真・恋姫†無双 武と知の2人の御遣い伝 第40話
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この物語は真・恋姫†無双という外史に、

CRISIS CORE FINAL FANTASYZのジェネシス・ラプソードスが来たという設定です。

作者である私、黒山羊が原作を何度もやりなおし、登場人物を原作通りにしたつもりです。

ですが、解釈が幾らでも可能であるように、登場人物が皆様のご期待にそえるかどうかはわかりません。

まあ、CCFF7が分からなくても楽しめるように書いたつもりです。

また、作者は関西人なので、気をつけているつもりですが、セリフが関西弁臭くなってしまうかもしれません。

あらかじめご了承ください。

読者の皆様が楽しめたら幸いです。

 

 

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視点:蒲公英

 

雛里は変わっている。だって、桃香様の陣営で唯一、武の御遣い様のことが好きな娘だから。

蒲公英もどちらかと言えば、知の御遣い様、いわゆるご主人様の方が良いと思う。

ご主人様と喋った事はそんなに無いけど、ご主人様はとても社交的で優しい。

ちょっと?スケベだって、皆言うけど、蒲公英はそれぐらいの方が良いと思う。

でも、武の御遣い様って喋る機会はご主人様より多い筈なのに、あんまり喋った事無いし、会話が続かない。

それに、ちょっと前に星姉様から聞いたんだけど、武の御遣い様は桃香様の陣営で一番の怠け者で、月休25日らしい。

本読んでいる姿か、酒を飲んでいる姿か、戦っている姿しか見たことが無い。

でも、戦えば、誰よりも速く、誰を強い。それの所為か何か人間味が無いんだよね。

まあ、雛里は御執心みたいだから、これを機に少し観察してみようかな?

 

「ねぇ、蒲公英ちゃん。今から何するの?」

 

「決まってるじゃん。武の御遣い様は雛里の事をどう思っているのか、聞くだけだよ?」

 

「あわわ!無理だよ。」

 

「じゃあ、武の御遣い様と二人っきりにしてあげるから、お話しなよ。」

 

「無理無理!ジェネシスさんと話すの久しぶりだから、何を話したら言いか分からないよ。」

 

「そんなことを言っていたら、武の御遣い様との距離を縮められないよ?それでも良いの?」

 

「そ…それは。」

 

「だったら、行く!」

 

「あわわ!自分でぇありゅけりゅから大丈夫れしゅ!」

 

そういって、蒲公英は雛里の背中を押していく。雛里は心の準備が出来ていないのか慌てている。

え?何で、ここまで蒲公英が乗り気かって?簡単だよ。面白そうだからに決まってるじゃんww

 

蒲公英と雛里で武の御遣い様を探してみる。

蒲公英の捜索の結果、華雄を医務室に連れて行った所までは足取りがたどれたんだけど、その先がまるで無い。

いったい、何処に行ったのかな?もう、1刻は探しているのに見つからないなんて、もう、城に居ないんじゃない?

二人で悩んでいると、『こっちかもしれないから、もう大丈夫。後は一人で何とかします』と雛里が言って、繁みの中に入って行った。雛里は武の御遣い様探しに意外に乗り気みたい。面白そうなので、蒲公英ももちろんついて行く。

できるだけ、音を立てないようにゆっくり進む。盗み聞きの方が、いろんな話が聞けそうだ。

 

「雛里か。どうした?」

 

「あわわ!どどどどうしよう。まだ心の準備ができていないのに〜〜//////」

 

おっと、早速雛里が武の御遣い様に見つかったみたい。此処から十分話を聞くことは出来そう。

ちょっと、体勢がしんどいけど、我慢できないことも無い。此処から下手に動くと見つかってしまうかもしれないから、此処で盗み聞きをすることにした。それに此処から二人の様子を見ることができる。

武の御遣い様は相変わらず本を読んでいる。雛里は恥ずかしいのか木に隠れながら、チラチラと武の御遣い様を見ている。

 

「あああの!いつこっちにきたのですか?」

 

