紳士?の日常―その3― |
3話
李璃「にぃにー!お昼食べよー!」
麻美「宗ちゃん!お昼よ!お昼!」
栞「お、お昼食べるわよっ!」
奏「お昼やで〜しゅーちゃ〜ん♪」
修吾とその他大勢「またか!またなのか!?なんでお前ばっかり!」
宗「うるさいぞその他大勢の分際で!すこしは自重というものを知るがいい!」
咆える修吾たちに対していつもは適当にあしらっていた宗だが今日はなぜか強気である。
李璃「お〜!今日のにぃには強気だ〜!」
栞「いいぞ宗ー!言ってやれ〜!」
宗「ふふふ・・・・ふははははは!!」
修吾「な、なんだあの自信は・・・?あいつになにがあったんだ・・・・?」
一斉にたじろく男子達。一方宗は不敵な笑みっていうか偉そうっていうか・・・・
宗「特に理由はない!」
クラス中「「無いのかよ!」」
なぜ、クラス全員からツッコまれたんだ?さっぱりわからん。
宗「ってこんなことしてる場合じゃないぞ。」
李璃「?どうかしたの?」
宗「お前な・・・・昼だよ、昼、俺の飯。」
みんなすっかり忘れてたようだ。あのまま続けたら昼休みが終っちまう。
麻美「きょ、今日は宗ちゃんの分のお弁当作ってきたから!」
李璃「う、うちだって作ったもん!」
栞「わ、私も・・・・モジモジ/////」
奏「うちも、うちも〜!」
修吾、宗「な、なんだって・・・・?」
4人とも弁当作ってくるなんてどういうことだ・・・?
宗「お前ら姉妹だろ!なんで同じ家に住んでる者同士作ってくるんだよ!俺をそんなに太らせたいのか!?太ったところで食べるつもりなのか!?」
修吾「さすがに宗でも弁当2個が限界だろうな・・・・」
さすがの修吾も俺に同情してくれるようだ。持つべきものは友だな、うん。
4人「食べて!」
宗「はぁ・・・わぁったよ、食べればいいんだろ!食べれば!」
修吾「なっ!?お前、それはさすがに無理があるだろ!」
宗「まぁ、ここで誰か2人を選ぶわけにもいかないだろ、選ばれなかったやつの気持ちを考えたら・・つい、な」
修吾「変わらないな、お前は・・・・」
宗「ってことで、午後の授業は保健室で寝るから教師に適当に言っといてくれ!」
修吾「結局それかー!!!!」
授業をサボる口実にはちょうどいい。宗には授業なんてあまり関係ないのだから。
男子「学年1位はいいよな〜授業なんて聞かなくてもわかるんだからよ〜」
女子「顔もかっこいいし運動神経もいいし、中身があれじゃなかったら最高なんだけどね〜」
宗「ちょ、おい聞こえてるぞ?そういうのは聞こえないとこで言うもんじゃないのか?」
修吾「ま!気にすんな!教師には俺が言っといてやるから!さっさと行って来い!」
宗「お、おう!(なんか激しく傷ついたんだけど!?)」
4人「はーやーくー!」
宗「はいはーい、今行きますよー」
―そして数分後―
宗「うっ・・・・ぐ、ぐるじぃ・・・・くいずぎだ・・・・・おぇっ・・・・」
??「あらあら、宗君モテモテねぇ、お姉さん嫉妬しちゃうぞ?」
宗「ん・・・?あ、あぁ・・・皐月さん・・・・ベッドお借りしてます・・・・うぅ・・・」
皐月「聞いたわよ〜?お弁当4個も食べたんだって?モテる男はつらいわね〜」
この人は柊皐月、修吾の姉貴だ。本人は20歳だと言い張るが、実年齢はだれも知らない。20じゃないのは確かだ。
皐月「あらぁ〜?私はぴっちぴちの20歳よ〜?」
宗「なっ!?心を読まれた!?」
またまた〜とか言いながらニコニコしてる皐月さん、この人の笑顔は素直に美しいと思う。この学校でも人気が高いと修吾が言ってたっけな。
皐月「美しいだなんて・・・・・キャー!」
宗「人の心を無断で読むな!読んでも口にだすもんじゃありません!」
皐月「照れちゃって♪ふふっ」
微笑みながら俺の上に乗っかる皐月さん、う、動けない相手にそれは卑怯かと・・・正直ぐるじぃ・・・・
修吾「姉貴ー?いるかー?」
なっ!?修吾!?まずい!あいつにばれたらあの4人に知れるだろう、そ、そしたら・・・・・こ、殺される!
