姓は趙、名は雲、字は子龍です。真名は星です。よろしく頼みますよ、御使い殿」

「ああよろしく頼む。所で俺の近くに刀が落ちてなかったか？」

「あぁ、落ちてたよ。念のため拾ってきたがあれは一刀の武器か？」

「そうだ。拾ってくれてありがとう」

「御使い殿いや一刀殿はそれなりの武をお持ちのようで･･･。

　あとで手合わせして頂きますよ」

「もちろんだよ」

ということで俺は公孫賛軍に入ることになった。

大陸を統一するために頑張るぞー！

･･･の前に黄巾党を何とかしなくちゃ･･･｡

〜外史の狭間

「ふふふ、ご主人様は無事に公孫賛ちゃんに会えたようね♪

　でも大変なのはこれからよ。がんばってね愛しの･･･い、と、し、の、ご主人様♪」

と筋肉お化けが言っている頃なぜか一刀は寝台で丸くなって怯えていたという

事があったそうな･･･｡