恋姫無双 普通の人と乱世を駆けろ! 第17話
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前回までのあらすじ

 

1 華雄が仲間になった『一時的』

 

2 袁紹がやられたw

 

3 呂布ちゃんつええ!!

 

 

 

 

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張遼side

 

「ほらそこぉ!敵兵がハシゴかけようとしとるで!弓いかけェ!」

 

虎牢関の城壁にて張遼が指示を飛ばす。

 

早速指示を受けた董卓軍の弓兵がハシゴをかけようとした部隊に矢の雨を浴びせていた。

 

防衛線が始まって既に半月。しかしさすが鉄壁の要塞と言われるこの虎牢関は

 

落ちる気配等微塵も無かった。

 

公孫賛、まじめに攻撃してへんな

 

このまま一月も粘れば総大将の袁紹辺りが癇癪を起こし、無謀な特攻か解散でもするだろう。そんな

 

勝機が見えた。

 

「霞殿〜」

 

「ん?ねねと恋か?どした?」

 

「それがですな、少し物資が心もとないのですぞ。

 ですから、前回のように敵に攻撃をして動きを止めてもらいたいのですが」

 

「・・・ご飯ないとたたかえない・・・」

 

「そうか・・・。しかたあらへんな。ねね、前回とおなじだと対策されてると思うからなぁ

 作戦たてといてくれへんか?」

 

「了解ですぞー!」

 

「それと、洛陽に物資の補給をたのむんや」

 

「・・・ご飯」

 

こうしてウチらはまた敵に攻撃を掛ける事になる。

 

 

 

〜2日後

 

「霞殿〜策が出来たのですぞ!」

 

「お、きかせてぇな」

 

「はいですぞ。

 まず前回と同じように恋殿と霞殿が突撃、第1陣を突破するあたりまで行って欲しいのです。

 そうすれば、恐らく第1陣の敵はがら空きの関をねらってくるのです。

 そしたら、霞殿達は反転し、第1陣の敵を関に伏せてあった味方と挟撃するのですぞ!」

 

「・・・そらいいなぁ、よし!それでいこか!」

 

「・・・行く」

 

「出撃準備ですぞー!」

 

こうしてウチらは攻め込むことになった。

 

 

張遼side end

 

 

 

一刀side

 

 

今俺達は、次の攻撃に向けての作戦を準備している。

 

ちなみにここは白蓮の天幕で前線にいる劉備軍の関羽、張飛

 

公孫賛軍の円、渚以外の将が集まっている。

 

ちなみに作戦を考えている間、本気では攻撃をしていなかった。

 

さすがに攻撃しないと袁紹になにを言われるかは分からないので攻撃はしているが・・・。

 

「どうしましょうか・・・」と諸葛亮

 

「さすがに、自己判断で函谷関へ攻め入るのは許されないでしょうからね」これは巴

 

「正攻法では辛いからね」と桂花

 

「どうにもならないな・・・虎牢関は挑発しても出てこないし、軍師もいるらしいからな」と俺

 

「「「はぁ・・・・」」」

 

「早く洛陽に行かなきゃ暴政に苦しんでいる人たちを助けなきゃいけないのに・・・」と劉備・・・は?

 

「おい桃香、洛陽の現状はどうなっているか知っているか?」

 

「え?董卓さんの暴政で民が苦しんでいるんじゃないの?」

 

この言葉を聴いた瞬間、俺達公孫賛軍の将達は口を開けていた。

 

「諸葛亮・・・どういうことだ?」と白蓮

 

「・・・」

 

「え?朱里ちゃん?どういうこと?」

 

相変わらず配下任せで何も知らないらしい。

 

「現状の洛陽ですが・・・実際は暴政など行われていないかもしれないんです・・・」

 

「・・・え?だったらこの戦いは何のためなの?」

 

「恐らく、袁紹さんが董卓さんに嫉妬して起こした戦だと・・・」

 

「・・・白蓮ちゃんは知ってたの?」

 

「あぁ、董卓には悪いが名を上げるために参加した」

 

「そんな・・・そんな事だめだよ!今すぐ・・・『袁紹の所に行く・・・なんて言わないよな』

 ・・・え?御使い様?」

 

「・・・桃香様、それはいけません。そんな事をすれば董卓軍に味方をしたと言われ

 各諸侯から攻撃を受け、私達は殺されます」

 

「そんな・・・」

 

「分かったか?これが現実なんだよ。理想だけを語るなら誰にでも出来る。

 ここに参加している諸侯は恐らく暴政など行われていないことをしっているだろうな」

 

「・・・・・」

 

「諸葛亮、君は劉備を甘やかしすぎだ。

 そして劉備、お前は配下に甘えすぎだ。多分人も殺したことも無いんじゃないか?」

 

「・・・・・」

 

少し冷たく言い放つ。

 

白蓮達や劉備の配下も分かっているから何も言わないんだろ。関羽がいたら何か言われそうだが。

 

そんな時、兵士が駆けてきた。

 

「報告!敵軍が関を出て突撃してきました!

