真・恋姫†無双 男が向かうその先は 5話
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賊が出たという報告を受けて公孫賛達は出撃の準備を始めた。

皆がそれぞれの準備に移る中

 

「そこの君、武器庫に案内してくれないか?」

 

「貴方は新しい客将の方ですね?」

 

「ああ、給金をいただいてから特注で得物を作ってもらおうと思っていたので今は何も持っていないんだ。何か代わりになるものを探したい。伯珪殿からも許可は得ている」

 

「わかりました。こちらです」

 

兵の案内で武器庫に来た一刀は中のものを物色していた。

 

「うーん、剣や槍がほとんどか。まあ、そこは中国だしな。短弓は使った事ないし刀があれば一番だが・・・おっ!これでいいか」

 

一刀はあるものを見つけそれを持ち出した。

 

一刀が武器庫から戻ってくると出撃の準備が終わっていた。

 

「北郷、どうだった?」

 

「ああ、中々のものが手に入ったよ」

 

そういって白蓮に見せたのは二振りの細剣だった。

 

「それは!?・・・いや、北郷はそれを扱えるのか?」

 

「ああ、俺が住んでたところの剣に一番形が近い。何とかなりそうだ。・・・大切なものだったか?」

 

「親父の形見だ。「扱えるやつに譲ってくれ。武器は使ってこそ意味がある」て遺言だったんだけど使えるやつがいなくてさ。・・・だから北郷が使えるって言うなら使ってくれ。「朱雀」「麒麟」だ」

 

「・・・父親の形見か。ありがたく使わせてもらう」

 

「ああ、では出陣だ」

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賊が出た村に向かって出陣した公孫賛軍。

一刀たちも全員付いていく事になった。

村に向かう中、趙雲が一刀に話しかけた。

 

「一刀殿は馬にお乗りになれるのですな?」

 

「まあね、俺の家は古くは有名な武家だったんだ。その流れでじいちゃんが道場を開いていてね。俺には才能があるからと馬の練習もな。まあ、向こうでは乗るための道具があったんだがそれ無しでも何とかなっているさ。そうだ、あれを考案すれば騎射も楽になるな。こちらでは高度な技術が必要となるんだろ?」

 

「そうですな。騎射を容易に出来るというだけで名が売れるでしょうな。騎馬で名をはせる公孫賛殿の軍には打って付けな道具ですな」

 

「一刀さんて博識だし武も相当だよね。私も一刀さんみたいになれるかな?」

 

「人というのは主に二種類に分かれる。特化か凡庸かだ。何かが突出していい代わりにほかがだめか、突出したものがない代わりに平均的な能力かだ。俺は凡庸のほうだな。突出していい能力がないから平均的な能力の平均を努力して上げていってる。公孫越も俺と同じ部類みたいだからきっとなれるさ」

 

一刀の言葉に公孫越が目を輝かせていると偵察に行っていた兵が戻ってきたみたいなので三人も公孫賛の元に向かった。

 

「報告します。賊の数は3000・・・村はすでに襲われた後でした。賊は村を物色中のようです。生存者は絶望的かと」

 

「くそ、遅かったか。ならば俺達のすることは一つ村の人たちの弔い合戦だ。賊をひとりも残すな!!」

 

公孫賛の激を聞いて皆が戦意を上げた瞬間

 

「・・・せん」

 

「?一刀さん?」

 

「許してたまるかー!!!!」

 

一刀が突如叫びだしたその瞬間、一刀は一気に馬を走らせた。

 

「ちょっと待て北郷!!ああもう、北郷を一人で行かせるな。我等も行くぞ!!」

 

突然の一刀の突撃に皆が混乱するも公孫賛の命令で一斉に突撃を開始した。

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村まで来た一刀はそのまま突撃し手当たりしだい賊を切り伏せた。

一刀の存在に気付いた賊が反撃してくるが一刀には当たらなかった。

 

「なんだよこいつは!?化け物か?」

 

「ああそうさ、お前らと一緒さ。怒りに我を忘れて暴れ狂う鬼だ」

 