「あぁ、さっき来た。

年長者だから働けと厳顔が五月蠅いからな。少しばかり、国境の偵察に行くといって此処に来た。」

 

「逃げて来たんですね。」

 

「そうとも言うな。」

 

「そうしか言わないと思います。」

 

「そもそも、俺は余程のことが無い限り、働かない方が良い。俺が本気で手段を問わずに戦えば、蜀で天下統一ぐらい容易だ。

だが、俺がくたばればすぐに崩壊するような平和だ。それにそもそも、それは桃香がやろうとしている天下統一じゃない。

俺はお前達に試練を与え、どう考えても滅亡の運命が覆らない時にしか俺は手を貸さないという立場を崩すつもりは無い。

そうでなければ、お前達は俺に頼るだろう?お前たち自身が強く願い、強くなってもらわなければならない。」

 

「そんなことを考えていたのですか。

ところで、成都から此処まで、どうやってきたんですか?飛んd−。」

 

「ところで、馬岱。いつまでそこで覗き見しているつもりだ?あまり良い趣味とは言えないな。」

 

いきなり、武の御遣い様は雛里の言葉を遮るように私の方を見てきた。その言葉を聞いた雛里はあわわ!と驚いている。

もしかして、蒲公英が此処に居るの最初からバレテた?蒲公英は大人しく茂みから出る。

っていうか、最初からバレテいるのに、こっちに声をかけて来ないっていうのも良い趣味とは言えないんじゃないかな?

 

それから、少しの間、雛里と武の御遣い様との3人で話をした。

武の御遣い様曰く、雛里はいつも膝の上に座っている子猫のような存在らしい。

雛里はそれを聞いて少し複雑

 

「そうだ。雛里。しばらくの間この城に泊めてくれ。

国境の監視に行くと言った手前、すぐに成都に戻る訳にはいかなくてな。泊まるところがなくて困っていたんだ。」

 

自由過ぎでしょ!いきなり来て泊めてって無茶苦茶だよ!

 

「あわわ、ジェネシスさんが困っているなら仕方ありません。」

 

良いの!?

 

「その代り、国境の偵察をするって言ったんですから、ちゃんとしてきて下さいね。」

 

「仕方ないな。散歩ついでに、偵察ぐらいならやってやろう。どうせ他に行くあても無い。野宿はごめんだからな。

……晩には戻って来る。俺の飯を用意しておいてくれ。酒も頼んだぞ。遅くなるかもしれないから、先に食べておいてくれ。」

 

そう言うと武の御遣いは本を閉じ、雛里の持っていた外套と本を交換する。

武の御遣い様は外套を着ると、何処かに行ってしまった。前から、思っていたんだけど、あの外套の背中の亀裂って何だろう?

 

「あわわ!」

 

「どうしたの?雛里。」

 

「目のくまを見て嫌われなかったかな?」

 

「わかんないけど、大丈夫じゃない?普通嫌われていたら、無視すると思うよ。」

 

 

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視点:雛里

 

ジェネシスさんと久しぶりにお話しできました。ちょっとしか話せなかったけど、楽しかったです//////

私の顔を見て嫌われなかったどうか不安ですが、晩に会うことが出来ます。

ちょっと政務を頑張って終わらせて、一緒に晩御飯を食べましょう。

 

「紫苑さん、もう大丈夫なので、ちょっとだけ、早急に処理が必要な案件だけやらせてくれませんか?」

 

「わかったわ。じゃあ、これとこれとこれの3つをお願いして良いかしら?」

 

「はい。」

 

紫苑さんから竹艦を幾つか貰い、自分の席で早速竹艦に目を通していきます。

最初の竹艦に書かれた内容は廃村の再復興についてでした。田畑の大きさや地質から何人ぐらい移住させるのかを予測します。

2つ目と3つ目の書簡もそれに関連する内容でした。すこし時間が掛かりましたが、なんとか終わらせました。

 

「雛里ちゃん、何か良いことあったの?」

 

「あわわ!どうしてわかったのですか!?」

 