 呂布、張遼だと思われます!関が空だと思われた関、張両将軍は突撃を開始しました!」

 

「巴と渚たちはどうした!」

 

「はい!制止したのですが、無理やり付き合わされる形で共に突撃をしたと思われます」

 

「まずいわ!もしも敵の策だったら全滅するわよ!」

 

「え?でも敵はそんなに頭いい人がいるんですか?」と劉備

 

「話を聞いていなかったのか!軍師がいると言っただろ!」

 

「恐らく、呂布と張遼は反転して、関の兵と挟撃する気だわ!」

 

「くそ・・・俺達も出るぞ!、星は張遼を頼む!」

 

「了解しましたぞ!」

 

「劉備!君達も出るんだ!白蓮、多分、関の兵も突出してくるわよ!

 その隙を狙って少数の兵で内部を制圧して頂戴!」

 

「分かった!」

 

こうして、呂布との戦いが始まる。

 

 

 

 

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円side

 

 

「くそっ!無理やり付いてこさせられたが、最悪だ!」

 

「全くですよ。・・・不味いですね、呂布達が反転してきましたよ。

 このままでは挟撃されます」

 

「呂布だと!!やばいぞ、俺達全員死んじまうかも・・・」

 

「物騒なこと言わないで下さいよ!

 まだ一刀さんと接吻もしてないんですから!」

 

「・・・・お前惚れてんの?」

 

「!・・・うるさいです!」

 

そんなことを話していると、前方の関から思った通りに敵兵が大量に出てきた。

 

「うわー最悪だぁぁ!!」

 

「おい!関羽、張飛!呂布をとめるぞ!張遼はほおっとけ!

 

「何!私達に『うるせえ!お前らのせいでこうなったんだ』・・・く

 分かった、鈴々行くぞ!」

 

「おうなのだ!」

 

 

こうして俺はまた呂布と戦うことになった。・・・最悪だよ。

 

 

 

「おい呂布!ここからは一刀様が来るまで通さないぞ!」

 

「・・・またお前か」

 

「今度は私達もいるぞ!」

 

「そうなのだ!鈴々たちも忘れないで欲しいのだ!」

 

「・・・敵は殺す」

 

こうして戦いが始まる。

 

 

円side end

 

 

 

 

一刀side

 

 

くそ・・・もう、戦いが始まってるか。

 

「黒蓮!部隊の指揮は頼むぞ、呂布と張遼の部隊を集中して攻撃するんだ!

 星!俺は呂布に行く。星は張遼の説得を頼む!華雄が生きていて董卓を助けようとしてることを

 教えるんだ!」

 

「「応!!」」

 

 

 

部隊から離れて単独で呂布の場所へ向かう・・・あれは円と関羽と張飛か・・・。

 

あのままでは不味いな。円は一回戦ったからまだいけるかも知れないが・・・残りの二人が不味い

 

死ぬぞ・・・。仕方ない・・・。

 

こうして俺は振り下ろされる呂布の戟と関羽の体の間に飛び込んだ。

 

 

関羽side

 

「くそッ!」

 

今私は3人で呂布の相手をしている。

 

呂布の力は圧倒的だった。

 

だんだん押されてくる。鈴々も辛そうだ。

 

もう一人も今は大丈夫だが、長くはもつまい・・・。

 

私は、別のことを考えている瞬間・・・

 

「・・・これでとどめ」

 

と戟が振り下ろされる・・・これで終わりかと思ったら、目の前に白い服を着た

 

見覚えのある男が私の前に立っていた。

 

関羽side end

 

 

 

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一刀side

 

間に合ったか・・・いや、凄い力だな。筋肉ダルマ程ではないが・・・。

 

この程度ならいけるか?