皐月「はーいー?どしたー?」
修吾「おー、いたか、宗どう・・――――は?はぁぁぁぁぁぁぁ!?」
宗「・・・うるさいぞ、頭に響くから静かにしてくれ。」
修吾「あ、あぁ、悪い、・・・ってちげーよ!なにやってんだよお前!」
皐月「はーい♪宗たんと愛を育んでまーす♪キャハッ」
宗「ち、違うでしょうが・・・・修吾よ、誤解はするなよ、俺はなにもしてない、ていうかできない」
現に俺は体調が最悪なので皐月さんをどうこうする力はない。
修吾「あー、それもそうか、はぁ・・・姉貴、今はそっとしとけよ?リバースして保健室が異臭に包まれてもいいならいいんだが」
皐月「はぁーい、今日は勘弁してあ・げ・る♪」
と、言って体を退けてくれた。はぁ・・・助かった
宗「修吾・・・このことはあいつらには・・・・」
修吾「あぁ、わかってる、まかせろ!」
宗「んじゃ先生にもよろしく〜」
皐月「よろしく〜」
修吾「結局それか!ってかなんで姉貴がよろしくなんだよ!一緒にいたいだけだろ!」
皐月「そんなことないも〜ん」
修吾「はぁ・・まぁいい、俺は戻るぞ。後でみんなで寄るからな」
宗「アラホラサッサ〜」
皐月・修吾「1人2役!?」
最後になんか言っていたようだが、うまく聞こえなかったな。ま、いいか、あの修吾だし。
修吾「ちょっとまてぇい!!今お前失礼なこと思っただろ!そうだろう!」
宗「ばっかもぉぉん!!!」
修吾「ヒッ!・・・ってちげーよ!波平なんだよ!似すぎてて迫力3倍だぞこの野郎!」
宗「えぇ〜!?」
修吾「お前サザ○さんネタ流行ってんのか!?あぁ!?」
サザ○さんって持ちネタこれくらいなんだけどな・・・・あ、いくらちゃんがいたっけ
宗「ばぶぅ〜」
修吾「それ基本誰でもできるよな!!ネタが尽きて搾り出した結果だろそれ!」
宗「だからうるさいって言ってるでしょ!さっさと教室帰んなさい!」
修吾「お、おう・・・すまねぇお袋・・・・ってまたか!しかしお前お袋のマネうまいな!おい!」
皐月「お姉さんびっくりだぁ〜、宗ちゃんホント芸達者だよね〜」
修吾達のお袋さんのマネをしたときは皐月さんも目を丸くしていた。
宗「そ、そんなに褒めるなよぃ!褒められてもうれしくねぇぞ!このヤロウ!」
修吾「ちょ、チョッ○ーだと!?チョッ○ーなのか!?お前の声帯は高低かまわず声がでるのか!?」
宗「はぁ・・・・教室帰らないの?眠れないっすよ・・・」
修吾「スルーされた!?・・・・まぁいいや、今度こそ教室に戻るさ。帰りにまた来るわ」
皐月「ばーいばーい」
宗「ばーいばーい」
修吾「姉貴もできんのか!!」
最後の最後まで全力でツッコむなぁ・・・・あいつって体力ハンパないんじゃないか・・・?
宗「では、俺は寝ますので普通に仕事してください。安眠妨害したらその辺に吊るしますよ」
皐月「え!?吊るしてからどうするの!?罵りながら弄んでくれるの!?」
なんか妙に嬉しそうだった。本当にこの人ドMの変態さんのようだ。
宗「いえ、吊るして放置します」
皐月「ほ、放置プレイですって!?あぁ・・・想像したら濡れてきちゃう♪」
あれだよね・・・この人って教育者として正しくないよね?だよね?某学園の理科室に行って来ればいいんじゃないかな?かな?きっと同業者がいるよね?そうだよね?
宗「じゃあこうしましょう、俺の安眠を妨げるようでしたら、金輪際皐月さんを構ってあげません。ガン無視です」
皐月「むぅ・・・ならしょうがないなぁ・・・・残念・・・・・」シュン
がっくり肩を落とす皐月さん、皐月さんには悪いが、今は胃が地獄になってるので勘弁して頂きたい。
宗「ではおやすみなさい・・・・・グゥ・・・・・」
皐月(寝るのはや!!)
宗の特技の1つ、どこでも3秒以内に寝れる!サバイバルにもってこいの特技だね!
皐月(う〜ん、暇だなぁ・・・・あ、そうだ!一緒に寝ちゃおう!妨害はしてないわけだし!)
そう言うと皐月は白衣を脱いで私服に戻ると、宗の隣へ入り。
皐月(宗ちゃんと一緒に寝るなんて久しぶり・・・・宗ちゃん温かい・・・・スゥ・・・スゥ)
人に早いとか言っておいて自分も同じような速度で寝ている。一種の矛盾ではないだろうか・・・・・
あとがきのようなもの
はい!やっと3話を上げた鋼河でございます!
いやぁ、テストも残るところ@2日!これが終れば心置きなく書けますよ!(実際勉強してないけど)
なので@2日はちゃんとUPできるかわからないです・・・・・・(涙)
でもでも!終り次第ちゃんとUPしますので!
ではでは!また次回お会いしましょう!
--―――――――最後まで読んで頂いてありがとうございます!―――――――--
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遅くなりましたが3話です! あくまで駄文なので観覧数が伸びないのは気にしません! 実際二次創作のが数伸びますよね・・・・・、実際私の恋姫がいい例ですし(笑) では!どうぞ! |
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MO・GE・RO!( ^,_ゝ^)ニコッ(幼き天使の親衛隊joker) | ||
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