紳士?の日常―その1― |
1話
(どうしてこうなった・・・・・?)
??「宗ちゃんは私とデートに行くの!」
??「うちと行くのー!」
??「「ふー!」」
宗「あ、あのぉ〜・・俺の意見は・・・?」
??「「うるさい!」」
宗「えぇー・・・(息ピッタリじゃん・・・・)」
さて諸君、俺、坂本宗が陥ってる状況について説明する時が来たようだ。
〜さかのぼる事3日前〜
??「ねぇねぇ、にぃにー」
宗「どうした我が愛しの妹李璃ちゃんよ」
これが言うまでもなく俺の妹である坂本李璃。俺の1つ下で高校1年生。ちなみに俺は2年。
李璃「うちが呼ぶたびにそれ言うつもり?」
宗「いや、これからは普通に返事するつもりだが?」
李璃「そ、そう。」
宗「で?俺になにか用事かい?」
李璃「あ!そうだった!デートだよデート!」
宗「は?で、でーと?」
頭の中が一瞬真っ白になった、なにを突然言い出すんだ?
李璃「そうだよ!デートだよ!にぃにはうちとデートしてデレデレにしないといけないんだよ!」
宗「ちょっとまて!なんだその某ラノベ的設定は!失敗したら人類滅亡か!滅亡なのか!?」
李璃「さすがにぃに!伊達に変態オタクと言われるだけのことはあるよ!」
宗「言われたことねぇよ!俺が言われんのは変態じゃなくて紳士だ!紳士!」
そう、俺はなぜかしらんがオタク紳士という名称が広まっている。もちろん広めたのはこいつだ。
李璃「あれ〜?そうだっけ?ごめんちゃい(笑)」
宗「ったく・・・で、なんか話が脱線した気がするんだが?」
李璃「そうだよ!デートだよ、デート!」
??「ちょっとまった!」
勢い良くドアを蹴り飛ばして入ってきたのは姉である坂本麻美。俺の1つ上で高校3年である。
李璃「お姉ちゃん、突然人の部屋のドアを蹴り飛ばすなんて非常識だよ?」
宗「俺の部屋だけどな」
麻美「う・・・・ご、ごめんなさい・・・」
と、素直に謝る麻美。
宗「俺の部屋だけどな」
麻美「って、謝ってる場合じゃないよ!李璃!抜け駆けなんて事させないよ!」
李璃「できるもんならやってみればいいんだよ!」
結局スルーですか、そうですか・・・・・い、いいもん!き、気にしてなんかないもん!いじけてなんかないもん!
〜回想終了〜
と、言った感じで今に至るわけで、
麻美「ねぇ宗ちゃん?私とデートいこ?ね?ね?」
李璃「にぃには私とデート行くんだよね?ね?」
俺の体に抱きつくような形ですがる二人。
宗「二人一緒ってのh「「だめ!」」・・はい・・・・・」
うーん・・・・困った、ヒジョーに困ったぞ・・・・・どうしたものか・・・
母「ほーら、宗が困ってるじゃないの、放したげなさい。あと、宗にお客さんよ。」
た、助かった・・・・・・ありがとう母さん、お客さん・・・・
??「「やっほ〜♪来たよん、しゅーたん♪」」
「たん」ってなんだ「たん」ってそんな呼ばれ方したことは無いぞ・・・?
李璃「にぃに!?いつの間に天野姉妹とそんなに親しく!?」
麻美「宗ちゃん!私だってまだねぇねって呼んでもらったこと無いのに!」
宗「姉ちゃん・・・それ関係なくない?」
さて、今やってきたのが幼馴染の天野姉妹、姉の天野栞、妹の天野奏、姉妹と言っても双子である。この二人は俺と同じで高校2年である。
栞「ふっふっふ・・・話は聞かせてもらった!(母さんに)」
奏「うちらもまぜてーな♪ええよね?宗ちゃん?」
宗「ま、まぜるって言われても・・・・・俺にどうしろっていうんだ・・・?」
こいつらまでデートとか言わないよなぁ・・・・最近は悪い予感ばかり当たってるから怖いんだよなぁ・・
栞「決まってるじゃない!デートよデート!」
奏「デートいこ?しゅーちゃーん♪」
今日の奏は機嫌が良いのだろうか、やたらと積極的だな。栞は栞でテンション高いな・・・・
李璃「にぃにとデートするのはうちなの!最初に誘ったんだもん!」
麻美「私よ!姉として宗ちゃんの初めては・・・・ブツブツ・・・」
栞「私よ!」奏「うちや〜」
宗「あの〜俺の意見は・・・・?」
4人「宗ちゃん(にぃに)は黙ってて!」
宗「えぇ!?」
ついマスオさんが入ってしまうほどの驚きだった。デートの相手の俺が口だしちゃいけないなんて酷すぎやしませんか・・・・
と、落ち込んでいると携帯が鳴り出した。
宗「はい、もすもす」
??「もっす〜」
??「じゃねぇよ!なんだよもすもすって!産まれてから今まで初めて聞いたわ!どんなテンションだよ!」
宗「どうしたんだい穴子君」