 

「・・・おまえ強い」

 

「俺は公孫賛軍の将で北郷一刀だ」

 

「・・・恋は恋」

 

「それって真名じゃないか?」

 

「・・・一刀強い。だから恋の真名預ける」

 

「・・・そうか。俺に真名は無いから好きに呼んでくれ」

 

「・・・・・(コクッ)」

 

「それじゃ、行くぞ!」

 

その言葉を最後に二つの戟と槍がぶつかる。

 

 

 

 

「うわ〜・・・一刀様って強かったんだ・・・」

 

目の前では目に見えないほどの速さで戦闘が繰り広げられる。

 

一刀様の十天が光っているから氣を込めているんだろ。

 

あの腰の剣つかわないのか?

 

「見とれちゃうねぇ・・・」

 

 

 

「「・・・・・」」

 

無言の両者の間に、一陣の涼風が吹き抜ける。

 

うわ・・・凄い殺気だな。空気が重いよ。でも、退くわけには行かないんだけどね・・・

 

再度、深呼吸。もう退けはしない。覚悟を決める

 

十字槍、十天の柄を握り締める。

 

「公孫賛軍北郷一刀。――――行くぞ!!」

 

 

一刀が気迫に満ちた声と共に地を蹴って――呂布と北郷一刀による一騎討ちが始まった。

 

 

「はぁぁぁ!!」

 

気合一閃。まずは様子見として放たれた十天による横薙ぎは戟に軽くいなされ

 

続いて下段から振り上げた一閃もは半歩引いて避けられる。

 

「・・・ふっ!!」

 

恋は戟を一刀に向かい振るう。それを十天で受ける。

 

戟の連撃を一刀は十天に白き氣を纏わせて対抗する。・・・氣が無かったらポッキリ折れてたな。

 

「フッ!!」

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

・・・このままじゃ終わらないな・・・。俺だって肉体強化が長く続けられるわけじゃない。

 

複雑なステップを踏みながら一刀は連撃を浴びせるが・・・

 

「鬱陶しい・・・」

 

まるで攻撃が読めているように見切られ、最低限の力で反撃される。

 

次の瞬間、一刀の背中にゾッとした寒気が襲う。

 

「・・・しまっ!!」

 

前に出すぎた。そう一刀が理解した瞬間には、既に呂布は反撃の態勢に入っていた。

 

頭上から、戟が振り下ろされる。超重量武器とは思えない神速の太刀筋は

 

人ひとりを両断することなど容易い。

 

受け止められない。

 

この踏ん張りが利かない体勢で受け止めようとすれば、十天ごと斬られる。

 

そう判断した一刀は、その場から必死に離脱を図る。

 

“―――ザンッ!!!”

 

堅いものを切り裂いた音が戦場に響き渡る。

 

「・・・うわぁ、当たったら洒落にならないって」

 

戟を振り下ろした後には穴が開いた地面があった。今の一撃で脇腹をかすった。

 

「・・・よく避けた。だけど、次は当てる

 これからは全力で行く・・・」

 

やっと全力かよ。てか全力じゃなくてあの力って・・・本当に化け物だ。

 

こりゃ俺も本当に全力で行くしかないかな・・・。

 

 

 

一刀side end

 

 

 

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星side

 

 

私はいま部隊の指揮を黒蓮に任せて張遼と対峙している。

 

「・・・また会ったなぁ、趙雲」

 

「久しぶりだな張遼殿」

 

「さぁて、殺り合おうかぁ?」

 

「悪いが今日は戦いに来たのではないのだよ」

 

「・・・どういうことやねん?」

 

「董卓殿を助けるのを手伝って欲しいのだよ」

 

「!・・・どういうことや?」

 

「言葉の通りだが?公孫賛は董卓を救おうと思っている。そのためには協力が必要

 それだけだ」

 

「・・・それなら何で最初からウチらにつかなかったんや!」

 

「私達の領土はすぐ近くに袁紹がいてな・・・参加しなければいけない状態だったのだよ」

 

「それなら・・・なんで華『華雄なら生きていますが』・・・なんやて!本当か!」

 

「華雄も協力を約束してくれた」

 

「・・・どうすればいいんや?」

 

「おそらく連合はこの関を突破するであろう。

 そのときに私達の配下の隠密を同行させるから、董卓と賈?を救出し

 我々が洛陽に着く前に隠密と共に我等の本拠地の易京へと向かうのだ。

 護衛の兵士も付かせる」

 

「信用できるんやろな?」

 

「私の顎に掛けて」

 

「分かった。ウチらは今から敗走するフリして洛陽に撤退するわ」

 

「隠密のものは張?というから合流して後はさっきの話どうりだ」

 

「わかった。・・・恋、呂布は・・・助けてもらえんやろか」

 

「一刀殿がどうにかするであろう。実力はあまり見せんが呂布以上の力を持っていると

 思うからな」

 

