一刀side

めでたく公孫賛軍に入って一週間がたった。

城の中で最初は迷ったが一週間も経てば自然と覚える。

道を覚えることが出来たら次は現状兵力確認や農作物、民の白蓮への支持率の調査etc...

を行う。現在の兵力は約１万という所だろうか。民の白蓮への支持率は非常に高かった

そんなこんなで一週間経ったある日、

「一刀殿、おられるか？」

といって星が部屋に入ってきた。

「星かどうかしたの？」

「白蓮殿がお呼びですぞ。何でも賊を討伐しに行っていた将が戻ってきたとのこと」

「分かった。すぐ向かおう」

といって星と共に白蓮の部屋へ向かう･･･｡

「失礼しますぞ」

「白蓮、入るぞ」

部屋に到着。

「おお、来たか一刀、星」

「それで紹介したい将とは･･･?」

「ああそうだったな、紹介したいのはこいつだ」

といって白蓮が目を向けると、白蓮と同じような赤髪の少女が立っていた。

「こいつの名前は公孫越だ･･･ほら自己紹介しろ」

「貴方が今噂の御使い様ですか。私は姓が公孫、名が越で字はありません。真名は黒蓮といいます。

　よろしくお願いします。」

白蓮の妹というだけあってこれまた普通の人のようだ。

「あぁ、俺は北郷一刀だ。天の御使いなんて言われてるよ。

　北郷でも一刀とでも呼んでくれ。よろしくな黒蓮」

なんて笑いながら自己紹介すると

「･･････かっこいい････・・」

「ん？何かいったか？」

「///いえ何でもありません」

「ん、そうか」

「お二人だけでイチャイチャしないでほしいですな。

　私は姓が趙、名が雲、字が子龍で真名が星ですぞ。武芸にはいささかの自信があります。

　よろしく頼みますぞ、黒蓮殿」

「はい、よろしくお願いします。星さん♪」

「一刀、星、黒蓮と仲良くやってくれよ」

「改めてよろしくお願いします。お二人とも」

こうして新しい？仲間が出来た。

黒蓮side

久しぶりに街に戻ってきた。

最近、賊の数が増えてきている。何でだろ？

とりあえず、遠征も終わったし早くお姉ちゃんの所に帰ろおっと♪

そんなことを考えながら馬に揺られていると･･･今回の遠征の副将君が話しかけてきた。

「公孫越様、最近噂になっている『天の御使い』をご存知ですか？」

「うん♪知ってるよ。管輅の占いでしょ？」

「はい、そうでございます。それでなんですが、その天の御使い殿が我等が主の下に降り立った

　という噂が出回っているようです。」

「え！本当??･･･早く会ってみたいな。他にも凄く強い客将さんも居るみたいだし♪」

お姉ちゃんに会うだけでも楽しみだったが、御使い様の噂を聞いて帰るのがもっと楽しみになった

　　　　　　　　　　･････

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〜幽州、公孫賛の居城

やっと帰ってきた。本当に久しぶり･･･１ヶ月ぶり位かな･･･?

兵の皆には兵舎に行くように指示したしお姉ちゃんと御使い様に会いにいこおっと♪

勢いよくドアを開け放つ。

「お姉ちゃん！ただいま！」

するとお姉ちゃんは少し驚いてたが

「おう黒蓮おかえり。大丈夫だったか？」

「うん。怪我もないし、兵の皆にも損害はあまりなかったよ♪」

「そうか、ご苦労だ『そんなことより御使い様が居るって本当！？』･･･あぁ本当だよ。

　･･･うん丁度いいから紹介するか。･･･誰かある！」

「はっ！」

「趙雲の所へ行って一刀を呼んでここまで来いと言って来てくれ」

「御意」

「今来るからちょっと待っててくれな」

「うん♪」

待ちに待った御使い様との対面に私は期待に胸を高まらせていた。

しばらく経つとドアからトントンと音が聞こえた。お姉ちゃんが入れというと

「失礼しますぞ」

「白蓮、入るぞ」

といって白い服を着た美形のお兄さんと青い髪のお姉さんが入ってきた。

お姉ちゃんが私を紹介するために呼んでくれたんだ♪･･白い服のお兄さんが御使い様かな？

「こいつの名前は公孫越だ･･･ほら自己紹介しろ」とお姉ちゃんが言う。

･･･お姉ちゃんが真名教えてるんだし、私もいいかな？

「貴方が今噂の御使い様ですか。私は姓が公孫、名が越で字はありません。真名は黒蓮といいます。

　よろしくお願いします。」

というと、お兄さんが笑いながら

「ああ、俺は北郷一刀だ。天の御使いなんて言われてるよ。

　北郷でも一刀とでも呼んでくれ。よろしくな黒蓮」ニコッ

その笑顔を見た瞬間、私の胸が高まった。

「･･････かっこいい･･････」

思わず口走っちゃった。今私の顔赤くなってるのかな･･･?

そしたら青い髪のお姉さんが

「お二人だけでイチャイチャしないでほしいですな。

　私は姓が趙、名が雲、字が子龍で真名が星ですぞ。武芸にはいささかの自信があります。

　よろしく頼みますぞ、黒蓮殿」

この人が強い客将さんか･･･｡強そうだな。

「はい、よろしくお願いします。星さん♪」

お姉ちゃんが「一刀、星、黒蓮と仲良くやってくれよ」

というと私も「改めてよろしくお願いします。お二人とも」

と言った。

二人が部屋から出て行ったあと私はお姉ちゃんと話をしていた。

「ねぇ、お姉ちゃん、御使い様･･･一刀さんかっこよかったね･･･」

「え！！･･･はぁ一目ぼれか。まったく一刀も困ったやつだ。

　･･･まぁ頑張れよ黒蓮」

「･･･///」

こうして新しい日々が始まった。

これから楽しくなりそうだな♪