??「穴子さんじゃねぇよ!地味に似てるから怖いわ!マスオさん入れてくんな!」
宗「うるさいぞ修吾、カルシウム足りてないんじゃなイカ?」
修吾「だから何で一々モノマネ入れてくんだよ!何でイ○娘似てんだよ!お前声帯どうなってんだよ!こえーよ!」
この、一々うるさい男が柊修吾、幼馴染で同じクラスだ。一応ツッコミ担当かな、ボケると必ずスベるのが特徴。
修吾「俺の解説酷くねぇか!?」
宗「な、なんだって!?こ、心が読めるのか!?」
修吾「なんでお前は一々モノマネ挟むんだよ!つか誰だよそれ!」
相変わらず、全力でツッコんでるな、うん。
宗「で?そろそろこっちに話が飛んできそうだから用があるなら早く言え」
修吾「そ、そうか、では言わせてもらおう」
宗「おう」
修吾「スウッ・・・なにリア充満喫してんだよ!せこいんだよこの野郎!!」
宗「なっ・・・・・なにを言っているんだ、お前は超能力者か?千里眼?某学園のデスサ○ズかなにかなの?」
あいつは時々そういったものを察知してくる、一種の特技?つか本当にデス○イズなんじゃないのかな、うん。
修吾「ちげーよ!俺は死神様の武器じゃねぇ!てかリア充認めるんだな!羨ましいなこの野郎!」
宗「うるさいわよ修吾」
修吾「お、お袋!?な、なんでお前・・・って、んなわけねぇだろ!だから変なモノマネ入れてくんなよ!マジでお袋かと思ったじゃねぇか!」
宗「ふぅ、用は済んだか?切るぞ?」
修吾「ちょっ!まて!おいコr「プチッ」な・・・・・ユニバァァァァァァァァァス!!!!!!」
あいつは俺のボケに食いついてこれる唯一の男だろう。根拠はないけど。
李璃「いまの電話って修吾?」
宗「あぁ、そうだぞ。(李璃に呼び捨てにされるあいつって・・・・)」
奏「相変わらずのツッコミやったなー、こっちまで聞こえたよー?」
李璃「で?修吾は結局どんな用だったの?」
宗「リア充のばっきゃろーだっけか、羨ましいぜこの野郎だってさ、あいつは最近某死神様の武器になったらしいぞ。」
栞「あんたは同じネタを二度やるなんていい度胸よね・・・・」
宗「フッ・・まぁな。で?ちみ達はどうなんだい?誰がデートに行くの?」
麻美「これからそれを決めるのよ!」
ジャッジャーンって感じの効果音と共に出てきたのは割り箸の束、王様ゲームとかに使うあれだ。
李璃「これでデートの順番を決めるの!」
宗「じゅ、順番ってもしかして俺結局全員とデートするのか・・・・?」
栞「もちろん!」
な、なんだってぇぇぇ!?俺の財布の中身を考えていってるのかこの小娘たちは・・・・
宗「あぁ、もうわぁったよすりゃいいんだろ、すりゃ。」
俺も男が、ここで逃げたら男が廃る!って訳でもないんだな、どうせ行くんだし、ここで覚悟決めておいたほうが楽じゃないか・・・・
奏「わー!しゅーちゃんかっこいい〜♪」
李璃「ひゅー!ぱふぱふ!」
ぱふぱふって・・・・意味わかんねぇし、使いどころが微妙すぎるぞ・・・・・?
宗「で、1番は誰だ?」
栞「私よ!(やった!宗とデート♪デート♪)」
李璃「次はうちだよー(うちの魅力でにぃにをメロメロにしてやるんだから!)」
麻美「その次は私ね!(宗ちゃんをメロメロにするのは私なんだから!)」
奏「ありゃりゃ〜残念最後や〜(うちがしゅーちゃんをメロメロに・・・)」
順番は栞→李璃→麻美→奏の順に決まった
宗「(そんなにデートがしたいなんて・・・・どんだけ買わせる気なんだ・・・?)」
意気込む4人だが、当の宗は4人の気持ちを違う方向に勘違いしていた・・・・
あとがきのようなもの
恋姫のssは急遽引退となりました・・・・・・というか、長いこと恋姫やってないのでキャラがバラッバラで色々と問題も発生してしまって、あれで終わりになるかと思います。できれば書きます、その時は恐らくもう一度恋姫やらないとだめだろうなぁ・・・・・
まぁできるかぎりやってみようと思います!(気が向いたら)
最近ははがないにハマってまして(笑)
次の二次創作ははがないかもかもです!
ではでは、今度ともどうぞよろしくお願いします!
説明 | ||
久しぶりの駄文ですね。はい。 さてさて、オリジナルで1話完結じゃないものを書くのは初めてでございますよ!名前考えるの楽しかった! まぁ、恋姫の時に続編ものの恐ろしさは思い知りましたが・・・・ ではでは!どうぞよろしくお願いします・・・・・・ |
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