「女の勘ってところかしら?好きな男性でも出来たのかしら?それとも、会えたのかしら?」

 

「あぅ//////」

 

「あらあら、どうやら当りだったみたいね。良かったら、聞かせてくれないかしら?」

 

「はい。ジェネシスさんが来て、お話が出来て嬉しかったです//////」

 

「そう、武の御遣い様とね。そういえば、さっき華雄ちゃんと一騎打ちをしたって愛紗ちゃんから報告を聞いたわね。

会ったら、鍛錬場の修繕費を貰わないとね。ちょっと、アレはやり過ぎですわ。」

 

そう言えば、ジェネシスさん、一騎打ちの時に鍛錬場の床を蹴り壊していましたからね。

紫苑さんは笑顔で怒っています。とても怖いです。あそこまでやられたら、助けようがありません。

ごめんなさい。ジェネシスさん。

 

 

それから、料理をすることにしました。

時間はちょっと掛かりましたが、ジェネシスさんの好きな林檎のお菓子もちゃんと作りました。

出来あがった頃に、愛紗さんや華雄さん、蒲公英ちゃん、璃々ちゃんも食卓についていました。

後は偵察に行っているジェネシスさんが帰って来るのを待つだけです。

 

「おや?今日は菓子があるな?珍しい。何かの祝い事か?」

 

「武の御遣い様がこちらで夕食を取られるらしく、雛里ちゃんが特別に作りたいって言ったからね。」

 

「ししししし紫苑さぁぁぁぁぁぁん//////」

 

「あらあら、少しばかり口が滑ってしまったわ。」

 

「……………………………。」

 

「待っていてくれたのか?」

 

「ジェネシスさん//////いえ、今出来たところです。」

 

「そうか。」

 

「では、食べましょうか。」

 

それから、ジェネシスさんは私の横に座り、食べ始めました。

でも、痛い沈黙が続きます。理由はジェネシスさんの隣は私と愛紗さんだったからです。何とかしようと紫苑さんと璃々ちゃんと蒲公英ちゃんが喋って場を和ませようとします。でも、やっぱりジェネシスさんと愛紗さんとの間には沈黙が続きます。

 

「あーそうそう。今日は久しぶりにお風呂があるわよ。

どういう順番で入るかしら?武の御遣い様は一番最初が宜しいでしょうか?」

 

「いいや。俺は最後で良い。俺が入れば、獣臭くなる。」

 

「「「「??」」」」

 

「………。」

 

「半分冗談だ。聞き流してくれていい。

俺は長湯だから、最初に入れば、お前たちが何時入れるか分からないぞ。俺としても後を待たせているのは心苦しい。

だから、俺は最後で良い。お前たちが先に入れ。話は変わるが、雛里。俺は何処で泊まれば良い?」

 

「あわわ!ごめんなさい!忘れていました!」

 

「そうか、じゃあ気にするな。おれは此処でn−。」

 

「雛里ちゃんの部屋にお泊まりすれば、宜しいのではないでしょうか?」

 

紫苑さんがニッコリと笑いながら言います。ジェネシスさんは真意が読めていないのか無表情で答えます。

あわわ!ちょっと!紫苑さん、何を言っているんですか!?一緒の部屋で寝たら、そのあのぉぉぉ//////

えぇーっと!心の準備が!あわわ//////それに下着の準備も!!あっわわ//////

 

「では、少し散歩に行ってくる。風呂へは2刻後に行って良いか?」

 

「分かりましたわ。それだけ時間があれば十分です。」

 

「そうか。では、行ってくる。」

 

そう言ってジェネシスさんは食堂から出て行きました。

 

 

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「良かったじゃない。雛里ちゃん。これで雛里ちゃんの初めては武の御遣い様よ。」

 

「そうだな。この華雄も応援しているぞ。」

 

「蒲公英もこれで恋敵にならなくて安心できるよ。」

 

「雛里おねーちゃんは武の御遣い様のこと好きなの?」

 

「………。」

 

「ねえ、愛紗ちゃん。さっきから無言だけど、どうしたの?」

 

「あぁ、少し複雑な心境故、気にしないで頂きたい。」

 

「武の御遣い様と雛里ちゃんが結ばれるのが複雑?」

 

「あぁ、少しばかりな。」

 

「良かったら、聞かせてくれないかしら?