「たっ助けてくれ」

 

「助けるわけないだろ?そういってきた村人をあんた等はどうした?さあ、懺悔はすんだか?」

 

一刀がそういうと辺りには賊達の血が飛び交った。

一刀を追ってきた白蓮達は村について驚愕した。

賊達が一刀によって無残に刈り取られていくのを

 

「これが北郷の実力か・・・」

 

みなが困惑する中、賊を狩り終わったのか一刀が戻ってきた。

 

「「一刀さん(殿)」」

 

戻ってくる一刀に公孫越と郭嘉が駆け寄ると

 

「これが憤怒というやつか。俺もまだまだだな」

 

「大丈夫ですか、一刀さん?」

 

「無理はなさらないでください。・・・初めてなのでしょう?人を殺したのは?」

 

「ああ、だが抑え切れなかった。今なら父の気持ちが理解できるかもしれないな」

 

「「えっ?」」

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一刀の言葉に二人が聞きなおそうとすると

 

「伯珪殿、皆。向こうに泣き声が、生存者がいるみたいだ」

 

趙雲の報告に皆が一斉にその方向に向かった。

泣き声が聞こえる方に向かうと崩壊した大き目の家のしたから確かに泣き声が聞こえた。

皆が一斉に瓦礫を除けると一人の女の子がいた。

 

「君、大丈夫か?」

 

「てわわ、助かったんですか?うわぁぁん、村長さんが旅人の私をここにかくしてくれて、それで。あの村長さんは?」

 

「・・・君以外に生存者は確認できなかった。すまない」

 

「そっそんな」

 

公孫賛の言葉に呆然とする少女を一刀達は黙ってみているしか出来なかった。

しばらくして少女がおちついたので一刀が

 

「これからどうするんだい?」

 

「てわわ、えーと皆様は公孫賛様の軍なんですよね?」

 

「ああそうだ。俺が公孫賛だ」

 

「てわわ!?それは失礼しました。私は諸葛均と申します。水鏡女学院で学を学んでいたのですが世の役に立ちたいとお姉ちゃん達と旅立ったのですが落馬してからはぐれてしまいまして公孫賛様の町に行ったらあえるかなの目指していたのですが」

 

「その途中で立ち寄った村でこうなったと」

 

「・・・はい。あの私を雇っていただけませんか?水鏡女学院で学を学んでいたので文官の仕事は出来ます。お姉ちゃん達と比べるとあまりいいほうではないですけど・・・」

 

「どうする伯珪?諸葛家といえば博識で有名な一族だしいいんじゃないか?」

 

「そうだな。これからよろしく頼む諸葛均。姉達の事も調べさせよう」

 

「てわわ、ありがとうございます」

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後書き

 

戦闘シーン全然ないww

 

黄巾党あたりからちゃんと書きます。すみません。

 

拝借オリキャラその2の登場です。

次回から本格的に動いていくかな?

説明
今回は戦闘シーンがありますが短めです。

そしてグゥレイトゥ!様でも人気のあの子が登場です。
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コメント
「あわわ」・「はわわ」と来て「てわわ」ですか‥‥‥(Tranic56)
誤字報告ありがとうございます。見直すの忘れてましたwwこれから気をつけます。(南華老仙「再生(リボーン)」)
ステルス軍師来たwww(アルヤ)
2P 公孫越も俺と同じ部類みたいだからきっとなけるさ→きっとなれるさ 同 一刀の言葉に公孫越が目を華がやせていると→目を輝かせていると 同 公孫賛の激を聞いて皆が繊維を上げた瞬間→戦意を上げた瞬間 3P 族達が一刀によって無残に刈り取られていくのを→賊達が ですね(アルヤ)
ラウンジで白蓮を無印風にと言われたので一人称を俺にしました。無印では俺なんですよ。次回から説明文入れときます。(南華老仙「再生(リボーン)」)
4Pで 俺が公孫賛だ→私が公孫賛だ ではないでしょうか?(ssnoww)
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