「んじゃ、任せたで!」

 

こうして張遼は隊の騎兵と共に撤退を開始した。

 

軍師の陳宮も共に撤退したらしい。

 

 

星side end

 

 

 

一刀side

 

 

恋が全力を出すと流石に槍では辛くなってきた。

 

だんだん動きが早くなって重くなってきた。

 

すると後ろで、張遼の後姿が見えた。

 

よし、張遼も撤退したみたいだし・・・全力で行くか・・・。

 

俺は十天を地に突きたてて両腰に在る『普通の刀』と言う名の業物を引き抜く。

 

「・・・・新しい武器?」

 

「あぁ、悪いが今からは本気だぞ恋」

 

こうしてこの世界で始めての全力の戦いが始まる。

 

 

 

 

 

-6ページ-

 

 

 

疲れたね。

 

戦闘は大変です。

 

次回は二刀流だしもっと大変か・・・。

 

 

もう霞は仲間にします。

 

考えるのめんどくさくなっちゃいましたよ。

 

大体これからの予定は目処が立ちました。

 

他の勢力も書かなきゃ・・・。

 

てか他勢力とか

 

曹操は欲しいわね

 

孫策はおもしろいわね

 

劉備はすごいね

 

袁紹は・・・斗詩でもかくか・・・

 

袁術・・・蜂蜜

 

わかんねー

 

 

 

説明
疲れました。
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3586 3046 28
コメント
防衛線が→防衛戦:張遼はほおっとけ!→ほうっとけ。」:董卓と賈?を→賈駆を:私の顎に→首に:さっきの話どうり→どおり:動きが早く→速く:世界で始めての→初めて(XOP)
すいません。間違えてました。(ssnoww)
…あれ?普通の「剣」?!「普通の刀」とは別に、鍛冶屋に新品でも打ってもらってたのか?…それで、両方使って二刀流って事なのか?(クラスター・ジャドウ)
励ましの言葉ありがとうございます!これからも頑張りたいとおもうのでよろしくお願いします。(ssnoww)
桃香の扱いは本当に難しいです。ですが、しっかり練って書いたのであれば読者の方も分かってくれますよ。私もどんな風に描かれるのか楽しみですので、頑張ってください。(マスター)
jonmanjirouhyouryuki さんはどの外史でも歪まないのがよくわかったwwwwwww魅力的な桃香を書くのは難しいから、参考にするのでssnowwさんは赴くままに書けばよいと思うんだ。(通り(ry の七篠権兵衛)
何度もコメントして申し訳ありません。俺もいろいろ書いたけど最終的にどのようにするかは作者さんの決める事なのでこのままでも問題ないと思います。ただこれはあまりに酷いと思ったらコメントで書かせてもらいますけど。(陸奥守)
いや〜面白いね^^早く続きが気になるよ( ̄ー ̄)bグッ!(リンドウ)
少し劉備の扱いを考えてみたいと思います。(ssnoww)
いや蜂蜜てwww(アルヤ)
2刀!?刀と槍っすか!?もしくは俺の記憶違い?もしそうなら槍の名前はゲイ・ジャルグかゲイ・ボウに!そういや一刀も魅了のルーンもってるようなもんだしな・・・(幼き天使の親衛隊joker)
(続き)合わなくなりますね。劉備が嫌いなのはいいとしても何でもかんでも劉備を悪くしよとするからだと思いますよ。  (陸奥守)
この二次創作って基本面白いのだけれど、劉備が関わると途端に辻褄が(陸奥守)
いろいろとすいません。どうにか無理やりつれてこられたと解釈してください。申し訳ございません。(ssnoww)
普通の剣という名の業物www次回は一刀無双か。(量産型第一次強化式骸骨)
予備の槍作って百点満点中って名前つけたら面白いとふと思ってしまった。百点満点中十天(十点)なんて。(陸奥守)
円が劉備軍に無理矢理ついて来させられたとか言ってるけど、連合なんだからどんなに贔屓目に見ても同格で命令聞く義務砂一粒程もないのだけれどなんでついてったの?行かないように言うか見捨てるのが正しいと思うのだけれど。聞く必要のない命令を聞いて、勝手に相手のせいにするって円って馬鹿ですか?(陸奥守)
二刀流なら攻略王ロイドの戦い方を真似ればOK(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
更新お疲れ様です。 一刀強いなぁ。(readman )
業物でいいのか?「普通」っていかにもすぐ折れるって感じだが(黄昏☆ハリマエ)
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一刀 白蓮 普通 北郷一刀 恋姫†無双 恋姫無双 

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