今此処で、解決しておいた方が愛紗ちゃんの為にもなるし、雛里ちゃんの為にもなるわ。」

 

「そうだな。では、

……と言いたいところだが、この話をするには真名に匹敵するような事実を言わなければならない。

武の御遣いがどうであれ、真名のようなものだ。だから、勝手に話すのは私の誇りが許さないので、許してもらいたい。」

 

「真名に匹敵するような事実?」

 

「あぁ。だから、少しばかり自分の中で色々と考えてみるから、待っていてくれ。

それと、雛里や皆には先ほどは露骨に嫌そうな空気をだしてしまったことを謝りたい。すまない。」

 

やっぱり愛紗さんは相変わらずジェネシスさんのことが受け入れられていないみたいです。

私的には二人とも仲良くしてほしいのですが、やっぱり難しいのかな?

愛紗さんは翼を見せたジェネシスさんに真名を許していないし、ジェネシスさんも私と愛紗さん以外のこの場に居る人に翼を見せていない。皆仲良くなるのは無理なのでしょうか?うんうん!そんなこと無いです!

ジェネシスさんもいつかは皆に打ち明けてくれるはずです。だから、大丈夫なはずです。

その為に私達は頑張るって決めたのですから!

 

「雛里はその事実を知っているのか?」

 

「はい。」

 

「………。」

 

その後、少しばかり沈黙が続きましたが、夕食に使った食器を洗い、皆でお風呂に入ることになりました。

 

お風呂に入って思ったのですが、やっぱり、皆大きいです。胸とか胸とか胸とか!!

あう、自信無くしちゃいそうです。わたしってジェネシスさんに相応しいのかな?

ジェンシスさんには紫苑さんのようなもっと大人な女性の方がお似合いのような気がします!

あわわ!それこそ紫苑さんとかお似合いだと思います!話していても何か夫婦のように見えたし、それにくらべて、私なんか。

 

ブクブクブク……。

 

「雛里ちゃん?不安なの?」

 

コクッコクッ

 

「武の御遣い様に自分が相応しい人かどうかってところかしら?」

 

コクッコクッ

 

「相思相愛になれば、どんな人かなんて関係ないわ。お互いを思いやり、お互いの為に尽くすような関係なら、問題ないわ。

そう思わないかしら?」

 

コクッコクッ

 

「そう思うんだったら、問題ないじゃない。これで大丈夫でしょ?」

 

フルフル

 

「何か問題があるの?」

 

「ジェネシスさんが私の事を好きかどうかが分からないんです。

何時も無口で無愛想だけど、私のことを助けてくれて、でも私は膝の上に座って来る猫のような存在って言われました。」

 

「うーん。そうね。一回自分の好意をぶつけてみてはどうかしら?」

 

「好意をぶつけるですか?」

 

「そうよ。後で入って来る武の御遣い様と混浴して迫ってみてはどうかしら?」

 

「あわわ//////ここここここここここここんよきゅ//////」

 

あわわ!!頭が沸騰しそうなぐらい熱くなってきました。

二人で一つのお風呂に入って、狭いからって言い訳して、私はジェネシスさんに抱きついて、『こうしたら、お布団からはみ出ないですよ。』って、ジェネシスさんの顔を見ながら言います。そこで、ジェネシスさんが『そこまで近づかなくても良いだろう。だいたいひっついて入るほど狭くないだろう?』って言ったら『ひっつくのが嫌ですか?』と私は言い返し、ジェネシスさんにもっとしがみつきます。それで、それで!それで//////無理無理!そんなの無理です!

 

「あわわ//////」

 

「あらあら、このままじゃ。のぼせてしまうわ。そろそろ出たらどうかしら?武の御遣い様と後で一緒に混浴するのでしょ?」

 

「そうしましゅ//////」

 

そう言って、私は一度お風呂から出て、外で涼みながら。色々考えて自分でできる策を考えます。

その結果、ご主人様から貰った水着を着ていたら、ジェネシスさんに裸を見られないから、羞恥心を心配することは無いはずです。

よし、これを着て、ジェネシスさんと一緒にお風呂に入って、背中を流しましょう。

それで、頑張って、ジェネシスさんとの距離を縮めよう!水着でもちょっと恥ずかしいけど、そこは頑張らないと。

何時まで経っても、距離が縮まりません。

 

 

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私は物陰に隠れて、ジェネシスさんが風呂場に来るのを待ちます。

ききき来ました!ジェネシスさんは風呂場に入りました。私は深呼吸をして息を整えます。

まだ、心臓がバクバク言っていますが、それが治まるのを待っていたら、日が登ってしまいます。

そうです。孫子も言っていました。『昔の善く戦う者は先ず勝つ可からざるを為して、もって敵の勝つ可きを待つ。』です。

私にはこの白い天の国服、すくーる水着があります!これならジェネシスさんに隙を突かれて負けるようなことはありません。

そして、今ジェネシスさんは裸です!隙だらけです。今攻めなくて、何時攻めるんですか!?

朱里ちゃん、私頑張るよ!私は思い切って、風呂場の扉を開けました。

 

「あああああのののの!じぇにぇししゅしゃん!お背中ながしましゅ!」

 

猛烈に舌を噛んじゃいました!

あわわ!ジェネシスさん裸です!予想していたのですが、予想外です。

とても背中が大きくて、傷だらけで、それがとても格好良く見えてしまいました。あぅ//////

 

「そうか。だったら、翼を頼む。

あぁ、石鹸では無くて、塩揉みしてくれ。石鹸だと羽毛の油が落ちてしまって、水を弾かなくなってしまうから頼む。」

 

「ひゃい!」

 

ジェネシスさんは真っ黒な翼を広げました。やっぱり何時見ても綺麗で大きな翼です。

私はジェネシスさんから貰った塩を翼にすりこみ始めます。

ジェネシスさんの翼はとても大きくて、洗うのが大変でしたが、洗い涯があって、洗っていてとても楽しかったです。

気が付いたら、翼に洗うのに夢中になっていて、胸のドキドキが少し治まっていました。

洗い終わり、翼を揉みながら、お湯で翼の塩を流します。

 

でも、洗い終わると、凄くジェネシスさんの近くに居ることに気付いたため、すごくドキドキしてきました。

あわわ!私とても大胆な事しています!私は服を1枚しか着ていなくて、ジェネシスさんは裸であわわ//////

ジェネシスさんは立ちあがると羽ばたきます。羽ばたくと周りに、水が飛び散ります。

 

「助かった。一人で翼を洗うのは骨が折れるので、礼を言わせてもらう。」

 

「そそそれはよかったでしゅ//////」

 

「ところで、雛里はどうして此処に居るんだ?」

 

「久しぶりにジェネシスさんに会えたから、そのあのえっと//////」

 

「まあ、良い。そのままだと風邪をひくかもしれないから、風呂に入るか、上がって体を拭いた方が良い。」

 

「じゃじゃあ!私も入ります!」

 

私は湯船に入ろうとするジェネシスさんの後を追います。

ジェネシスさんは腰に巻いた布を取りましたが、湯気のおかげで見えません。良かった。全年齢対象で//////R−18だったら、どうなっていたかですか?湯気という補正が無くなるので、その…えっと…あう//////

そんなこと聞かないでください!気になってお風呂に入れなくなってしまいます!

 

ジェネシスさんは湯船につかると湯の中で羽ばたきます。たぶん、翼に着いた塩を取る為に、漱いでいるんだと思います。

私はジェネシスさんの右側にちょこんと座ります。翼を洗っていた時よりジェネシスさんの体が近くに感じられます。

あわわ。何を話したら良いのかな?このまま何も喋らずにお風呂から上がると、この後の事を考えると緊張しちゃいます。

だって!この後、ジェネシスさんとその………あぅ//////

でも、このままじゃ駄目。なんとか話かけないと//////

 

「あの、ジェネシスさん。」

 

「なんだ?」

 

「あのじぇにぇししゅしゃのしゅしゅしゅしゅしゅ………あぅ//////」

 

「フッ。」

 

「笑わないでください//////」

 

「雛里。昼間に言ったこと覚えているか?」

 

「何ですか?」

 

「お前は俺にとって膝の上に座って来る子猫のような存在と言った事だ。」

 

「はい。それがどうしたのですか?」

 

「訂正しようと思ってな。」

 

訂正!?訂正ってことは子猫じゃないってこととしか考えられないけど、そういうことなのかな?

ジェネシスさんにとって私は……『可愛い女の娘』って言ってもらえたら嬉しいな。

『愛しい女の娘』の方が良い様な気がするけど。

でもでも、さっきから私舌を噛んでばっかりだから、そんな良い風に取ってもらえるかな?『ほっとけない女の娘』って言ってもらえたら嬉しいけど……。嫌われていたらどうしよう?私は勇気を振り絞ってジェネシスさんに聞きます。

 

「だったら、ジェネシスさんにとって私はどんな存在なのですか?」

 

「俺にとって雛里は」

 

 

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どうも、黒山羊です。

良い所で切ってしまってごめんなさい。

でも、アニメっていつも気になるところで切りやがりますから、それを真似してみました。

 

今回の話はどうでしたか?

相変わらず、愛紗とジェネシスの溝は深いままです。全く、どうにかしてほしいものですww(作者が言うな!)

さてさて、雛里がジェネシスに積極的にアプローチを始めました。ですが、子猫扱いされ、意気消沈。

そして、風呂場でジェネシスが……というのが大まかなあらすじでしたね。

 

なんか書いていて思ったけど、桔梗√の一刀とこの話の雛里の立ち位置が一緒のような気がしてきましたww

 

そして、今回の話以前に思ったことがある。

CV:gacktのキャラは書きにくい。かなり自己投影にならないように努めています。

私は普段から、ラウンジでSieg Heil HINARIN( ゚∀゚)o彡°って叫んでいる変人扱いされていますから、苦戦しています。

ということで、今回のシメの挨拶と行かさせていただきます。

それでは御唱和下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sieg Heil HINARIN( ゚∀゚)o彡°

 

 

説明
んー!麦焼酎が不味い!もう一杯!的な黒山羊です。

この不味い麦焼酎が無くなったら、今度は美味しい麦焼酎が買いたいな。
財布にお金がないけどww

最後になりますが、
現在私は2本長編作品を書いています。
『真・恋姫†無双 武と知の2人の御遣い伝』を読まれる方はこちらの第1話から読んだ方が話が分かると思います。

第1話  http://www.tinami.com/view/201495

『桔梗√ 全てを射抜く者達』を読まれる方はこちらの第1話から読んだ方が話が分かると思います。

第1射  http://www.tinami.com/view/219495
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コメント
Sieg Heil HINARIN( ゚∀゚)o彡° 次回が気になってしょうがないです!(よしお)
なんて場面で切ってkれやがるのでしゅかあああああああ(TAPEt)
Sieg Heil HINARIN( ゚∀゚)o彡° 最後のセリフの続きがどうなるのか楽しみです。(ZERO&ファルサ)
愛紗は「話し合えば分かり合える」という桃香の理想を真っ向から否定していることに気付いてない様子、ジェネシスと分かり合えなければ本当の意味で桃香の理解者、忠臣とは言えないでしょうね(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
「子犬のザックス」ならぬ「子猫の雛里」…紫苑のアドバイスを受けて頑張る姿は健気です。セフィロスと似た者同士なジェネシスの性格上、考えは正しくてもアンジールやザックスみたいには行きませんよね……早く帰って来て一刀。(ノワール)
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